アリスマトニカ@神保町SPINギャラリー | 鏡の国のタロット

鏡の国のタロット

タロットカードは心を映し出す鏡です。絵描き&カード読み師のBLUE LIBRAがあれこれ考えたこと

週のアタマに、神保町の「路地裏のアリス展」に行ってきました。

画家の金子國義さんのお店「美術倶楽部ひぐらし」と
作家で写真家の伴田良輔さんのギャラリー「SPINギャラリー」、
そして周囲のカフェや古本屋も連動した、不思議の国のアリスをテーマにした特別企画です。

鏡の国のタロット

もう10数年来の友人である伴田良輔さんは、
作家で写真家、版画家、そしてときにはスリットドラム奏者という多才なお方。
私がタロットをいじりはじめたのと同時期くらいに、
彼はタングラムをモチーフにしたカード占いを編み出していて、
最近はアート仲間から占友にシフトしつつあります。
夏ごろにはそのカードが商品化されるそうで、楽しみ!

その伴田さんが昨年撮った短編映画、「アリスマトニカ」の上映会が、
彼自身がオーナーでもある神保町のSPINギャラリーで現在開催中です。

「アリスマトニカ」予告編


リアルな等身大の人形を使った、幻想的で魔術的なストップモーション映像は、
潜在意識下の、なにか形にならないものを刺激してきます。
まるで意志を持っているかのような主人公の人形にはビックリ。
撮影は昨年だったそうですが、
まるで今の日本を予言していたかのようなシーンもあったりして……。

鏡の国のタロット
ギャラリー内は、撮影で使われた小物がたくさんディスプレイされています。
中央にあるのが、件の占いカード。


鏡の国のタロット
こちらが主演女優の人形。
視線を感じてふっと顔を向けると、彼女がこちらを見ていました。
「うわ!すっごい見られてる!」と、あせりまくり。まるで生きてるみたいで…。


鏡の国のタロット
伴田さんと人形とパチリ。
上映会は5/8まで、1日4回上映で、入場料600円で入れます。
主演女優の人形とも記念撮影できますよ~☆
SPINギャラリー

伴田さんが最近、詩人の谷川俊太郎さんと出した
詩と写真のコラボレーション本、「mamma」もすばらしいです。
女性のおっぱいを、まるで花を撮るようにふんわりとやさしくカメラにおさめ、
そこに谷川俊太郎さんの宇宙的なことばが添えられています。
愛に満ちあふれた本です。

mamma まんま
mamma まんま谷川 俊太郎 伴田 良輔

徳間書店 2011-01-25
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