おめでとうと言うべきなのか
誕生日が嬉しくない君にとって
この言葉は皮肉以外の何物でもない
君みたいに望まれて生まれてきた人が
どうして素直に誕生日を喜べないのだろうか
年を取るのがそんなに嫌なのか
この一年私は馬車馬のように動き回った
もうすぐ年が明けてしまう今となってはどれも良い思い出だ
君はいつか
年が多くなれば誕生日は決してめでたくないものなのだと私に説明したね
でも生まれてきた日を喜べないのは少し不幸かもしれない
少なくとも祝ってくれる人がいるうちは誕生日を楽しんだ方がいい
そうに決まっている
クリスマスソングの流れるカフェでこれを書いている自分にとっては
この時期に生まれた人たちはいいなと羨ましく感じる
誕生日とクリスマスが同時にあるなんて楽しそうだ
「でも同時にやるからつまらない、別々の方がいい」
と君は言ったね
別々か
今までそんなことを考えたことはなかった
私は湿気の多い季節に生まれた
その時期になると必ず体調を崩すから大変だ
そんな中で誕生日があると
なんだかホッとする
辛い体調の中でも自分の生まれた日は少し楽しい
周りの人間が優しくなるということも関係しているのかもしれない
人の優しさを求めている自分にとってこんなに素晴らしいイベントはないだろう
そしてクリスマスも少しだけ人が優しくなるような気がする
いや
気のせいか
冬に悲しみをたたえている人たちだっているはずだ
どうか悲しみを一時忘れられる出来事がありますように
一時だけでも気休めにはなるのだから