8月17日(日) くもり
8時前にホテルを出発。
マイバスの営業所には10分ほどで着きました。
営業所の中には<ヴェルサイユ半日観光>のツアーの人たちが、たくさん集まっています。
もちろん全員日本人・・・・
今までだって、街中にたくさん日本人を見たけど
どこからこんなに集まったのだろうか・・・というぐらいの人です。
この時期(旅費が1番高い時期)でも、こんなに日本人がいるんですね。
みなさん、リッチ!
8時15分過ぎ、2台のバスに乗車して、ヴェルサイユ宮殿へ向います。
ガイドさんは、日本の中年の女性。
バスの中では、宮殿で使うイヤホーンの使い方を習います。
気持はすでにヴェルサイユ宮殿へ・・・
バスは高速に乗って30分~40分ほどで、宮殿へ着きました。
途中世界のお金持ちが住んでいるといわれている、高級住宅地を通りました。
ほとんどの窓が閉まっています。
別荘として使っているとのことで、歩いている人も見かけませんでした。
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宮殿には、9時半から団体予約してあるので、入口で待たなくても
入れるといわれてゲートへ。
バスの駐車場から、ゲートまで結構歩くんです。
ゆるやかに坂道になっていたりして・・・
杖をついている身にとっては、入口に行くまで結構きつかったんですが
見ると、一般のチケット購入客の方は長蛇の列・・・
ツアーでよかった! (なんとなく身体が軽くなったりして・・笑)
ヴェルサイユ宮殿は、当時のままを再現するために
補修工事や改修工事が行われていて、囲いがしてありました。
この正門も最近出来たそうなんですが、本当に金ピカなんですよ。
お部屋に入るたびに、1つ1つ当時のエピソードを交えながら、ガイドさんがお話をしてくださり
とてもよくわかって、ここでもツアーにしてよかったと思いました。
マリー・アントワネットと、ルイ16世の婚礼が行われた礼拝堂
絵画や凝った飾りが、あちらこちらの部屋に・・・
ルイ15世の写真とメリクリウスの間のベット
このベットは写真では見えませんが、高さがすごく高いんです。
普通のベットの2倍ぐらいはあるでしょうか・・・
休む時は、階段を持って来て上がるといわれていました。
人がいたので広くは感じませんでしたが、ここで毎晩のように舞踏会が開かれていたとか。
シャンデリアがとても低いんだな・・・と感じたのは私だけでしょうか?
ろうそくに見えるのは今は電気ですが、当時は本物のろうそくで
それもすすが出るというので、高額な蜜蝋を使っていたそうです。
ろうそくが短くなると、踊っている人にわからないように、それを取り換えて
一晩中つけていたそうですよ。
いやいやほんと、ものすごい贅沢三昧ですね。
この絵、見覚えがありました。
そうなんです、昨日ルーブルで見たあのナポレオンの戴冠式の絵です。
正式には<皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠式>
ガイドさんの説明で、ようやくこの絵がどんな絵かわかり、そしてなぜ同じ絵が
ルーブルにもあるのかというのもわかりました。
作者はジャック・ルイ・ダヴィッド
ルーブルにあるのは、ナポレオンから依頼を受けて書いたもので
この絵は、ルーブルの絵が焼かれたりされることを嫌って、自分の意志で書いたものだそうです。
(構図などは全く同じです)
ただ1ヶ所だけ色を変えているそうなんですね。
左側に白いドレスを着た女性が何人か見えると思うのですが、彼女たちはナポレオンのいとこたちで
右から3番目の女性のドレスを、ピンクにしたそうです。
それにしても、なんて大きな絵なんでしょう。
(前に人がカメラを持っているのが見えますか?)
ルーブルでは、飾られているもので2番目の大きさだそうです。
お庭の方へ出てみました。
もともと沼地だった土地に森を移して、この噴水のために運河を作り
庭にも莫大なお金がかかっているそうです。
噴水が上がり音楽がなっているんですけど、それにお金がかかるので土日だけ
料金がいるそうです。
入らない人もいたようなんですが、ツアーになると少し安くなるとか。
せっかく来たのに見て帰らない手はないので、しっかり見てきましたよ。
といっても、早足で行動できない身としましては、時間が決められているのはとても焦りました。
余裕を見てお庭の方を出たつもりだったのですが、1番最後になってしましました。
バスはこの後、ブランドショップ(お土産屋さん)に寄って、朝の乗ったところまで帰ります。
ということで帰りは、行きと違う道を通ることになり、遠くからですが観光案内もしてもらって
帰ってきました。
見えにくいですが、自由の女神像です。
ニューヨークにあるものと同じ形の縮小版です。
このほかにもフランスには、まだいくつか自由の女神像があるみたいです。
ここを通り過ぎて、女神が持っているトーチの<炎部分>の原寸大レプリカが
見えたのですが、写真が撮れませんでした。
その後、バスはトンネルに入っていくのですが、その時ガイドさんが
思いもよらないことをいわれました。
このトンネルは、故・ダイアナ妃の乗った車が事故を起こしたトンネルです・・・・と
私は思わず息をのんでしまいました。
13番目のこの柱です・・・・
8月31日、ダイアナ妃が交通事故で死亡という、信じられないような衝撃のニュースが
流れたあの日と同じように、胸が締め付けられる思いでした。
そういえば、今も真相は分からないんですよね。
ご冥福をお祈りいたします。
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