扉の向こうへ お江戸編 5 | 蒼のエルフの庭

蒼のエルフの庭

蒼の方への愛を叫んでおります
主に腐小説中心の妄想部屋でございます
ご理解いただける方のみお入りください
(男性の方のご入室はお断りいたします)

蒼組の皆様が若智屋に移動した後
緋組の皆様は簪や櫛を選び髪結いを済ませ
月見亭に移動する事になりました

「これより月見亭にて
 翁主催の茶会を催します
 その前に茶会に必要な
 扇子、懐紙、菓子切り(楊枝)
 お渡しいたします
 扇子につきましては
 絵付けをした陶器と共に
 お戻りになられた際、お渡しいたします」

お持ち帰りは出来ませんが
骨董と言う名に姿を変え
皆様のお手元に帰ります
どうぞお楽しみに

「私たちも
 お茶を点てることは出来ますでしょうか?」
 

山華さんが前を歩く上ちゃんに訪ねる

「勿論、そのつもりでお支度しております
 まず、翁が見本をお見せします
 その後、亭主の班、正客の班に分かれ
 二人ずつ交互に行っていただきます
 詳しくは月見亭でご説明しますね」


翔旦那は翁の弟子
一通りの作法は会得しておりますので
ご不明な点とかございましたら
何なりとお申し付けください

庭に足を踏み入れると
 陽の光を浴びた若葉が
風に揺られて木漏れ日の舞を披露する


「この庭に咲く花は
 どんな種類の花が有るんですか?」

庭を見渡しながら

kojika012571さんが興味深そうに尋ねた


「沢山有り過ぎて ・・・
 庭木については智の方が詳しいんだよ
 そうだなあ ・・・
 あの少し背の低い木で
 白い花を咲かせているのがヤマボウシ
 秋に朱色の実を付けるんだ
 食べられるんだよ」

「食べられるんだぁ ・・・
 どんな味なんだろう
 食べたことは有りますか?」


興味津々で尋ねるさとらぶさん

「ああ、有るよ
 酸味が少なくて甘い実だな」

「甘いんだ ・・・機会が有ったら
 食べてみたい!」

kojika012571さんと

さとらぶさんが

顔を見合わせて笑みを浮かべる

「上ちゃん、あの木は
 若ちゃんの絵に描かれてた
 目白の絵の花木ですか?」

木を見つけて指さすkanoonoさん

「目白押しの絵だな(笑)
 あれはさとし殿がお見えになった時
 彼奴が描いたんだ
 この庭の海棠じゃないが同じ木だよ」

「ぎゅうぎゅうに枝に止まってる目白が

 とても可愛いですよね
 花もとても綺麗でした」

絵を思い出してyamasuki-daruさんが

笑みを浮かべる

「あの花は蕾の色と
 開花後の色が違うから
 色の変化が楽しめると
 嬉しそうに描いてた」

「絵に描かれた海棠は
 若智屋さんのお庭に有るんですか?」

絵に描かれた海棠も見てみたいと

2011秋からさんが上ちゃんに確かめると

上ちゃんは笑って頷いて


「ああ、若智屋の庭に有るよ

 絵付けに行く時、庭を通るから
 智に教えてもらうといい」

「それは楽しみです

 後で聞いてみます」

「二人で絵を描く時
 上ちゃんはどんな事を
 気を付けていらっしゃるんですか?」
 

ずっと上ちゃんに聞いてみたかったことを

ayumi☆さんが尋ねる


「そうだな ・・・
 彼奴は絵を描いてるときは夢中で
 寝食を忘れちまうんだ
 だから、お茶を飲ませて
 握り飯を食べさせたり
 難しいのは邪魔しないように
 さり気なくすることだな
 私は彼奴が絵を描いてる姿なら
 朝まででも見てられる
 それをすると、彼奴が休めねえから
 心を鬼にして休ませるよ」

上ちゃん、若ちゃんの話になると
饒舌になります
放っておくと延々話すので
話を戻しますね

「つまりは

 一緒に絵を描いてるって事ですね」

 

二人が絵を描いてる様子を思い浮かべ

lavenderoileさんが感じたことを伝えると

上ちゃん大喜び


「嬉しい事を言ってくれるね
 気持ちはいつも一緒だ
 絵は彼奴の子どもと一緒だからな」

上ちゃん、若ちゃんの話をしだすと
脂下がってしまいます

脂下がった顔もご愛敬なので

お許しください(笑)

上毛屋の庭はかなり広く
沢山の庭木が植えられ
花も植えられております
月見亭までの道
春の花を楽しんでいただけたらと思います




<続きます>

 

お名前の間違いがございましたら

申し訳ありませんが

お知らせください

 

サクサク進まなくてすみません

未来班の皆様

妖精の国班の皆様

お待たせしてすみません💦

ゆっくり進みますので

ご了承ください

 

 

それぞれの国に行った時

何がしたいか教えて頂けるとありがたいです

 

 

 

蒼のエルフ