組織のリーダーが「うちはスタッフの人間性が~」とか、
「お互いを高めあう~」とか言い出すと、ヤバイです。
そうとう内部が乱れてて空洞のことが多いようです。
易経55番目にそんな卦があります。
雷火豊(らいかほう)
「豊は、亨る。王これに仮る。憂うるなかれ。日中に宜し。」
組織が勢いに乗って急に大きくなったりすると、
内部では良くない習慣がはびこっていたり、
あちらこちらで不満がくすぶり、暗~い雰囲気が漂うようになっていたり。
さまざまな危機に組織が対応できない事態になってしまっていることに
リーダーははたと気付きます。
そんなときに、上記のようなことを言い出したりします。
まさに“王の憂い”ですね。
それに対して象伝では、
「君子もって獄をさだめ、刑を致す」
と言っています。
太陽が頂点に昇れば、西に傾きます。
それは自然の摂理であり、人にも社会にも言えることです。
そんなときは、日中のまだ明るいうちに、何が起こっているかを明察し、
しっかりと裁きをつけて、刑罰を断行しなさいと言っています。
スタッフのせいにしてないで、リーダーがすべきことを
しっかりとしなさいねということですね。
組織のリーダーならばそのようなことは体験することだし、
明らかな対応を心がければ、豊かな様は保たれますと言っています。
雷火豊からでした!
(易経 上下 高田真治・後藤基巳:訳 岩波書店)