でもやっぱり良い物は良いもので、わたしが今回いたく気に入ったのはしおからとんぼのシトロンソーダver。シングルはさらさらした感じ。だけど、シトロンソーダverのあの懐かしさやあの空気感、どこか暖かいあの感じ、とても良いアレンジだなあと思いました。マーシーのボーカルから曲が始まって、その隙間から見えるのはすごく透き通ったきれいな世界でした。夕立のひとしずく。風のまばたき。宙ぶらりん。あのひとから溢れることばがとてもすきで、その美しさにどうしようもない気持ちになる。もう50も過ぎたのに、いや、
それだからこそ、すごくきれいなことば選びをするんだろうな。
このアルバムの一曲目、体温のあのざらざらしたギターではじまるのもとても良い。真城さんの艶やかな声がそこに乗っかって、どんどん音の世界が完成していって、これがましまろの世界、ああ、すごい。って、そんな気持ちになる。
ずっと、はどこか夢っぽい感じがする。ちょっとメルヘンな雰囲気があって、でもそれがとてもいいんだ。心地良いんだ。月のマンション、売り出されて。ああ、素敵な世界だな。って、そう思う。
ここに集まったマーシーの曲たちと、中森さんの一曲、どれも奥深くてきれいで、切なくて懐かしくて、だけどそれは、ましまろの独特な雰囲気になっていくんだろうな。わたしはそんな彼らの世界を、今度見てきます。ライブです。すごくすごく楽しみ。他のフェスの様子を見てると、ゆったりしていて心地良さそうな感じが漂っている。マーシーが駄洒落を言ったとかホッピーを飲んでるとか、そういうクロマニヨンズとは違うところも楽しんで来たいと思います。まだ聴いてない方がいたら、ぜひぜひ聴いてみることをおすすめしたい。きれいで切なく、暖かい詞の世界と、どこか懐かしい気持ちになれるようなおとの世界が、たくさん、たくさん詰まっているので。