1/1200 サラミス(バンダイ) | ガラクタメモリー

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プラモを塗ったり作ったり
ちょっとだけ役に立ったり立たなかったりきっと役に立たない場所

2022年8月完成

 

その筋の中では"旧キット"と呼ばれている方のキットを製作しました。

 

コロナ前からずっと作りたいなと思っていたキットでしたが、旧キット群の中では1、2を争うぐらい入手難易度の高いキットで中々手に入れることが出来ませんでした

2019年の暮れだったか、2020年に入ったすぐだったか忘れましたが、2020年の4月や5月頃に旧キットの再販がある予告があったので、時間があれば色んなサイトに張り付いて予約が来ていないかチェックを入れることを繰り返していたら、たまたま時間があった時に某通販サイトが予約を受け付けていて手に入れることが出来ました。

 

届いた時はコロナによる第一回目の緊急事態宣言の真っ最中で、たしか配達の人も自分もかなりビクビクしながら玄関で段ボールを受け取った記憶があります(まだ世間的に置き配が浸透していなかったし、ア○ゾンじゃなかったので、普通に対面での受け取りでした)

サラミス以外にも注文していましたが、1つの段ボールでまとめてくれれば、送る回数も減って配達の人も少しは安心出来るのに、小さい段ボールにキット1つしかいれずに3回ぐらい来た時は「今の世の中の状況解ってるのかな?」とちょっと疑問に感じましたね

同一のキットではないのと、おそらく入荷が1~2日違ったりしたので、さっさと送ってしまいたかったのだろうと思いますが

 

とまあ、そんなことは置いといて。

ずっと欲しかった念願のキットでしたが、他のキットを作ったり、前回のP-47サンダーボルトの記事で少し触れてますが、若干プラモ製作から離れた時期もあったりして、なんだかんだで作る気持ちが湧いてくるまで時間がかかりました。コロナが無ければ2020年中に作っていたと思うのですが。

 

いよいよ作るかと思い立ったのが22年の3月頃

エアブラシは準備するのが大変だし、今回も筆塗りで仕上げようかな?どうせだからキレイ目に塗ろうかな?などと漠然と考えながら作業開始

 

 

 

1stガンダム放送当時のキットなので

出来がいいと言っても細かいバリは出るし、接着面同士をしっかり平らに均さないと合わせ目に隙間が出来るし、接着面積がかなり少ないので、接着面の裏から補強版としてプラバンを貼ったり、それなりの完成品に仕上げるためにパーツ数の割に見えない手間がかかってます。

 

500番サフを筆塗りして合わせ目が処理出来ているか確認

ヤスって問題無ければいいけど、大体問題あるので、3回程度繰り返し。今なら瞬間接着剤をメインでサフの回数は減らしますね。サフはしっかり乾くのに1日かかるし、乾燥後に思ったよりヒケるので、ちょっとでも時短製作したいのと瞬間の方が私的には向いてるなと思う。

 

スケモだとモールドが潰れたりする危険性もあるので、もちろんそういう時はサフやパテも使いますけど。

 

 

 

 

 

 

中性洗剤で洗浄して、しっかり乾燥させてから塗装開始したのですが…洗剤を薄めすぎたのか、洗浄時の歯ブラシがしっかり当たっていなかったのか分かりませんが、何故か製作時のプラ粉がしっかり落とし切れていない箇所がいくつか発生

なぜか表面にちょくちょくダマが出来るなと思っていたら、落とし切れていないプラ粉でした…仕方が無いのでキレイに塗るのは諦めて、筆でチョンチョンと叩く様に塗装して多少なりに質感が出るようにしました

 

船体色に使ったのはタミヤアクリルのオーシャングレイ2、佐世保海軍グレイです(ライトグレイも使ったかも)

 

良いキットなのですが、当時のアニメキットの趣が強く、今の目で見ると少しディテールに欠けるので、ウォーターラインシリーズの駆逐艦などに入っている小型艦用の機銃と探照灯を付けてあります

そのまま取り付けたけど、何も言わなければそういうディテールに見えませんか?

