天気予報を見て、行くなら今かなと思い、金沢に弾丸で行ってきました。
もちろん、国宝・大典太光世に会いたかったからです。
大典太光世は門外不出状態、50数年ぶりのお目見えなのでしょう?
今見ておかないと私が生きている間にはもう次はないかもしれないと思いまして。
それと、最近とうらぶに実装された富田江も出展されているということなので。
前田藤四郎には以前の京都国立博物館での「京の刀展」で一度会っています。
大典太光世はゲームでも推しなので是非会いたかった。
富田江も、多分江の中で一番好きになりそうなキャラなので会っておきたかった。
でも、正直、少しがっかりしてしまいました。
展示のライティングが良くない感じで、地金の様子がとても見にくく、波紋はなんとか見られますが細かいところは飛んでしまう。
単眼鏡を持って行ったのですが、使うまでもないというかなんというか……。
なので、全体の姿を楽しみました。
大典太光世の太目でしっかりした姿、それと巾木に鳥の彫り物があるところ。
富田江は長くて上品でスンとしているところ。
図録を買う気満々で行ったのですが、図録はなかった。
大典太光世はそれだけ門外不出のお刀なのですね
うれしいような、悲しいような。
絵ハガキだけ買いました。
……なんですけど。
同時に開催されていた「国宝“剣 銘 吉光”と刀絵図」という展覧会が滅茶苦茶よかったんですよ。
吉光の剣って……。
この子ですよね?白山吉光。
えっ?え、ええええ?
もう、食らいついて見てしまいしました。
この子もなかなか会うのが難しい子ですよね。
とうらぶとのコラボは大典太光世と前田藤四郎だけ。
富田江はパネルだけ。
そして白山吉光は全くスルー……。
うーーーー。
もったいない。
そしてライティングが良くないのがホントに恨めしい……。
刀絵図というのは、本阿弥家第9代本阿弥光徳が作成した刀の絵図です。
本阿弥光徳
ええ、あの刀ミュで私の推しの唐橋さんが演じられた、あの光徳です。
骨喰、鯰尾、一期一振。
他にもたくさんの刀の絵図と、添えられている解説文。
一つ一つじっくり、しみじみと見ました。
ちなみに、この刀絵図の現在の所有者は誰なのでしょう?
明記されていなかったということは、前田家ではないということなのかなと。
正直なところをいえば、とても残念な展覧会でした。
みなさん知っていらっしゃったのか?
もうめちゃくちゃガラガラだったんです。
大典太光世も、富田江も、前田藤四郎も、私、一人で見ました。ええ。
売店で図録を買おうしたら、過去の図録しかなくて、大典太光世が書かれているものはない。
その過去の図録をいくつかバラバラと見ましたが、前田家所有だったものを管理している財団は沢山お宝をお持ちです。
なのに全然出さないんですね。
石川県はお正月の地震で大変なことになっていると思っていました。
それで、お金を落とすつもりで行きました。
でも。
大典太光世
それだけで人を呼べるとふんでたんですね。
金沢には地震の爪痕は私には全くわかりませんでしたので、それでいいのかもしれないですね。
兼六園やお城はインバウンドでめちゃくちゃにぎわっていましたし。
新幹線の構内は殺風景。
新幹線での車内販売はありません。
なのにいわゆる駅弁的なものを売るところが構内にないし、飲み物も改札横の小さな売店かホームの自販機でしか買えない。
弾丸旅の私にはちょっとがっかりでした。
そのぶん京都駅でおいしそうなものを買って帰りました。
どこもかしこも外国人多すぎ。
混みすぎ。
なんとかしてもらいたい。
でも、食いしん坊な私
ちゃんと美味しいものも食べてきましたよ。
それはまた次の機会に。