表現者が感じる怖さとは
🔶先日のSPRKの映像は無編集の!羽生とゆづる」動画からのキリトリだった。
立つのも怖かったというのは全日本EX「MOI」でSEIMEIを舞う前のこと。
それって当然だろう。
五輪の金プログラムに傷をつけてはいけないのだから。
けれど彼は最高のSEIMEI を演じきったのだ。
超一流の役者だって舞台に立つたびにどうしようもない緊張に襲われるという。
それは芸に対して妥協がないからである。
🔶そもそも「誰も知らない~」 とか「もう一人の~」なんて
よほどの人しか作る資格はないはずだ。
「大きなプレッシャーがあると思うんですけど
そこに関しては押し潰されそうになるってことはないんですか?」
こんな質問をするからあんな答えになるんです。
SPAKで切り取られた「怖い」という言葉。
あの番組でそれはとてもネガティブに使われていた。
だがその怖さがあってこその
全日本の神演技SEIMEIではなかったのか
2015年12月羽生は神と言われた。
世界最高得点330.43点を叩き出した時である
ハビコールがいつまでも続いたスペインバルセロナ。。
その直後滑った羽生。「滑るのは俺だぞ」と思って滑った。
しかし彼は不安だったのだ。
そのわけは報道stationで古館さんに本音で語っている。
「今まで羽生さんは、あのー舞い降りた天使ですとか:氷上の妖精ですとか言われて
今回ついに「神様」に見えるというふうにおっしゃってるファンの方もいたんですけれども」
青山アナのこんな言葉に羽生選手は
自分だって不安になったり緊張することも結構ありますという話になった
2015年12月報道station生出演
世界最高得点330.43点の羽生が帰国
銀幕三昧さんのブログに詳細な記録が残されていて
感激だった!!リンクしているので全文読んで頂けたら幸いです。
物凄く長くて途中からの引用です。
古舘:だけど、「絶対王者」って言われるときついかななんてね
羽生:(頷いて)う~んそうですね
たぶんこれから先、例えば、自分が演技をするにあたって、
まあ、その、ショートプログラムで100点、でフリープログラムで200点、で総合300点。
この点数が、大体自分のたぶん出来の、
ボーダーラインになってきてしまうと思うんですよ
古舘:はい、はい
羽生:だからこそこれから、じゃあ、もし、300点を越えなかった場合は
、じゃあ次は、何て言われてしまうんだろう、っていう恐怖感もあったり、
またはその自分の、演技に対しての自信がなくなってしまう
古舘:はい
羽生:ところもあるので、非常に、不安を抱えながら、はい、
古舘:とっても怖いと思うんですけど、怖いことを楽しめる人って世の中にいるような気がして
羽生:(笑)
古舘:例えばあのね(笑)僕あのーまた、ディレクター、男性ディレクターに聞いたんですけど
羽生:はい
古舘:15歳の時に、じっくり取材をさせていただいたっていう、そういうディレクターが昨日言ってましたけど
夜中打ち合わせしてる時にすごいなと思ったって
羽生選手が15歳の段階で、
いろんなことをこう人に見られるの怖い時もあるけど、人見知りもあるけど、
この氷の上で滑ってる時に、みんなが僕を見てくれるのが大好きって言ってたって
覚えてます?
羽生:覚えてますね。それがたぶん僕が、スケートを、好きになった理由の、根源でもあると思うんですよね
古舘:ほお!
羽生:やはり、自分自身その、見てもらいたいっていう気持ちは強いですし
古舘:うん
羽生:ただ、まあ最近はね、その、いろんなところでも全て見られてるのは(笑)
さすがに、窮屈ではあるとは、思いますけれども
古舘:そりゃあそう、うん
羽生:ただ、その、自分が、得意なこと、自分が好きなことに関して、
見ていただける、またはそれを評価していただけるっていうのは
非常に嬉しいことだなと今も感じてはいます
古舘:そうすると、そういう気持ちが根底にあるという自覚も
記憶にしっかりあると、怖さと向き合えたりするんですかねやっぱり
羽生:怖…くは、ありますただ、すごく怖いんですけれども
古舘:ええ
羽生:そのー、じゃあそれを払拭しようとは思わないですね
古舘:はぁー
羽生:割とその、グランプリファイナル、までは、
その怖さとどう向き合っていくかっていうことを
非常に考えていたんですけれども、今回の大会終わってみて、感じたことは
怖さと、その、まあワクワクであったり、いい感情、ポジティブな感情っていうのは
両立してもいいんだと
羽生:その上で、じゃあ、バランスを取りながら、演技をしていけば、
それはそれでまた、その怖さっていうものがあるからこその、
その時の演技になる、っていうふうにも感じました
古舘:裏表ですもんね
羽生:はい
古舘:だからこういよいよ出て行くっていう、最終滑走だ、出て行くっていう時の表情こう、カメラ映しますよね
羽生:(頷く)
古舘:出て行っちゃったら後はもう…
羽生:ふふ(笑)
古舘:やってしまえー!っていう世界なんだろうなんて想像するんですけど
羽生:はい
古舘:出て行く直前、パンと氷に行く直前てのは、怖さとかいろんなものの、向き合いですか?
羽生:もう、あのー、僕達は、点数…、うんとー、自分の前のスケーターが、終わった後の点数が出る間に
ちょっとずつ、体を動かして行って、でコールされる時に、まあ出て行くんですけれども、名前をコールされる時に
古舘:はい
羽生:コールされるまでの間の緊張感は、ほんっとに、計り知れないものがあって
古舘:はぁ~…
羽生:でその後にコールされて、今、30秒っていう時間があるんですけれども、
その30秒の間にいつでも始めていいんですね
古舘:はい
羽生:いつ始めるか、っていうのが、まだ自分の、なんだろうプレッシャーというか、
逃げられないなっていう感覚には陥りますね
古舘:はぁー
古舘:その瞬間、脳裏に去来しているのは
羽生:(薄笑)
古舘:我、選ばれし者の恍惚と不安とでも言いましょうか
平昌の話もあったりで今読むと感無量です
http://ginmaku1982.blog.fc2.com/blog-entry-1078.html
銀幕三昧さんのブログの元記事です。
貴重な記事を本当にありがとうございました。
前記事🔶新生SEIMEIのわけ&「男子史上初スーパースラムへ!」
関連記事🔶SPARKに反論★「苦悩のわけは単なる勝ち負けではない」
https://ameblo.jp/bluedragonaz/entry-12572437243.html
<読者の方のコメントより>
🔶SPARK酷かったですね。移動の過酷な事を一言も言わず、
全日本で2位だった事を強調していて。今シーズン3勝してるんですけれど、
そこには触れなかったですね。
🔶スタジオパークには、あきれ果てました。
以前、羽生くん、落ち込む時はとことん落ち込む、って言っていましたよね。
あれは正にそんな時、それでも勝者を祝福し後輩を立て、先輩を立て、周りに気を使い、
誰よりも美しい敗者で、インタビューにも誠実に答えたのです。
それを1か月も経って、これから試合という時に、
よくも恥ずかしげもなく「知られざる独占告白」なんて出してきたものです。ほぼ既出のものを。
今シーズンずっと不調と言いたいようですが、
5試合中3試合金、2試合銀です。その内2試合300点越え、300点超えたのは世界で2人。
あの、4lzを取り戻し完璧に跳び、世界初の4t-eu-3s を成功させているのです。
全て今シーズンのこと。
GPFに進んだの男子は日本唯一。記憶喪失なのでしょうか?
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