ある日「知ってしまった」母の病気 | 母は末期癌、私は学生。 〜キヌコの部屋、親が病気の若者たちへ〜

母は末期癌、私は学生。 〜キヌコの部屋、親が病気の若者たちへ〜

私は大学生の時に母親を癌で亡くしました。親の病気を相談できない、親の死を受け入れられない学生や社会人は実は多いと思います。
また、闘病されている方でお子様との接し方のヒントにもなればと思います!
少しでも多くの人が前を向いて歩めますように!




こんばんは、キヌコです

私の人生が大きく変わる出来事が大学1年生で
起きました。

〜大学1年の9月某日〜

私はいつもと変わらず部屋でのんびりしていました。

リビングで母親が電話をしており、

「私は末期癌だから」
という言葉を聞きました。

え?どういうこと?

母も興奮気味に電話をしていたので、
私は何も聞けませんでした。

そこからネットで調べていって自分なりの結論が、
小学生の時に発病した癌が、
高校生の時に背骨に転移をして再発
今の今までずっと病院にかかっていた

私はずっと母親が直っていたものだと思っていたので(治療継続は知らなかった、再発したとも直接言われてなかった。)

ずっと隠されていた事がショックでした。

なによりも、末期癌の余命は平均で5年。

あ、私が21歳か22歳で死ぬかも

と悟りました。

厄介なことに、2年生の秋から
留学に行く事が決まっていたので、
『どうしよう』という不安に襲われました。

しかし、母は私に何も言ってこない。
きっと娘に言わないっていう結論は
お医者さんや父親、叔母と話し合って出した結論であろう。
確かに言われていたら、大学生活の選択も変えていたかもしれない。
だからこの決断には感謝するべきなのかもしれない

しかし、そこからはずっと不安しかなかったです。

いつ死んじゃうんだろう
留学中に死んじゃったらどうしよう
あと何年この生活できるんだろう
って。

今思えば、その時に母親と話し合うべきでした。
留学をやめる必要でなくても一時帰国する、
週に何日かはライン電話するとか
心から側にいる事をもっとするべきでした、
私のためにも、母親のためにも。
隠しても何も良いことは子供達にはありません。

どうか一人でも多くの人が、
このような不安から解放されますように。

続く。



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『闘病患者の家族(主に学生)向けの闘病日記』

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『親の死を経験した普通の大学生が人生の意義を考えるライフログ』



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