私には成人するまでずっと父方の親戚だと思っていたくらい、付き合いの深いおじさんとおばさんがいました。
お家にも遊びに行ったりもしてましたし、小さい頃は誕生日やクリスマスプレゼントなんかを貰いましたし、父方の親戚のお葬式なんかも必ず来ていたのでずっと親戚と思っていた訳です。
でも大きくなって段々とプレゼントを貰うことはなくなっていたのですが、ある日突然おじさんが旅行か親戚の家に行ったのか忘れましたが私と姉にプレゼント?お土産?をくれました。
もう何年もそういったこともなく、突然思い出したかのように買ってきてくれたプレゼント。
当時使っていたスマホがぴったり入る小さな可愛い手提げの袋でした。
私達はそれぞれのイメージにぴったりなそれぞれ違った色の可愛い手提げ袋に嬉しい気持ちになったのですが、後から聞いた話ではおばさんは「もう大人なんだからそんなの喜ばないよ」と言ったらしいですが笑
それからまもなくして、おじさんが突然亡くなってしまったのです。
おじさんの顔を見に行った時、貰った手提げ袋のお礼と最後のプレゼントを大事にしますって約束して来ました。
他の時でもあったのですが、突然私達のことを思い出してプレゼントをくれたこと、どこか虫の知らせのような感じだったのでしょうか。
感じ方は人それぞれでしょうが、私はおじさんが選んでくれた最後のプレゼントはとても嬉しく、忘れられないものになりました。