羽生選手を長く追ってきたライターの方々は今何を思い何を発信しているのだろう。

 

彼らはほぼ全員羽生選手の五輪を「史上最大の試練」ととらえておられた。

 

第1回は「王者のメソッド」の著者 野口美恵氏から。

 

野口さんは今回の勝因を最強タッグ「羽生&オーサーコーチ」の成功とみて

 

6年の歩みをまとめている。

 

世界最強タッグ羽生&オーサーコーチ 

                        野口美恵                              

羽生結弦(23)が平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで

金メダルを獲得、66年ぶりの連覇を達成した。

 

昨年11月のケガから見事に復活。

その原動力となったのは、

ブライアン・オーサーとの世界最強タッグだ。

 

 

2012年の春

羽生からコーチのオファーを受けた時、

オーサーは正直、驚いたという。

 

自身が率いるチームには、羽生と力が拮抗するライバル、

スペインのハビエル・フェルナンデスがいる。

わざわざそこに加わるのか、と。

 

「2011ロシア杯 ...」の画像検索結果 2011ロシア杯にて

 

トップ選手は普通、「自分だけを見てほしい」と思うものだ。

半信半疑で、都内でセッティングされた顔合わせの会食に出向いた。

まだ英語を流暢(りゅうちょう)に話せなかった羽生は、

会食のあいだほとんど黙って

うつむいていたが、最後に、言ったという。

「僕はトロントにいって、ブライアンと練習したい」
その目の輝きに一目ぼれしたとオーサー。

「トロント」の画像検索結果

2年後のソチ五輪、

6年後の平昌五輪への長い道のりを

共に歩む決心をしたという。
 

 

羽生と練習を始めた当時のことは

いまも鮮明に覚えている。


「クリケットクラ...」の画像検索結果
「とにかくジャンプの才能が素晴らしい。

身体は細身でしなやかでジャンプに向いているし

無駄な力を使わずに跳ぶ。

 

ハビエルには天才的なバネがあるが

結弦のなめらかな4回転は、見たこともない美しさだ」(オーサー)

 

「ハビエル羽生」の画像検索結果 2012 フィンランディア杯

夏の間、基礎スケーティングを徹底すると、
「日増しに滑りの伸びやかさや

ターンの柔らかさが増していく姿をみて

吸収力に驚かされました」(オーサー



彼らにとっての「折り返し地点」である

14年ソチ五輪で金メダル。

       「羽生ソチ表彰式」の画像検索結果

 

 

「オペラ座の怪人...」の画像検索結果 2014-15「羽生 オペラ座」の画像検索結果

 

15-16年シーズンには

4回転サルコウとトーループを武器に、

世界で初めて総合300点を超えた。

 

 

16-17年シーズンに、男子フィギュアが

4回転を何本も跳ぶ新たな時代に突入すると、

オーサーと羽生の間には、衝突も起きた。
 

 

例えば、4回転ループを導入するか否か。

「4回転ループを入れることで、

演技がおろそかになってはいけない。

新しいジャンプに集中するのは、王者がやるべきことではない」

と諭すオーサーに、羽生はこう説明した。

     

 

「僕にとっては、ジャンプも含めてのトータルパッケージ。

4回転ループも演技の一部なんです」
 

羽生の熱意に説得されたオーサーは、

4回転ループを入れた「最強プログラム」が

平昌五輪までの2年越しのゴールだと考えた。

羽生は16-17年のシーズン初戦で4回転ループに成功。

NHK杯では演技に気持ちを集中させて総合300点を超えた。

 

 

すべての歯車が合ったのは

17年世界選手権のFS(フリー・スケーティング)。

3種類4本の4回転を決め

一糸乱れぬ演技でFSの世界記録となる223.20点。

SP(ショート・プログラム)5位から逆転で世界王者となった。

 

 

そして平昌五輪を控えた今シーズン。

 

羽生は4回転ループの次のステップとして、

4回転ルッツの導入を望んだ。オーサーは、

「オリンピックシーズンに新たなジャンプを入れるのは、

演技全体が崩れるリスクのほうが大きい。

ユヅルは、ルッツが無くても絶対的な王者だ」

と説明したが、才能がある限り自分の限界に挑戦するのが

羽生結弦というスケーターだ。

 

