刀ミュ陸奥一蓮を観てきました | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

刀ミュ「陸奥一蓮」大阪公演を観てきました。

会場の箕面市立文化芸能劇場大ホールは開館してまだ2年半ほど。キャパ約1400席の新しいホール。
ホールの天井が高く、舞台自体の天井も高く見えて、画面としての舞台がとても大きく感じます。
座席の配置が良く前の人と頭が重ならないように十分にずらしてあるし傾斜も考えてあるので視野を遮るものがないというのも、画面を広く大きく感じた理由かもしれない。
足元もとても広くて座席の出入りが楽。

自分が座った後から来た人を通してあげるのもとても楽でした。
そして何より印象的だったのは音響の良さ。
音に立体感があるというか、音の拡散のバラバラが全く感じられず、舞台から音がまとまって飛び出てくる感じというか。
うまく表現できませんが。
そんな素敵なホールでしたから、今回は歌の上手いキャストが多かったのもあってすごくすごく楽しめました。
得に黒羽三日月宗近が良かった。
彼、歌すごく上手くなってるのももちろんですが、なにより場の支配がすごく上手くなったなあと思いました。
なので、ソロで歌う場面がすごくすごく良かったです。


さて「陸奥一蓮」

ご注意


このブログは私個人の感想の記録でもあるのでネタバレを含みます
ネタバレ苦手な方はここでお別れして、自衛してください。
よろしくお願いします。


 

三毛猫黒猫オッドアイ猫三毛猫黒猫オッドアイ猫

 

 

 

「陸奥一蓮」ってどう意味なんだろ?いつの時代?と題目が発表になったとき思ったけれど。
今回は始まりの五振りのうち、蜂須賀、加州、山姥切国広の三降りがそろっていて、ミュは歌仙が折れてる設定なので、むっちゃんの存在を出したかったのかな?なんてまたまた違うこと考えてしまってました。

「陸奥国の1本の蓮の花」ってことですかね?
「一蓮」には「一蓮托生」という言葉を思わせる感も。

桓武天皇の時代の蝦夷征伐のお話でした。

そこかしこに過去作のほのめかしが入っていましたね。
アテルイが加州に向かって「次の時代のためにこの身を使う」(主意)と言ったのは、結びの響・始まりの音の土方歳三を加州に思い出させた。

どう戦を終わらせるか、自分が死ねば終わるかと悩むアテルイ。

彼らに武器を与えたものは「物部」と名乗っていたという物語がある……ですか。ふーむ。
表の歴史から消される名もなき人を「物部」として救おうとしていたのですよね?刀ミュの三日月宗近は。
戦は三日月宗近のせい?
「なまじ力と武器があったから戦いを始めた」
「もうお前ひとりの命くらいでは償えないところにきている」
「二度と戦をさせないためには徹底的に潰さなければならない」
このへんはパライソを匂わせますね。

そして、刀ステと同じで刀ミュの三日月宗近も何度も何度も同じ歴史をやり直してるのですね。
最後の方でアラハバキ(=三日月宗近)がアテルイに「どこで殺されたかの確実な記録がないから逃げろ」と言ったけど、アテルイが「今までアラハバキに『逃げろ』と言われて逃げた俺がいたか?」(主意)と聞いていたから。

 

この出陣の目的がもう一つあることを、鶴丸と山姥切国広だけが知っている?気付いている?

それは三日月宗近を誘い出すということ?

三日月宗近は何かを探していて、それが何なのかを鶴丸国永は知っているんですね。
そしてそれは「決して見つからないもの」だと言っている。

何だろう?と考える。
三日月宗近が探しているのは「ゆるぎなき終止符」かな?
つまりは「時間遡行軍との戦いがどうしたら終わるのか」を探しているのかな?と思いました。

「約束というのはいつから『呪い』なるのか」か……。
「愛ほど歪んだ呪いはない」って言ったのは呪術廻戦の五条悟だったなあ。
パライソで鶴丸がどこかにいる三日月宗近に向かって「助けると言うのなら、三万人全員助けてみろよ~。やれるもんならやってみろ~」って叫んだなあ。


刀剣男士の数よりも一本多い本丸の桜の本数。
……ということはやっぱり折れてるのねと思う。
一番古い桜の木ということは、その桜は歌仙の桜?

体と心の他に想いと言葉、伝えるための口を得たという清光の歌
清光は何か?誰か?を待っているのかな?

蝦夷と呼ばれた末路わぬ民と朝廷との戦いの場面の衣装のお面がすごく良かったな。
伎楽面みたいで。

 

この出陣の目的がもう一つあることを、鶴丸と山姥切国広だけが知っている?気付いている?

それは三日月宗近を誘い出すということ?
そしてなんで水心子いじめたら三日月宗近を呼び出せるの?
刀剣男士がピンチになると三日月宗近で出てくるってことなのかしら?


そして三日月宗近を「アラハバキ」だと。
アラハバキは「ものに宿る神」であり、それゆえ物部氏の神だという説があるそうですが。

アラハバキとして三日月宗近はたくさん聞いてきた?滅ぶ悲しみを?

 

 

「三日月と山姥切国広が抱えてる悲しみ」は、桜の木が一本多いことに関係してるの?

刀ミュの初期刀は折れている。
そして、初鍛刀の短刀は誰なのだろう?と思わせる演出でしたね。

初期刀、初鍛刀の短刀、三日月宗近、山姥切国広、鶴丸国永、そしてあともう一振り?の編成で出陣したときに「何か」があって、初期刀が折れた?


 

最出陣から帰ってきて山姥切は皆に話したみたいだけど、何をどう話したかは伏せられてしまいましたね。

 


「折れたらどこにいくのだろう」とか
「負けに寄り添い過ぎると取り込まれる」とか
なかなかに興味深いセリフもあって、今後の展開もまた気になるところでした。



そして第二部

この日のソロは山姥切と三日月宗近。
黒羽三日月のソロ曲が良すぎたよ~~~。
ホールの音響設備のクオリティーの高さは確実にあったと思われます。
めちゃくちゃ良くて、心に染みて、思わず涙ぐんでしまいましたよ~。

客降りがなかったのは少し残念でした。

でも、第一部の客席通路を使った演出で大包平と水心子を近くで見られた♪
大包平のキャラ大好きなので、うれしかった~~~♪

 

 



ということで、今回も刀ミュとても楽しかったです。

 


地下鉄最寄り駅が開通したばかりだからか、周りにはまだあまり何もなくて。
なんとか小さなカフェで開演前に少し食べることができたけれど、もしなにも食べられなかったら辛かったな。
うちからだいぶ遠かったので、帰れるか心配だったし。
初めて終わった途端会場から走り出るということをしました。

すごくいいホールだけれどやっぱ遠いのがネックだな~~~。
京都や神戸から参加のみなさんは帰りは新幹線だろうか?
うちの県は新幹線ないので、万が一帰れなかったら大阪市内にあるうちの会社の事務所に泊まる覚悟での参加でした。



ということで。

次の観劇はジョジョミュ。

評判いいみたいなのでとても楽しみにしています。