扉の向こうへ お江戸編 3 | 蒼のエルフの庭

蒼のエルフの庭

蒼の方への愛を叫んでおります
主に腐小説中心の妄想部屋でございます
ご理解いただける方のみお入りください
(男性の方のご入室はお断りいたします)

緋組の皆様は若ちゃんの案内で

蒼組のお隣の部屋で着物と帯を選びます

 

「皆様、お気に入りの着物と帯を選んで頂き

 隣のお部屋で着付けをいたします

 帯に合った帯締めは

 あらかじめ上毛屋の者が選んでおりますので

 そちらを使わせていただきます

 お決まりになられた方からご移動頂きます

 柄に迷われましたら、遠慮なくご相談ください」

 

江戸中期に大流行した縞

縞は江戸の粋の精神とも言われています

当時、縞が流行したのは

すらりとした細身のシルエットが美しいとされた為

厚底の草履(駒下駄)を履き

胸高に帯を締め、引き摺るほどにすすを下げ

細く見える着こなしが流行りました

縦縞は体のラインを美しく見せるのに効果的だったと

考えられています

縞柄にもたくさんの種類が有り

地味と言うよりは「粋」を楽しむものだったようです

(裏地をかなり派手にしたようです)

 

もう一つの流行は江戸小紋

文様が細かいほど価値が高いとされています

江戸小紋三役 鮫(さめ)行儀(ぎょうぎ)角通し

鮫には『厄除け・魔除け』

行儀には『礼を尽くす』

角通しには『筋を通す』

江戸小紋五役

大小霰『空から降る霰のように勢いがつくように』

万筋『真っすぐに筋を通す』

柄にも意味が有りました

 

着物と言えば花柄

季節に合わせた花の文様

花を身に纏う

花文様

水仙、菖蒲 紫陽花 朝顔 萩 寒牡丹 など

花鳥文 

梅に鶯 竹に雀 など

草花文

露草文 武蔵野文 などが有ります

桜の文様は花の代名詞

年中着られる文様とされています

 

若ちゃんが下絵を描いた柄もございますので

どうぞゆっくり選んで頂きたいと思います

 

「着物に合わせる帯を選ぶ場合

 何を考慮すればいいでしょうか?」

 

山華さんが代表して若ちゃんに聞きます

 

「選ばれた着物に好きな帯を当ててみてください

 色が合わないなと思われたら別の物を

 季節に合った素材や柄

 季節感の無い帯でしたら通年大丈夫です」

 

「江戸小紋に合う帯を選ぶ場合は」

 

kojika012571さんの質問に

若ちゃんは袋帯(洒落袋帯)を手にして

 

「金や銀の糸ではなく

 色糸を使った生地で作られたものを

 合わせたらいかがでしょうか?」

 

「地味な帯でも華やかになりますか?」(さとらぶさん)

 

「帯締めを華やかなものにされたらいかがでしょうか?」

 

「その帯に合った帯締めは何種類かあるんですか?」(kanoonoさん)

 

「地味な物、華やかな物など数本ご用意してますから

 着付けの際にご相談ください」

 

「結び方とかも選べますか?」(yamasuki-daruさん)

 

「勿論、好きな結び方をお選びいただけます」

 

「どんな結び方が有るんでしょうか?」(2011秋からさん)

 

「お太鼓結び 文庫結び 文庫くずし

 小万結び 路孝結び かるた結び

 ちどり結び 小龍結び など

 他にもございますので

 着付けの者にご相談ください」

 

「履物も選ぶことは出来ますか?」(ayumi☆さん)

 

「勿論、選んで頂けますよ」

 

「どんなものが有るんでしょうか?」(lavenderoileさん)

 

江戸時代の履きものって

ピンとこないですよね

 

「縁取り草履や重ね草履に相形(女性雪駄)

 下駄や駒下駄などありますよ

 足袋を履いお好きな履物を選んで頂き

 江戸の粋を楽しんでください」

 

実は若ちゃん今日の為に

上ちゃんから呉服に関して教えてもらいました

なんせ若ちゃんは青物問屋

この役目を買って出たのは

呉服問屋の主の上ちゃんが応対すれば

どうしても型にはまった物を勧めてしまう

自由に選んでもらうには

若ちゃんの方が向いていると判断したようです

 

「着物にお着替えが済まれた方は

 廊下に出てお待ちください

 髪結いのお部屋にご案内します」

 

流石に着付けの部屋に

若ちゃんは入れませんので

廊下で待機いたします

 

 

説明を聞いた皆様

着物と帯を選び隣の部屋に移動し

着付けを始めます

 

呉服問屋の上毛屋です

安心して着替えて頂き

江戸の1日目をお楽しみください

 

 

 

 

<続きます>

 

江戸時代の女性はかなりお洒落

帯の結び方も

歌舞伎役者の結び方を真似たり

想像以上に遊び心が有ります

履物も草履を縁取りして華やかにしたり

重ね草履は今の厚底靴のような物だったり

 

吃驚したのは

着物を濡らさない為に

浴衣を合羽代わりや

旅行中の着物の埃除けコートにしたり

(江戸中期の頃です)

後期には道中着を着るようになります

(今のコートですね)

 

調べてると面白いですが

時間が💦 

ゆっくりお付き合いください

 

 

お名前の間違い等ございましたら

ご連絡ください

 

 

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