 

グランプリシリーズ・ロシア杯では4回転ルッツを成功させ、

五輪に向けて4種類目の4回転を手に入れた。

 

 

ところが続くNHK杯。

 

公式練習で4回転ルッツの練習中に転倒し、

右足首を負傷。戦線離脱を余儀なくされた。

 

 

このケガが予想以上に長引いた。

本格的な練習は1月中旬から。

 

平昌五輪は羽生にとって、4カ月ぶりの実戦となった。

二人に焦りはなかったのか。
画像: 報道陣とファン、果てはボランティアまでが羽生を取り囲む。会見はまるでビビンパだった 撮影/毛受亮介

 

羽生より一足先に平昌入りしたオーサーは、

2月8日、メディアの取材にこう話した。

「ケガはもう全く心配ない。

1月から練習を始め、日増しに調子を上げている。

4回転トーループやサルコウの質は今までよりよくなった。

個人戦までには100%の状態に仕上がるよ」

 そして、続けた。

「結弦にとって一番大事なのはこのオリンピックで連覇をすること

それも、ソチのように悔しさが残る演技ではなく、

完璧な王者らしい演技で伝説を残すことです。

この6年で一番の笑顔を、彼は見せてくれるでしょう」

 

羽生は16日のSPで1位、17日のFSでは2位。

まさに「完璧な王者らしい演技」で

オーサーの「予言」を現実のものにした(ライター・野口美恵)

 

オーサーの予言通り6年に及ぶ

2人の化学反応は素晴らしかった

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カンヌンでオーサーコーチは弟子羽生について語った

オーサー「彼はとても競争心にあふれている。

他の惑星から来たみたいにね」 と 感嘆した。

 

けがの後は

「世界歴代最高得点を更新したい」という思いを封印し

連覇だけに集中することを確認し合った。

 

「(羽生は)金メダルを一度も諦めたことはなかった」と指摘し

苦境からの頂点に

「世界中の多くの困難に立ち向かっている人たちへの

最高のメッセージになった」とたたえた。

 

 

大会の公式練習中、興味深い光景を目撃した。

基礎運動中の羽生の滑りを、

ジャッジたちが食い入るように見ていたといい

 

「周りの選手が4回転ばかり跳んでいるところで、

ただただ美しい滑りをしていた」と評価。

 

 

導入を目指すクワッドアクセルについては

「もちろん可能だ」と話した。

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前記事「羽生国民栄誉賞とボストンワールド」

https://ameblo.jp/bluedragonaz/entry-12356910820.html

 

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~読者の皆様のコメントより~

 

国民栄誉賞を受賞している伊調馨さんが、受賞後大切にされていなかった

という話を聞いて、ちょっと複雑な想いもありますが、

 

羽生さんなら、受賞を、自分の夢を叶えるための手段の一つとして

有効利用してくださるような気がします。

 

この受賞は、一人羽生さんの名誉であるだけでなく、

フィギュアスケートの地位そのものも高めてくれるかと思います。

 

「夢を生きる」の最後に書かれていた羽生さんの引退後の夢、叶いますように!

 

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国民どころか、地球だって、宇宙だって・・・と思っております(*´▽`*)
城田さんが「これだけ辛い道を歩んできて、政府から認められたのは感激」と

おっしゃっているのを読んで、胸が一杯になりました。

 

毎日新聞も、NHKも被災地への力になる、という視点で伝えていますね。
決定ではないようですが・・・彼の受賞はとても意義のあることだと思います。

 

彼がどんな時も寄り添い続けている被災地や弱い立場の人、

彼がその発展を願っているフィギュアスケート界にとっても

 

また、広く一般にも知られてほしいのが、
決して日本といい関係とは言えない中国や韓国でも評価され、愛され、

ロシアはじめ世界中から尊敬されている稀有なアスリートとしての存在意義なんですよね。
個人的には、それだけでも立派に受賞資格を満たしていると思います。

 

 

https://ameblo.jp/mydesu/