9月1日は防災の日でした
宮古市では、8月27日(日)、小山田地区にある株式会社合同資源社有地及び閉伊川堤防にて、「宮古市総合防災訓練」が行われました。
毎年行われているこの訓練は、防災関係機関が一体となり訓練を実施することによって、関係機関相互の協力体制の強化と、市民の防災意識の一層の向上を図ることを目的としています。
訓練には、防災関係機関、自主防災組織、企業、地域住民等24団体から約650人が参加し、大規模な地震や風水被害等を想定して、災害対策本部設置、非常招集、災害情報収集や避難、炊き出し、救急・救助・消火、無線放送(Jアラート放送を含む)等が実施されました。
負傷者救出・搬送や救護訓練では、岩手県防災航空隊のヘリコプターで負傷者を運ぶ訓練も行われました。
訓練後、ヘリコプターのエンジンを止めた後は、近くで見ることができました
普段はなかなか近くで見る機会のないヘリコプターに、大人も子供も興味津々でした
最後には、閉伊川河川敷に移動して、消火訓練も行われました。
本部テントの横に設置されていたこのPHV車(宮古エコカーシェアリング株式会社)は、宮古市と災害協定を結んでいます。
普段はカーシェアリング(複数の会員で共同利用)車両として利用していますが、PHVの特性を活かしていざという時には、避難所等へ電気を届けます
1台から一般家庭約3日分に相当する電力を供給できますよ。
宮古市は、昨年8月30日の台風10号で大きな被害を受けました。
この台風により、市内で河川の増水、道路の決壊、住宅への浸水、倒木、土砂崩れ等、多くの被害がありました。↓宮古市役所新里総合事務所前の8月30日夕方の様子です。
普段は穏やかな川があっという間に増水し、橋を壊すほどの勢いに変わった様子を目の当たりにして、自然災害の恐ろしさを実感しました。
防災訓練が行われた8月27日の様子ですが、壊れた橋の撤去が進んでいました。
災害が発生した時に、迅速かつ的確な応急対策を実施するためには、日ごろからの訓練が重要ですね