村正双騎を観に行きました | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

去年のクリスマスに東京に村正双騎を観に行ってきました。

 

IHIステージアラウンド

 

 

以前、刀ステの「天伝 蒼空の兵~大坂冬の陣~」を観た劇場。
前から二列目のセンターという最高の席で

初めて荒牧まんばちゃんをほぼ等身大で観て感激し
松田加州の可愛さと色気に見惚れ
大好きな俳優佐々木くんの宗三左文字の美しさにため息が出た
思い出の劇場です。
回る舞台を走り回る殺陣はとても迫力があったのも忘れられません。

 

そんな劇場に再び訪れることが出来てうれしい。

 

今回もセンターブロックのなかなか良いお席でワクワクニコニコ

 

 

さて、第一部

 

まさに「ミュージカル」という感じ。
ほとんどが歌で物語が進んでいく。
これは太田村正とspi蜻蛉切という

抜群に歌が上手く経験豊かな二人だからこその作品だなと思いました。

 


それはこちらとそちらを隔てる壁に開けられた穴。
それは丸?四角?
どうして外にいるのだ?
いいえ、こちらが中ですよ。

 

不思議な始まり方

「万の鏡うつす華」という題を思う。
万華鏡か……。


刻々と形を変えていく美しい万華鏡

私たちに見えているものは現実か

それとも幻なのか。

 

非常に抽象的な世界で
だからなんというか、
「物語」として言葉でストーリーが頭に入ってくるというより
それ以外の、言葉にならない何か。
脳や心に直接に訴えかけてくるような……。
なんというか……。
太田くんが作り上げた刀ミュの千子村正は
いつもどこかにそこはかとない哀しみを纏っている。
ほんのわずかな狂気と共に。
私はいつもそんなふうに感じていたのですが
その千子村正の心の中のような物語だった。

 

「糸」という抽象的な役が出てきましたね。

「糸」が何を表しているのか。
いろいろな考え方があると思いますが
わたしには「しがらみ」を表しているのかなと思えました。
では、千子村正にとっての「しがらみ」とは何か。
それは「逸話」とか「物語」なのでは?と

観ながら考えました。
『妖刀』との異名を持つ村正。

徳川に仇なす刀と言われる千子村正
徳川家のものたちを殺した刀はことごとく村正の刀だったという逸話。

あの松平信康の切腹のときの介錯の刀も
村正だったという逸話もあったから、
幕末、その「徳川家に祟る」という逸話にあやかり
東征大総督の有栖川宮熾仁親王がわざわざ佩用したのも村正の刀だ。

同じ村正派である蜻蛉切が彼と決定的に違うのは
蜻蛉切には「徳川四天王が一人、本田忠勝の槍」という
確たるものがあることだ。

それ故だろうか、二人の思いはどこか噛み合っていないように思えた。
蜻蛉切が「俺も村正だ」というけれど
その言葉は空しく響く。
 

「妖刀村正」の『物語』は

本当の彼を、彼の本心を、束縛しているのではないか。
彼が彼であるためには
彼はその自分を束縛しているとも思える「物語」を

本当は脱ぎ去りたいのではないか。

 

「脱ぎまショウか」という村正と
「脱ぐな!」と制する蜻蛉切の掛け合いは
いつも楽しいものだけれど
どうしたって脱げるはずのないものを
真面目に制する蜻蛉切を
村正がからかっているようにも見えて。


結局千子村正は今回も
最終的には「そんな葛藤があることもまたまさしく自分」と

受け入れたのだろうか。

すべてを胸に抱えて

また前を向いて歩き出したように思えた。

最後、お花畑のようなシーン
花の一つ一つが、本丸にいる男士たちに見えたなあ。
 

刀ステでは、山姥切国広は単独行で
三日月宗近のためにも“強き物語”を探し求めてゆく。

でも、刀ミュの男士たちは

「逸話」のしがらみや、強すぎる「物語」に
本当の我を見失いそうになることがあるのではないか。
矛盾に苦しむことが少なからずあるのではないか。


そんなふうに考えていました。


深く心に残った村正双騎でした。
 

 

 

さて、うって変わって第二部。

 

オープニングは過去作品のメドレー。
大好きな「響きあって」からスタート。
「約束の空」とか「Can You Guess What?」とか。
第一部でちょっと考え込んでしまっていたのに
一気に気持ちが盛り上がりました。

 

もうニヤニヤが止まりません。
声出してよかったし、
村正も蜻蛉切も声を出してと審神者に積極的にアピール。
楽しすぎです。

 

でもやっぱり一番笑ったのは蜻蛉切サンバですね!
初日の日、Twitterで

マツケンサンバがトレンド入りしたのを見て
???だったのですが
これか~と。
これは大千秋楽を配信で見ていたとき

一緒に観ていた息子が
許諾、大丈夫か?ゲラゲラゲラ爆笑爆笑爆笑


誰もが楽しくなれますね、あれは。
spi蜻蛉切が歌がめっちゃくちゃ上手いからこその面白さでもある。

「サルサdeソウル」という曲名みたい。
途中の男性のカヒコ(古典フラ)みたいな振り付けがカッコよかったな。
 

 

そして新曲のデュエット曲のあと
やったぜ!客降りありだ!

そうです、私、通路席!

でも、私のすぐ横で太田村正が立ち止まって
ワンフレーズ歌うなんてびっくり
誰が想像できたでしょうか飛び出すハート

 

遠慮することなんてできなかったよ。

まじまじとお顔を見てしまった……。

 

めっちゃくちゃ綺麗ラブ

お美しい……よだれ

そして、真横だからこそ
生の歌声聴けてしまったお願い

素晴らしかった昇天

自分の心臓がバクバク、ドキドキドキドキ

卒倒しそうだったよ笑い泣き

匂い嗅ぎたかったけど、マスクしてたので無理だった。
(おもむろにマスク外したらキモいやろ?)

 

どうも私のところは、止まる定位置だったようで
そのあと、時間遡行軍も三人来た。

いやあ、あんな近くで時間遡行軍見たらびっくりするわ

やっぱちょい怖かったよ~~~驚き

 

しかし、二人だけで歌っているとは思えないほどの声量
音の圧もすごい。
空間が震えてる感。
これこそがLIVEの醍醐味ですね。


楽しくて美しい

あっという間の40分
でも、もう最高の40分でした。


今回こそブロマイド買うのを我慢するぞと思っていたのですが
あんなに近くで村正が歌ってくれた記念に

買ってしまったよおねがい
 

 

太田くんが顕現させたと言っても過言ではない

ミュの千子村正が大好きだ。
もちろんspi蜻蛉切も大好きなんだけど
千子村正がゲームで登場したときは

どちらかというと苦手な感じのキャラだったのに

キャラを練り上げ、魅力的だと私に思わせてくれたのは

間違いなく太田くんだから。

 

 

さて。
あとでfitbitを確認したところ

恐らく第二部を観ていた時間帯
なんとアクティブ判定されていました。
最高心拍数は147。

その記録の時間のところは
村正が真横で歌ってくれた時だ、間違いない。

エクササイズゾーンに入ってた。

実質ダイエットだ。
こんなダイエットならいつでも大歓迎ですわ~ラブ


ということで

今回も素敵な思い出をありがとう

 

 

千子村正、蜻蛉切


また会える日を楽しみにしています!

 

 

さようなら、東京。
また来ます。

 


 

胸がドキドキしたこと

 

 

 

 

 

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