「お値段以上!」の何かを求めて | 雪の上に照れる月夜に梅の花

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お値段以上なのかどうなのかはよくわかりませんが

適度にいいものを買っても損はないと確信しているものは包丁です。

 

私の普段主によく使っている包丁は

京都の有次の鋼の三徳牛刀とペティナイフ、

そして堺刀司のオールステンレスのペティナイフですが、

有次は全て既に20年以上使っているし

堺刀司のも15年くらい使っています。

どちらも長年使っても全く問題なく
まだまだ使える、多分一生もの。

もう買い換えることはないと思います。
もちろん、たまには研ぎに出した方がいいので

メンテナンス料は必要ですが。
 

 

さて、実家の母から電話。

 

「包丁が切れなくなって困っている。

新しいのが欲しいので、買ってきて欲しい」

 

確かに、実家の包丁はヒドイ。
母自身、元々あまり料理に関心のない人なので

元々もらいもので家にあった包丁を使っていた。

それが切れなくなるたびに、新しいのを出していたようで

よくわからない切れ味の悪い牛刀が4つも

ベティーナイフが1つ

計5つもキッチンの包丁立てには入っている。

それがどれ一つまともに切れない。

私が実家で台所に立つたびに

包丁が切れないのがすごいストレスで

母に「包丁買い換えたほうがよくないか」と言ったこともあった。

「まあ、いつか買うわ」といい、

ステンレス包丁のシャープナーを買って

父に研いでもらっていたようですが
だけど、本格的に母の脚が悪くなり
外出することがほとんどなくなると

家の中のことに気が向いてくるのでしょう。

母も限界を感じたようで。

 

でも、包丁も使い心地の好みがあるものなので

うちで私が使っている包丁を持って実家に行き

母に実際に手にしてもらって好みを聞きました。

 

有次のものが欲しいけれど、

これよりもう一回り小ぶりのほうがいいな。

扱いやすいさを考えたら出来たらステンレスが欲しい。

 

ということで、

私もそろそろ自分の包丁を研ぎに出しに持って行きたいと思っていたので

京都の錦市場の中にある有次へ、

久々に行ってきました。

 

 

錦市場は、コロナの影響で外国人観光客がいませんので

人の数も適当で、歩きやすいし見やすかったです。

でも、昔の面影とかは随分と薄くなりましたね。

昔はいかにも「市場」で

魚屋さんに八百屋さん、漬物屋、とうふ屋、乾物屋

生麩のお店、餅屋、卵屋、そしておばんざい屋さん

そんなお店が立ち並んでいました。
川魚を専門に扱う店もあったなあ。

 

でも今は、旅行客相手のおみやげの小物やさんや

お菓子やさんが随分増えました。

そしてコロナの関係で閉店してしまったり

イートインスペースを閉めているお店もちらほら。

有次も、以前は高島屋などのデパートでも

包丁等を買えていたのですが

今はもう引き上げて本店のみでの営業のようです。

(築地の有次は暖簾分けをした別会社です)

 

一般家庭用の包丁はもちろん、プロの板前さん用の包丁や、

蕎麦切り、餅きり、鱧の骨切り包丁、

栗剥き包丁など、めずらしく面白い包丁もいっぱいありますし、

アルミや銅の行平鍋や卵焼き鍋、おろし金
抜き型など、和の調理道具がたくさんで

店内を見ているだけでもとてもおもしろいです。

鋼の包丁は左利き専用のものもあります。

 

創業永禄三年二月。

桶狭間の戦いが起こった年。

足利義輝が三好三兄弟に討たれた永禄の変は永禄8年。

 

放送再開された「麒麟がくる」は桶狭間の4年後の永禄6年から。
凛々しいイケメン義輝さま

細川藤孝と、のちの息子忠興の嫁になる玉(ガラシャ)との出会いシーンなどなど

そしてその頃に有次は既に創業してたんだなとか思うと
ドラマが身近に思えて面白かったな。

 

おっと脱線。

 

母の包丁をお買い上げ。

 

 

