初旬約束事有の最後は回らない季節が冬に変わります。
①初旬約束事有→人生は華やか
②大運天中殺無→人生は着実
③回らない季節冬→創造力が弱い
④守護神の季節有→運勢の底力が強い
初旬約束事有+大運天中殺なしで回らない季節が冬の場合です。
華やかな人生+着実な生き方という矛盾を抱えて創造力がないと、生地から離れて遠くへ行こうとする気持ちになるようです。
華やかさが、天恍星のようにここではないどこかを求める本性となり、それでも運勢に底力があるので、外地で人間的成功を収めることが可能になります。
前と同じ型で守護神が無い場合です。
守護神がない=運勢の底力がない、となって、そこから戻れなくなるという現象が起こるようです。
これをおそらく霊魂の望みとすると、人間にとってつらいことかもしれませんが、霊魂にとってのそれが望みかもしれません。
基段占技はどの範囲で伸びていくかなのです。例えば「星」は祖国を離れるとなっていますが、どうしても「外国へ行きなさい」ではなくて、こういう人を見た場合は日本人の感覚外でとらえた方がいいわけです。
つまり占者が「星」の人を見たら外国人の感覚で分析した方がいいのです。
日本人でもない、外国人でもない感じなのです。
基段占技を占いで使う時には、答えを相談者に伝えるのではなく、占う側の人間が、他の宿命部分を基段占技の答えのイメージでとらえていくってことです。
「どの範囲で伸びていくか」というのは、人生のことではなくて、宿命の判定を基段占技の中の答えでとらえる(それが範囲の意味)ということだと思います。
例えば、「昴」や「星」型で龍高星があったり、宿命生月天中殺があれば、早いうちに生地を離れた方がいい、海外へ行くこともある、という判定を自信をもってくだせるってことです。
玉堂星があっても「伝統的な学問」にこだわることなく、海外の文献に興味をもったり、自分の住む地域外の風習や思考に関心をもったり、というとらえかたをするのがいいということです。
そして日本人でも外国人でもないってことは、、、霊魂を占っているってことです。
*青字は算命学心技篇下からの引用です。
===================================








