チケットケースを作った | 雪の上に照れる月夜に梅の花

雪の上に照れる月夜に梅の花

雪月花の時 最も君を想う…土方歳三、新選組、薄桜鬼大好き

音曲祭、無事に幕が上がり公演継続中でよかったよかった。
 

毎年年末年始はらぶふぇすがあるので、ないとやっぱ寂しくて。
今年はそのうえ、暖冬だった去年とは正反対でめちゃくちゃ寒いし。
心も体も凍えていたので、配信見られて本当にうれしいです。

 

 

で。


寒い寒い三連休、事前の天気予報で注意喚起していたので、もう家から出ないと決めて、作りたいと思って材料を揃えていたがま口ポーチ制作をすることに。
 

 

ええ、知ってます。わかってます。
私、不器用です。

 

でも、デザイン考えるのは嫌いじゃないので、突然作ってしまいます。
そのたびに、もっとお裁縫が上手かったらなあと残念に思うんですけれども。

 

 

今回なんて、実力では遥かに届かないものを作ろうとしてしまい、出来上がったものの使い物にならないくらい出来が酷くて、解体してデザインを簡略化しやり直すこと一回。

そして出来た、こんなもんかなと思いつつ、やっぱあかんと思って再び裁断からやり直す。

三度目にしてやっとまあまあかなと思うものが出来ました。

自分の不器用さが本当に悔しい。

 

本当ならここで反省し毎日コツコツと練習すればいいのでしょうが、毎日コツコツはゲームで手一杯だよw

 

 

 

ということで、今回の作品~!

 

 

……の前に、ワンステップ

 

(有澤くんが教えてくれた松竹堂のフルーツ餅のクリスマスバージョン)

 

 

 

めちゃ下手なので笑わないでください。お願いします。

 

(表と裏)                       

 

(内側)

 

 

がま口のチケットケースです。
 

天狼傳2020の第二部の第二形態の兼さんの衣装がめちゃめちゃ好みだったので、そのイメージを何かの形にして、自分の持ちものにしたかったんです。

それで衣装と同じ金襴生地とか友禅生地とかをネットで探しました。
 

金襴はすぐに見つかったのだけれど、ブルーの友禅がない。

色違いのはっちのも他のもあるのに、兼さんのだけ見つからない。
探し回ってやっと「あった!」
即ポチリました。
ところが……。

一旦注文受付完了メールが来たのに、翌日「注文を受けた総数量が在庫をオーバーしていました。申し訳ありませんがお売りできません」とメールが💦

「次の販売は約一ヶ月後になる予定です、そのときにもう一度注文してください」だってえーん

そんなん、もう絶対買うつもりやのに?

なので「次の販売までその注文のまま待たせていただけますか?」と返信したところ「わかりました、次回入荷の際にすぐ送ります」ということでした。
ところが……。

約一ヶ月後連絡が。
「ご注文の友禅ですが、地の生地の生産が遅れており、職人が違う生地で染め付けてきました。少々地の色合いが違います。元の地の生地での納品はさらに一ヶ月ほど先になるとのことです。いかがいたしましょうか?」

え……、あかんがな……。

まったく同じでないと意味がないのよ……。

「わかりました。注文したものと全く同じものが欲しいので待ちます」と返信。
そんなこんなで12月も後半になってやっと送ってもらえた友禅生地でした。

 

ずっと待っていた生地なんで、絶対何か作りたいじゃないですか。
何作ろうかなとずっと考えていた。

がま口ポーチが最近好きだったのと、チケットホルダーが欲しかったのでそれを作ることに。
本当にソーイングが好きな人とかちゃんとしている人は生地が到着しないならしないで、他の生地とかで制作の練習をするんだろうななどと思いつつも、そんな勤勉タイプではない私はそんなこともせず、いきなりやっちゃうんですね。
今回は一回目があまりにヒドい出来だったのでそんな自分をほんまに反省しました。
 

やっぱ、金襴の生地は難しい。
チャコペンで印がなかなかつかないことやほつれやすいのは、生地をカットする前に接着芯を張っておけばある程度解決するということに、とあるハンドメイドグッズ作家さんのつぶやきのおかげで気が付いた。

白い方の金襴生地はそれで解決だったのですが、もう一方の花模様のほうの生地は、模様が入り組んでいるだけに裏がいかにも織りの生地って感じの状態だし、さらに厚みがあるのがなかなか扱いづらい原因。
でも今回の一番の問題点は接着芯の選び方でしたね。

