（写真：パルメット、実際はもっとたわわに実ります）
品種紹介を完全リニューアルします。品種解説も最新情報を盛り込み全面的に更新しますが、掲載ページも農園のホームページに随時移管していきます。
今回はを更新パルメット ↓↓↓↓
■2020年再評価
オーシャン貿易さんのパテント品種です。
定植して4,5年は生育がすこぶるいいので、開園初期のころは本数を増やして、当園のハイブッシュ系の主力品種のひとつでした。
ですが、その後生育に難点が見つかり、現在は本数は増やさない方針ですので、当初の本数の半分以下に減少しています。
だから年々存在感が薄れて、現在は目立たない品種にになってしまいました。
豊産性で食味もサザン系の特徴をしっかり受け継いでいます。
また香りのよさは特筆ものです。
その後、魅力的な新品種も多数登場してきましたので、今後本数を増やすことはないでしょう。
【2018年評価追記】
以前にも書いたように定植して2,3年は
生育が極めて順調で、
サザンハイブッシュ系では、もっとも体格
のいい品種です。
主幹の太さは際立っています。
果実サイズは、あまり大きくないのですが
食味は優れています。
香も抜群です。
もちろん生食で十分楽しめますが、
香が良いのでジャム加工にも向いて
います。
難点は定植して4,5年して、成木になって
からの生育です。
なかなか太い新梢が出ません。
ゆえに年々、主幹が入れ替わらずに
老化していく印象。
実を付けるのを諦めて、枝を
刈り込んで一気に更新させること
もやっていますが、、、
成功と失敗が50：50。
パテント品種でなく、苗木の値段も
やすければ、もう少し増やしたい
気もしますが、、、
現状は、現状維持。枯れた分は
補植しない、、、そんな方針です。
◆２０１１年再評価◆
◆メリット
樹勢が強く、豊産性で見た感じはラビットアイ系です。
そのくらい大きくなります。
6月中旬に収穫量を稼いでくれるのは、ブルーレカ
とこのパルメットです。
食味もいいでが、特に香りがいいといった方が適当かも
しれません。
知り合いのブルーベリー農家さんが品種別にジャム
を作ったところ、パルメットが最もいい香りと味わいに
仕上がったそうです。
そのパルメットだけで作ったブルーベリーを最高級ジャム
として販売されています。
◆デメリット
熟期ですが、以前の評価ではオニールと同時期の
極早生と書きましたが、オニールよりは数日遅れる
ようです。
粒の大きさが小さめなのが気になります。
お客様も大粒指向の傾向があるのでパルメットは
意外に人気がないです。
小粒だと収穫するにも手間がかかります。なので
なるべく摘果して大粒に育てるべきですね。
粒の大きさはリベールと同じくらいです。
あと以前書いた「謎の突然死」は思ったほど多くなく
枯れる場合は、コガネムシにやられることがほとんど
です。
コガネムシから守れれば、結構我慢強く育ってくれます。
以下2009年度の評価
サザンハイブッシュの品種を紹介していきます。 今回はパルメットです。
◆収穫時期
６月初旬～下旬
◆特徴
樹勢№１ 食味も素晴らしい。
オーシャン貿易のパテント品種です。
こんなに1年で大きくなる樹は他に知りません。
もちろん樹勢の強いラビットアイを含めて考えても、パルメットの右に出るものはないでしょう。
熟期はオニールとほぼ同じの極早生品種です。
パテント品種ですので、入手困難です。値段も高いですし、誓約書も必要です。
◆食味
熟期が同じオニールに似ていて、これまた非常に美味しいです。
但し、オニールよりも小粒です。
長所はオニールに比べ、色づいてすぐに美味しくなるような気がします。
観光農園オープン当初には欠かせない品種です。
◆栽培留意点
樹勢は本当に強いのですが、丈夫という意味ではありません。
やはりサザン系特有の謎の突然死は頻繁に起こります。
樹が大きくなったからといって、実をそれなりに付けてしまうとオニールと一緒で一気に弱ります。
残念ながら美味しさと育てやすさはこのパルメットでも両立しません。
だだじっくり育ててやれば、サザンとしては収穫量はかなり望めます。
８キロくらいの収穫量は可能かと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日もあなたが自分らしく生きられますように！
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