海の向こうで彼は恋人に結婚の約束をした

愛しい彼の恋人はずっと彼の約束を信じ何年も待ち続けた


彼は自分の不甲斐なさを克服しようと

懸命に働いた


しかし彼の収入では二人で生活することはできない

それでも恋人は待ってた

彼のことを信じていたからだ


夢の城をたてたかった彼は

やばい仕事に手を出した

一刻も早く恋人を安心させたかったのだろうか


でもその事実は恋人を震え上がらせ激怒させた

「情けない」

そう言って恋人は彼の元から去った


彼の元には何も残らなかった

彼女が残してくれた美しい思い出だけが頭を巡る


なぜこうなったんだ

彼は絶望した


その後二人がどうなったかはわからない

おそらく二人の人生が交わることはないだろう

もう終わってしまった恋は取り戻しようがない


夢の城は彼の頭の中だけにある

そこには愛しい恋人が綺麗なドレスを着て彼を待っているのだ


海の向こうにいる貴方はいま何を見つめ何を考えているのか

どうか彼の人生がもう少し生きやすくなりますように

そしてまた素敵な女性と付き合えますように





私は貴方の名前を知らない

だから貴方がどんな人なのかも分からない


けれど貴方は私と一緒の空間に一時期いた

あのとんでもない青春を共にした仲間だ


まだ若くして命を絶った貴方は

一体何に傷つき悩んでいたのだろう


病を抱え

狂気と戦い

日々を暗闇の中で過ごしていた貴方


こうして書いていることで少しは供養につながるだろうか

暗闇の片隅で私はこれを書く


なぜすべてを終わらせようと思ったのか私は知らない

なぜこんな最悪な形で世界から消えたのだろう


でもこれだけはいえる

貴方は頑張った

とても頑張った


血の滲むような努力をし

狂気と毎日のように戦い

貴方は日々を過ごしてきたのでしょうね


今貴方がどこにいるかはわからないけれど

ゆっくり休める場所にいるといいですね

少しは心が楽になっていますように


そして次に生まれてくるときは

もっと幸せになってほしい







クリスマスが終わるとあっという間に新年になってしまう

もう年が明けてしまった


今年は落ち着いた年にしたい

昨年が怒涛のように時間が過ぎてしまう年だったので

今年はゆっくりと時の流れを感じていたい


過行く歳月を実感できればいい

今日も一日が始まる