 

 

 

一気に飛んで完成。

 

赤い所は水性ホビーカラーの境界戦機カラーのメイレスケンブレッド、黄色が同シリーズのメイレスケンブイエローの上にオレンジイエローを塗装

肝心のプラモの販売がイマイチなせいで、ホビーカラーの中でも多分マイナーな存在の境界戦機カラーだと思うのですが、赤も黄色も白がかなり入っていて、ホビーカラーのノーマルの赤や黄色に比べると隠蔽力がかなり高い調整になっていて、かなりオススメです。

 

白が多いので黄色はクリーム色寄りですが、十分黄色に見えますし、ちょっとクリーム色過ぎるなと感じる場合はオレンジイエローを上から塗るとちょうどいい感じになります

オレンジイエロー単体で塗装しようと思うと場合によっては6、7回程度塗る必要がありますが、メイレスケンブイエローなら2回ぐらいで黄色に振れるので、その上からオレンジイエローを塗っても2回ぐらいで発色することが出来ます。

 

赤の方は特に問題なく、そのまま赤で使えます。もしもっと赤っぽさが欲しい場合は任意の赤を塗ればすぐ発色しますよ。

 

 

 

 

メタリックはガイアカラーの鉄道色シリーズのステンレスシルバー。かなりキラッキラで存在感抜群。

 

 

 

 

クレオスのウェザリングカラーで控えめにウォッシングして、スポンジでチッピング。

プラ粉のダマを隠すためにやや派手目にチッピングしましたが、それならもうちょっと強めにウォッシングやスミ入れした方が良かったかも。今の自分ならそうするし。

 

 

 

 

 

 

 

デカールはあまりのものを適当に貼りました。

連邦マークを貼ろうかと思ったら、連邦軍をしっかり完成させたのが初めてで、連邦デカールが未開封のモノしか無かったので貼るのをやめましたw

 

あ、あと各砲身はピンバイスで開口してます。わかりづらいですけど、やるとやらないでは見た目がやはり違いますね。

 

サラミスはまだ積みがあるので、次に同様のコンセプトで作る場合は、もっと強くウォッシングして(この場合はダークグレーよりも黒の方がバシっと決まるような気がする)、ストレーキングも沢山入れたい。

 

迷彩も絶対に似合うと思うので、いつかやってみたいなぁ…と思うのですが、旧キットってひとつ作るのに体力気力をかなり消耗するので、作るペースも考えると年に4つぐらいが限界です(大きさにもよりますが)

特にサラミスは当時定価400円(今も変わらずですが)と、主要MSと100円しか価格差がないのに結構大きいキットなので、あまりポンポンと何個も作れるものでもないのですよね…。

艦船と言うこともあって、艦橋ブロックなんかはしっかりと角出したりしたいですし、本当に何気に体力気力を使いますw

 

まあでもこうやってブログに書いていたら、迷彩のサラミスを想像して作りたくなってきたし、年内最後に組み立てておこうかな?塗装は来年やるとして。

 

 

コロナ以降、ガンプラは変な人たちに目を付けられたり、俗に言われているパニック買いユーザーも多発して、入手難易度が爆上がりしたこともありましたが、最近はようやく落ち着きを見せ始めているようです(それでも新製品は手に入れ辛いみたいですけど)

バンダイも相当大変な生産状況だと思うので、旧キットは次回いつ再販があるか分かりませんが、サラミス始め艦船はどれもハズレがないので、コロナ前みたいにMS以上の争奪戦になるのかなと予想しています。

 

ただ最近は他のロボットキットでセット販売を始めているので、ガンプラの旧キットに関しても、"連邦MSセット"や"連邦艦船&MAセット"の様なセット販売になるかも。

失敗することも多いので個人的には個別に欲しいのですが、販売店からすると個別だとどうしても余りが出やすいのでセット販売はむしろありがたいのかもしれません。消費者的には単価が高くなると買いづらいのが本音ですけど。

 

 

なにはともあれずっと作りたかったキットをしっかり完成させることが出来て良かった。価格の割にキットのサイズも大きいし、塗装面積も広いので、満足度はかなり高いキットですね。