外国特派員協会での記者会見<その2>
冒頭、羽生選手は「命をかけたオリンピックでしたが、死なずにここに来ることができて嬉しいです」と英語でジョークを飛ばし、
前人未到の4回転アクセルについて記者から質問を受けると、
立ち上がって実演しながら「実際は4回転半になる」と、その難しさを説明。
「最初の一人にはなれないかもしれないが、成功させたい」と改めて意欲を見せた。
一方彼にはこだわりのジャンプ哲学がある
真・4回転時代の芸術論
羽生選手が言葉を選び真剣に語った
真四回転時代のジャンプと芸術論については
スポーツ報知が二つの記者会見について報じていた。
しかしまとめられたものだったので外国特派員会見の分は書き起こししてみた。
[書き起こし]
真4回転時代における
スケートの芸術性について
来シーズンから大きなルール改正が行われることは聞いている。
フィギュアスケートは芸術が必要な競技であるがゆえに
技術が発達しすぎるとどうしても
それにふさわしい芸術がたりないと
フィギュアスケートではよく言われます。
芸術とはバレエやミュージカルでもそうですが
正しい技術に裏付けされ
徹底した基礎に裏付けされた表現であって
それが足りないと芸術にならないと僕は思っているので
僕はジャンプをする際ステップをする際スピンをする際
全てにおいて正しい技術を使い
それを芸術として見せることが
一番大切と思っている。
もちろんジャンプが大事と思っている選手がいるし
それで勝っている選手もいるが
僕は難しいジャンプを跳びつつそれがあるから芸術が
成り立っているんだなぁというジャンプをこれからもしていきたい。
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フィギュアスケートはジャンプ選手権ではない
日本記者クラブ会見より(デイリー)
今後、ジャンプの難易度ばかりが高くなるとジャンプ選手権のようになるのではないか、という危惧を含めた質問を受けた時のことだった。
羽生はこれに「5回転が主流になったり、
4回転半が今のトリプルアクセルのように主流になることは、
まずこの50年間においてはないだろうと
僕は予測します」と明言。
その上で、「それが主流になってしまったら、おっしゃっていたように、
ジャンプ選手権…それこそ今回、僕は平野歩夢選手とお話をさせていただいて、
参考にさせていただいた部分があったんですけど、ハーフパイプみたくなってしまう」
と競技性が変わってしまうだろうとの見方を示した。
ジャンプは表現の一部
実際、羽生は今回の平昌五輪SPの3A(アクセル)
そしてフリー冒頭の4S(サルコー)、4T(トーループ)は
出来栄え点で最高評価のプラス3を得る、
完璧な完成度のジャンプを見せた。
技術がなければ余裕ある美しいジャンプはできず、
構成点に含まれる、構成や要素のつなぎ、曲の理解といった
項目の得点にも当然、影響してくる。
芸術は絶対的な技術力に基づいたもの
「僕のスタイルはそこですし
何より僕がフィギュアスケートをやっている理由はそういうところにほれ込んだからであって、そういった演技にほれ込んできたから、
オリンピックでこの種目で
金メダルを目指したいと思ったわけであって。
難易度と芸術のバランスは、僕は本当はないんじゃないかなと。
芸術は絶対的な技術力に基づいたものだと、僕は思っています」
とジャンプに対しての哲学を明かした。
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5回転とトータルパッケイジ
今回の会見で五回転の話が拡大報道されてしまったが
それを聞くにつれジャンプをプログラムに入れることの難しさや
トータルパッケイジの概念が全く浸透していないことにまたしても気づかされた。
羽生選手が五回転に挑戦してみたいと言ったのは
決してプログラムに入れようということではないだろう
練習と試合で入れることは別次元なのだ
だからこそ5回転の時代は50年は来ないと言ったのである。
会見の中で一段と声が弾んだのはハビエル選手についての話の部分だった。外国特派員協会で スペインメディアの記者からハビエル・フェルナンデスについて質問され、「優しすぎてちょっと競技には向いていないんじゃないかなと思うくらい優しいです」と評しつつ、練習をするときは「絶対に勝ってやる」とライバル心を出していたと語り、カナダ・トロントでトレーニングをする決断にはフェルナンデスの存在があったと紹介した。
羽生は「実は僕は金メダルを取ったときに
泣いてしまったんですけれども、
そのスイッチが入ってしまったのは、
彼のメダルが決定したからでもありました」と明かし、
ソチ五輪でメダルを取れず悔しがっていたフェルナンデスを
間近で見ていたため
「彼のメダルというものは本当に僕も誇らしかったですし、
すごくうれしかったです」と振り返った。
フェルナンデスと6年間一緒に練習をして
お互いに高めあったことを
「幸せだった」と語り、
「彼がいなくちゃ僕はここの席に
このメダルを持ってこれなかったと思います」と
感謝の気持ちを語った。
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昨日(2/27)、羽生結弦選手(ANA所属)がANA本社に来てくれました✨
皆さんへもぜひ感謝をお伝えしたい、ということでメッセージ😄を
応援宣言(読者の方のコメントより)
午前中の会議から急ぎ帰宅し,二つの会見をPCでLIVEで見ました。
羽生結弦選手はもちろん,羽生結弦氏を,一生応援し続けると,再度,心に誓いました。
今日は外国人記者や日本人記者クラブの会見を見て、
あらためて聡明で魅力的な人だと感じました。
私も芸術と技術の話は特に感動して、その中でバレエやミュージカルなど、
技術の上に芸術が成り立っている話をしていて、
違う会見では絵画についても技術がある上での自由な表現で描いている話をしていて、
いろいろな芸術を学んでそしてそれぞれを尊敬している発言だと思いました。
この人のファンで幸せだとまたまた感じました♪
そして、いろいろな作品を見たいと、強くそう思いました(*^^*)
どうか、羽生選手の足が完治しますように☆☆☆☆☆
https://www.youtube.com/watch?v=JzzCE8MZJec&feature=youtu.be
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