もう3年も前になりますか、
「ありの〜ままの〜♪」
流行りましたね。
易にもそんなことを謳った卦があります。
「天雷无妄(てんらいむもう)」です。
自らの力でピンチを切り抜け、
運命を切り開いてきた人にとって、
この卦の導きはとても難しいのです。
なぜなら、例えば災難に見舞われたときでも、
ありのままでいて環境に身を委ねよ、
と言っているからです。
つまり、「天雷无妄」の時、
ジタバタしてもなるようにしかならない、
あえて何かをしようとすれば
ますます災難を招くであろうと。
より良く生きようと思うことは、
私たちを前向きにする原動力です。
しかし、人はしばしば自らの〝欲〟を
〝天命〟と勘違いしやすいと
この卦は戒めます。
「天雷无妄」からでした!
(易経上下 高田真治 後藤基巳訳 岩波書店)
