海の向こうで彼は恋人に結婚の約束をした
愛しい彼の恋人はずっと彼の約束を信じ何年も待ち続けた
彼は自分の不甲斐なさを克服しようと
懸命に働いた
しかし彼の収入では二人で生活することはできない
それでも恋人は待ってた
彼のことを信じていたからだ
夢の城をたてたかった彼は
やばい仕事に手を出した
一刻も早く恋人を安心させたかったのだろうか
でもその事実は恋人を震え上がらせ激怒させた
「情けない」
そう言って恋人は彼の元から去った
彼の元には何も残らなかった
彼女が残してくれた美しい思い出だけが頭を巡る
なぜこうなったんだ
彼は絶望した
その後二人がどうなったかはわからない
おそらく二人の人生が交わることはないだろう
もう終わってしまった恋は取り戻しようがない
夢の城は彼の頭の中だけにある
そこには愛しい恋人が綺麗なドレスを着て彼を待っているのだ
海の向こうにいる貴方はいま何を見つめ何を考えているのか
どうか彼の人生がもう少し生きやすくなりますように
そしてまた素敵な女性と付き合えますように


