ハンガリーの異次元の少子化対策が
ちらほら語られています。
例えば
●子どもを3人生むとローン返済免除
●子どもを4人以上産むと生涯所得税免除
●子どもが多いほど住宅購入補助増
●子ども3人以上で7人乗り乗用車
購入費の補助
●不妊治療自己負担ゼロ
この結果、2011年に出生率1.23
だったのが2020年に1.56に上昇
そのままグングン上がり続けてるのか?
と思ったら。。。↓
2024年には微減してます。
こちらのデータです↓
こんなに素晴らしい政策なのに
なんでどんどん出生率が増えないの?
と思ったらこういう実情がある
ようです↓
(こちらは政府からの一次情報ではなく
Twitterからの情報ですので悪しからず)
🧑🏼⚕️「これらの政策は、ハンガリーの平均的な収入を考えると、将来性のあるキャリアと安定したバックグラウンドを持つ人しか受けられない、外面だけは非常に良い奨励金です。非常に皮肉な事です。」
— 椿原 弘將 (@tsubaki_0903) December 27, 2022
各項目、それぞれ見てみましょう。
(2/n)
こちらの方の内容を簡単に書くと
①3人以上産めばローンが免除、と
いうのは「30歳未満で生んだ場合」
②4人以上子どもを産んでる女性は
所得税免除だけどそのような母親は
もともと社会でバリバリ働くのは難しいし
大黒柱の夫は所得税免除になってない。
③住宅補助が降りる規模の家は
5人用の家でバストイレ2つ以上、
20cm以上の断熱パネル、最新の暖房、
省エネなど厳しい条件があり、この制度を
利用できるのはすでに大金持ちの人のみ。
④7人乗りの車購入補助の条件は
「まず自己負担でそれを購入してから」
⑤不妊治療の自己負担無料について、
国が定めた不妊治療を受けられる条件が
非常に厳しく、多くの人にとってこれは
現実できない夢。
だそうです。
恩恵を受けて安心して子どもを
生める人はそんなに多くないのかも。。。
少子化とは別に、
ハンガリーは低賃金などの理由もあり
国を出て他の国に行き仕事や学校に
行く人が増えて問題になっています。
2023年には33,700人の
ハンガリー人が国を離れました。
これは2010年以来、最高です。
結婚率と離婚率が下がりました。
離婚率が下がったのは離婚後の
住宅ローン返済などの難しさや
ややこしさも理由の1つだそうです。
ハンガリーでも人口減少・高齢化が
問題になっていて人手不足で
困っていますが移民はその問題を
解決しませんでした。
詳しくは↓
(感想)
コロナ禍以降、どの国を見ても
大変そうで「この国良いな♪」
みたいな幻想は全くなくなりましたが、
その中でも「ハンガリーだけは違うぞ!
羨ましい!」って思ってました。
しかし実はハンガリーもヘタしたら
日本より大変そうです。
「他人の芝は青くない」と分かったので
自分の置かれてる場で頑張るしかない
ですね。
今日もありがとうございました。