先日、奈良の歴史と酒を味わうプレスツアー
「奇跡の酒を求めて」のガイド役で、
奈良市の企画として、お手伝いさせていただきました。
奈良県は、“清酒発祥の地”としても知られていますが、
この素晴らしい文化を、観光の一つの柱として
もっと多くの方に知っていただきたい、という取り組みが
色々と行われています。
そのルーツを探りに…
まずは、千鳥祐兼権禰宜に、春日大社の中を詳しくご案内いただき、
今でも神社内で日本酒を醸している酒殿にも行きましたよ。
昼食には、貴賓殿で愛敬祝儀膳、
そして神社内で造った日本酒もいただくという、貴重な体験をしました。
この御神酒は、麹のつぶつぶ感がかなり残っていて、
濃醇でアルコール度数もある感じで飲みごたえあり。
とっても美味しかったです
愛敬祝儀膳は、10名以上で事前に予約しておけば、
どなたでもご用意いただけるそうですよ。
次に、春鹿の酒蔵、1884年創業の今西清兵衛商店で、
今西社長に蔵内ご案内くださり、
試飲しながら色々と奈良の酒についてなどお話を頂きました。
雰囲気ある蔵の構え。中にはお酒の試飲コーナーや、
酒粕石鹸、奈良漬けなどの販売もあり、
観光の際にはぜひ訪れたい場所のひとつ!
この日は、今西清隆社長自らご案内くださいました。
そして、嬉しい試飲タイム!
桜酵母を使った日本酒や、木桶で仕込んだ日本酒など…
様々なタイプの春鹿をいただきましたよ。
500円でおちょこを購入すれば、冷蔵庫の日本酒を試飲でき、
おちょこは持ち帰れます!
そして、清酒発祥の地と言われている正暦寺へ。
室町時代に造られていた菩提酛造りの日本酒をいただきながら、
大原住職や蔵元の皆様に私から質問させていただき、
そのお話に、プレスの皆さんも聞き入ってくださいました。
室町時代の僧坊酒前後からの歴史を紐解くと、
その時々の時代背景や文化の発展にも、
日本酒が大きく関わっているのだなぁと改めて実感。
その地に行くことで様々な想像が膨らみ、
五感を思いっきり刺激されますね。
正暦寺にある、まさにこの建物で、大原住職自らが毎年1月に、
菩提もとを寝ずの番で造ります。
その菩提もとを、奈良県内の9つの酒蔵に提供し、
各蔵でその菩提もとから日本酒を造るとのこと。
同じ菩提もとでも、蔵によってアルコール度数や日本酒度、
酸度などが全然違うので、飲み比べをするのも面白いですよ。
前日は、奈良の伝統野菜を作っている三浦雅之さんともご一緒させていただき、
今西社長や片桐さん達と奈良の日本酒飲みつつ、
酒の歴史、文化についてかなり濃い話になり楽しかった
私が監修した日本酒本も!ありがとうございます!!
JR奈良駅近くにある、やまと庵にて。
大和牛、ヤマトポーク、大和肉鶏など、
奈良の食材をふんだんに使ったお料理の数々も美味しかったです
特に、三輪そうめんの焼きそばは、斬新でした
これまでも奈良はご縁あり機会ある毎に伺っていますが、
行くたびにどんどん興味が膨らむ場所ですね。
またぜひ個人的にも、日本酒を絡めた奈良時間に触れる旅をしたいなぁと。
https://www.narashikanko.or.jp/scho…/pdf/book5/m/index.html…
奈良の食×日本酒の観光PR事業、
引き続き力を入れていっていただきたく思います。
今回は、素敵なご縁を有難うございました