ダンスのプロが分析する、羽生選手の表現と魅力<唯一無二の「芸術作品」>(菅沼伊万里さん) |  蒼い炎のように ☆ 若きアスリート羽生選手の情熱
     

     

     

     

    コンテンポラリーダンスの表現に痺れるトリヘビ

    プロ転向してからの羽生選手は表現の幅を広げるために

    コンテンポラリーダンスも学びRE_PRAYの「鶏と蛇と豚」では

    MIKIKO 先生の上半身の振りに氷上での下半身の動きを組み合わせた

    ため息の出るダンスを見せてくれた。また

    昨年は多くのダンサーの皆さんが羽生選手の表現に共感して下さった

     

    そして今日気づいたーコンテンポラリーダンスのプロの方が

    四大陸2020のSPに感動されていたことを。

     

     

    ダンスのプロが分析する、羽生選手の表現と魅力

    「スポーツ競技」から飛び出した

    唯一無二の「芸術作品」

    「菅沼伊万里」の画像検索結果

    振付・演出家の菅沼伊万里さんが

    「ダンスのプロ」の目線で分析してくれました

    コンテンポラリーダンスカンパニー TheBambiestを主宰し

    宝塚歌劇団やミュージックビデオ、イベントも手がける、

    振付・演出家の菅沼伊万里さん。

    今回の四大陸フィギュアスケート選手権2020では、

    羽生結弦選手の「音の解釈」の素晴らしさに驚いたといいます。

    音楽を表現するアーティストとしての才能にも注目です!

    羽生自身が音楽と化した『バラード第一番』

    🔶「観客をエクスタシーに導くプログラム構成」

    「冒頭から動きが音にぴったり合っているのは、さすがですね。

    音の一番アクセントの強いタイミングと、

    ジャンプの一番高い瞬間が重なるようになっていますし、

    そうなるために踏み込む前のターンでも、

    音と足首の動きを合わせています

    「白いピアノ」の画像検索結果

    ご本人がおっしゃっていた

    『曲と一体化することを目指す』というのは、そうした

    音のアクセントを意識していることがまず言えると思います。

    スピンの入れ方もおしゃれですね。

    あえて、音の緩やかなところを4倍速で刻むような感じ。

    いい意味で観客を裏切るし、

    ここで緩急が生まれているので、

    次の盛り上がりへの伏線にもなっています

     

    🔶「氷上で物語を演じられる、数少ない選手の一人」

    「後半の盛り上がりでは、

    音とステップの超絶技巧を組み合わせています

    このプログラムはスケーターができる最大限の
    アクセントを入れてきていると思います。

    普通のスケーターなら入れないようなところにも、

    細かく音に合わせて腕を一振り入れるとか、

    それだけで全体の印象が全然違いますから。

    技と技の間も流れがあり、

    物語を氷上でも伝えられる選手は少ない

    でも羽生選手はアスリートとしての技術と

    芸術家としての表現の両方をコントロールしています

    「一音一音すべてに彼自身が薫る

    、そんなプログラム」

    昔のスケーターだと、カタリナ・ヴィットさんは『カルメン』(1988)で、見事に音と一体化していましたね。

    羽生選手の敬愛するエフゲニー・プルシェンコさんも、よく音を聞いている選手という印象でした。

    でも、この『バラード第一番』は、さらにその先を行っている印象。

    一音一音すべてに彼が薫るというか。

    ピアノやバイオリンと同じように、羽生選手自身も楽器となって

    曲の中に、楽譜の中に入り込んでいるのが分かります。

    「ショパン」の画像検索結果

    おそらく曲を何百回と聞きこんで、

    作曲者のショパンと会話をしているのだろうと思います」

    🔶「ショパンとのジャムセッション

    「ただ曲にカウント通りに踊っても、『音と一体化』はできません。

    カウントはただの指標なので、一度体に叩き込んだら、

    今度はそれを忘れなくてはならないんです。

    羽生選手も最終的にカウントから解放されて、

    彼自身が音楽になっています

    ショパンという波に乗って、

    音符と音符の間で遊んでいるようなイメージ

    まるでショパンとジャムっているかのようです

    彼の演技はそういう境地にいっているから、

    見ていて気持ちいいですよね。

     

    🌹https://precious.jp/articles/-/17132全文

     

     

     

    この手袋スマホ対応ができるんですね

    (イタリアの作曲家の音楽を得て、なんて美しいパフォーマンス。ジャンプもスピンも素晴らしい技術、そして振り付けも、オールラウンドに優れてる。もう一度見てしまった。最後のレイバックスピンで姿勢を5回も変えている、これは見たことない。彼女の優雅な動きは特筆すべき)

     

     

     

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