前に文鎮口金で小さなポーチを作ったとき、あれは内側に薄い下敷きのようなプラスチックのカバン用の芯にボンドで生地を張り付けているのでピシッと固く出来たのですが、今回のチケットケースは口金の溝が文鎮タイプほど広くないし、文鎮口金みたいに最後に小さなネジで口金と生地を留めるのではなくあくまでもボンドで張り付けるだけなので、厚みと重みのある金襴生地だとうまく接着出来ないのではないかと。
 

そこで、一回目は表地に厚めの接着芯を張ってスタートしたのですが、表の生地は柄を作るためにパッチワークをしているわけで、そのミミが分厚くなってしまう。
そしてちょっと欲張ってポーチを前と後ろを連続性のないデザインにしていたので、真ん中中心で縫い合わせていたのですが、それもやっぱり分厚くて、内ポケットの布にひびく。
ミミを出来るだけ細くしようにも、とてもほつれやすい生地なだけにやりづらい。

そんなこんなで口金をはめる手前で挫折。

 

二回目も接着芯の失敗。

表地のデザインを少し単純化し、前と後ろの金襴を縫い合わせないで済むように変更。

だけどここで、今度は全て普通タイプの接着芯を貼ってしまったのが、出来たのはできたけど、やっぱりどこかふにゃっとしていて、肝心のチケットがちょっと入れ辛くて、これも駄目。

 

三回目。
今まで100均とか近所の小さな手芸屋さんで何気なく接着芯を買っていたけれど、接着芯の選び方がかなり出来栄えや見た目に影響することを実感したので、今度はちょっと遠い大きな手芸屋さんまで接着芯を見に行って、店員さんに相談して購入。

いやあ、びっくりした。接着芯にあんな沢山種類があるなんて全然知らなかった。
本当は一番堅いのにしたかったけど、厚みが出すぎる心配もあって、かなり迷った挙句上から二番目の厚さのものに。
ポーチの内側の部分は最初からその厚い接着芯を生地に貼ってポケット部分を作成。
表の金襴は普通のものをとりあえず貼って裁断、模様に縫い合わせで表地を完成させてから内生地と縫い合わせるミミの部分以外の全体に一枚厚い接着芯をもう一枚貼って表地を完成させました。
最後、表生地と内側の生地を中面にして重ね、ミミの部分を縫い合わせてひっくり返すのがちょっとやり辛かったけれど、一番厚くて固いのでもよかったかも。


そうするか、最後、ひっくり返してからポケットの中心に縫い目を入れて、両脇からカバン用の芯を入れてボンドで張り付けるのもアリだったかもしれない。




ピシっと固く作ったほうがチケット入れやすいよね。
なんとかこんな感じにはなった。

 

 

今の私ではここまでが限界かな。

とりあえず、遠征に間に合ったのでよかった。
 

 

 

兼さんの衣装の雰囲気、出たかな?

 

長身の衣装用の柄の生地なので、金襴もブルーのちりめん生地も柄裄が大きくて。
小物を作ろうとすると、柄のどの部分使うかもめちゃくちゃ頭痛かった。
特にブルーのちりめんは縦にとても長い図案。

紫のリボンのような柄が縦に流れている感じで、そこに四季の花々がふんだんに登っていくようにからみつく絵柄は兼さんみたいな足の長い長身の人がまとうと縦長が生かされてとても映えますね。

でも、小物にその縦に走るリボンの流れの雰囲気も生かしつつ好みの花の部分(兼さんならやっぱ梅の花の部分を出したいなとか、桜もいいなとか、紅梅ばかりでなく白梅の部分も使いたいなとか)を出そうと思うとすごく難しかった。

生地の無駄を出すのも極力少なくしたかったし。

(実はこのちりめん生地が使った材料の中で一番高いびっくり)
型紙で生地を切り出すだけでめちゃ時間かかった。
 

 

 

作るのすごいしんどかった。
いろんなグッズ作って販売している人、ホント凄いよな~。

 

でも、とてもとても楽しかったのは確かです。

 

 

また何か作れたらいいな。
 

今度は何を作ろかなあ。

 

 

 

 

いまさっき、TLでがま口ではない二つ折りの金襴のチケットケースを見た。
上手だったなあ。
やっぱ、下手くそなくせにがま口にしたいというのも無謀だったかなあ……。