世界選手権を前にして
世界選手権2016巨大ポスター 銀座ソニービル
銀座の街をよりファッショナブルにしている
凛々しいファントム!!
当時はこんなにもこの競技は注目され期待されていたのだ
モントリオール世界選手権が始まるが
シーズン最大の大会である世界選手権は明日からはじまり
シングルは水曜日開始だが何と静かなことだろう
今年の開催地はカナダモントリオール(2020年のリベンジ)という事で
お馴染みカナダ在住のモモ博士さんが通訳などのボランティアとして
参加されているがワールド記事の初めに飛び出したのは
彼女が何度も試合を見届けてきた羽生選手の話だった
(待ってましたよいや期待していたんです)
更にそのタイトルにときめいた「ストーリーを支配する人」
そうなのだ。しつこく大谷選手と比較されるが彼は強いだけじゃないのだ!
伝説を生み続けた羽生選手
17歳のニースの奇跡は今も世界を感動させた伝説として語り継がれ
その後も彼は数えきれないほど伝説を生んだ男なのである。
最後のオリンピックで挑んだ4回転アクセルは日本でも大きな話題となったが
それを成功させたことになっているマリニン選手が
大きく注目されているかというとそうでもない
この差は何だろうという事からモモ博士の考察が始まっている
今日は注目したい言葉を引用しておこう
ストーリーを支配できる人 モモ博士さんのブログより
北京五輪の場でもしも羽生選手が劇的に4Aを完璧に着氷させていたなら、
どれだけの爆発的な反響があったでしょうか。
それはきっとまだまだ語り継がれて、フィギュアスケートの歴史に深く刻まれ、
羽生伝説の重要な一章を成したに違いありません。
[この差は何だろう、]と考えた時、
もちろん羽生選手とマリニン選手のスケート界におけるキャリアの長さや
ファン層の広さなどの違いが思い浮かびますが、
羽生選手に若い頃から伴っていた「物語・ストーリー」という要素もあると思うのです。
羽生結弦は若い頃から自分で選んだわけでもない物語に包まれ、
それを認識して受け止めてからは自ら物語を生き抜き、果てには
自分で新たな筋書きを描いて私たちに還元してくれようとしている。
誰にでもできることはありません。
この曲がソチ五輪のシーズンのフリープログラムに提案された曲であり、
提案した デイビッド・イルソンがショーの振り付けに招かれていたこと。
ウィルソンの後を継いだシェイリーン・ボーンが「カルミナ・ブラーナ」の振り付けをしたこと。
彼女は羽生選手がまだフリーを滑り切るのにも苦労していた頃、スタミナ強化に一役を担ったとされています。
その成果は現在、 羽生さんがワンマンショーを滑り切る驚異の体力を身に着けたことにも繋がっているわけです。
ドラマで言えば伏線回収が見事に成立した時、
あるいはパズルのピースがパシッとはまった瞬間、に覚える快感。
そんな快感を与える技を羽生結弦はもはやマスターしています。
「Rendez-vous avec le destin」という表現がありますが、
運命に「はい、この時間、この場所にいらして、この状況に対処してくださいね」
と言われた時にどう対応するのか。
人生には何度か、その人の資質が問われる重要な局面が訪れるという意味です。