平常一品シリーズの一番小ぶりな三徳牛刀。
平常一品シリーズは鋼をステンレスで挟んだ一般家庭用の

扱いやすいシリーズです。
カタログにはこの大きさは載ってなくて
鋼しかないかなあと思っていたけどお店にはあってとてもラッキー。

有次の包丁は全て手作りなので

欠品していると次の入荷が半年後とかになることがあるようなので。

職人さんがお店に常駐で
包丁をお買い上げすると仕上げの研ぎをしてくれます。

無料で名入れもその場でしてくれます。

画像の「有次」と入っている面の反対側に

あっという間にとても綺麗に母の名を掘ってくださいました。

高齢の母にそんな長持ちする包丁が必要かと思われるかもですが
私でも妹たちでも、私の娘でも
のちのち譲られることになってもずっと使えるものですので。

 

私の三徳牛刀を研ぎに出しました。

お値段は1600円、

約一ヶ月後に出来上がるそうなので送ってもらうことにしました。

送料1000円かかります。

 

そうそう、お支払いすべてカード不可、現金のみなのでご注意を。

 

 

 

本日、京都でのお買い上げの品々

 


 

(左から)有次 包丁

一保堂 ほうじ茶ティーバッグ(京都限定パッケージ)

一保堂 宇治清水 (グリーンティーの素)

村上開進堂 ロシアケーキ詰め合わせ

金襴のがま口型眼鏡ケース

Dean&Deluca 携帯用ショッピングバッグ (京都限定色)

 

 

一保堂のほうじ茶ティーバッグはパッケージがすごくかわいいのに安かったから。

宇治清水(これは小さい方のパッケージ)は、夏の我が家の定番。

 

金襴のがま口型眼鏡ケースは、綺麗だなと思ってつい……。

本当はがま口型の金襴のポーチが欲しかったのですが
丁度いい大きさのものに気に入った柄のものがなくて。

この金襴の生地が気に入ってしまった。

 

村上開進堂のロシアケーキは、私と娘の大好物。

とってもかわいい。

 

 

ケーキというより大ぶりのソフトクッキーみたいな感じ。

クッキーの生地自体もすごく美味しいのですが

ジャムやドライフルーツもすごく美味しくて。

お店では一個ずつ売ってくれますが、ちょっと遠い。

今は京都駅の伊勢丹で土日限定でこの箱詰めが買えます。

 

ロシアケーキといえば新宿中村屋が有名だそうですね。

私はまだそちらを食べたことがありません。
通販できるようなので、近々お取り寄せして食べ比べてみたいと思います。

 

Dean&Delucaのショッピングバッグ
7月からスーパーとかで袋もらえなくなったので

皆さん一つはこういうのを持つようになりましたよね。

Dean&Delucaのショッピングバッグ、大人気みたいで。

店頭にもない通販も売り切れで。

 

で、これよ。

 

 

黒とベージュが基本色のようです。

定価1250円が、転売でこんな値段になってるわけで。

 

時間があったのでDean & Delucaに寄ってみたら

キャッシャー前に山のように京都限定色の紫のがあった。

紫、好きなのでつい買ってしまいましたよ。

 

 

 

開いたらこんな感じ。

生地は一応ポリエステル100%なのだけど

綿混?かなと思うようなわりと分厚くて落ち着いた手触り。

シャカシャカした感じはありません。
それと、思ったより大きい。

畳んだあとのも大きめです。

結構好きです。

 

 

でもこれ、洗えません。←注意

だからあまり高い値段での転売ものはおススメできないです。

結構大きいので、普段の買い物にはとても良さそうなのですけれどね。

 

買い物袋有料化、ホントにエコなのかな?と思っています。

スーパーの袋、最近は燃やせる素材とか、植物由来のものになっているものも多かったので。

エコバッグと呼ばれて売られているものは多分ほとんどが燃えないもの。

洗えないものはある程度使って汚れたら捨てるしかない。

 

普段私は日用品の買い物は全て車なので

重くても一瞬なので問題ないのですが

たまに出先で、デパ地下でお買い物をするときは

重くて帰りの電車で絶対床に荷物を置いてしまうことになるので

コロナもあるのでエコバッグ使いたくない。

やっぱり紙袋を買うことにしています。

 

 

さて、久々の京都でのお買い物。

 

やっぱり京都は職人さんの街。

手仕事のものの魅力が溢れるところですね。

 

 

京都、お泊りで行きたいな。

 

娘が一度、料亭の一品ずつ運んでくれる食事を経験してみたいと言っている。

確かに、それは彼女の年齢だと経験してみてもよいこと。
 

旅行好きの母が足を悪くしてからどこもいけなくなって。

家からタクシーで行ける距離の京都に行きたい、

いいお宿でお泊りしたいと言っている。

 

やっぱり、京都は私にとって魅力的なところです。