扉の向こうへ お江戸編 2 | 蒼のエルフの庭

蒼のエルフの庭

蒼の方への愛を叫んでおります
主に腐小説中心の妄想部屋でございます
ご理解いただける方のみお入りください
(男性の方のご入室はお断りいたします)

江戸一の大店上毛屋ですから

客間には着つけの女子衆さんが6人ほど待機

3人の方が鬘を担当、3人の方が着付け担当で

待ち時間を極力なくす作戦

 

「髪結いの前に

 お好きな簪又は櫛をお選びください」

 

かんざしのもとになるものが誕生したのは縄文時代

「先のとがった細い棒」には呪力が宿り

髪に挿せば間を払うと信じられていました

『髪挿し(上座氏)』が変化して簪となったと言われています

 

江戸時代に流行った簪

江戸時代初期は布を細くつまむように折りたたんで作る

つまみ簪

中期になりますと形も様々で

漆、蒔絵、螺鈿

素材は象牙やべっ甲、金・銀など

後期になると専門の職人の技術も上がり

平打簪、玉簪、びらびら簪など

 

櫛も縄文時代までさかのぼります

やはり魔除けの意味合いが強い物でしたが

江戸時代、装飾の髪飾りとして用いられるようになりました

 

櫛の素材も様々 べっ甲、つげ、竹、檀、珊瑚などなど

図案は「花鳥風月」「幾何学模様」「判じ絵」

美しく楽しい図柄をご用意しております

 

 

上毛屋ですので

簪も櫛も色々取り揃えております

お好きなものをお選びくださいませ

 

 

あ組の皆様が簪・櫛を選んでいる間

お組の皆様は着物と帯を選んでいただきます

(そちらは若ちゃんが担当します)

 

「簪、櫛をお選びいただいた方から

 髪結いを始めます」

 

ay40123104様  悠月様 tanku様が

先に席に着き髪を結いあげてもらいます

 

「蒼組の皆様の今日の予定についてお知らせします

 髪結い、着付けが終わりましたら

 若ちゃんと一緒に若智屋に向かい

 そこから蒼幻燈に行き

 絵付けをしていただきます

 今回は素焼きしたものに描くそうです

 出来上がった物はお帰りの際

 松岡邸でお渡しいたします

 絵付けについては蒼灯殿から

 詳しく説明してもらってください」

 

絵付けをしたものは

蒼幻燈で保管され現代に送られます

どうぞお楽しみに

 

「あの 江戸の町の散策は出来ますか?」

 

チョッパーさんが質問する

 

「折角お江戸に来ていただいたのだから

 江戸の町を堪能してください

 あ ・・・ 肝心なことを伝えていなかった

 皆様が潜ってきた蒼い扉は

 明日の昼頃にしか現れないようなので

 ゆっくりお江戸をお楽しみください

 宿泊については夕餉の際にお話しします」

 

上ちゃんが説明している間に

先に髪結いを始めた3人が終わり

misato1126様 モカ様 チョッパー様と交代した

 

「のこ様、少しお待ちくださいますか

 すぐに支度が出来ると思いますので」

 

「はい、もう少し簪や櫛を見せて貰います」

 

「ではay40123104様  悠月様 tanku様は

 隣の客間で着物をお選びください

 向こうには若ちゃんがおりますので

 何でも聞いてください」

 

3人を隣の部屋に案内する際

着付けを終えた緋組の3人が

若ちゃんに案内されてきた

 

「智、髪結いが終わった方たちだ」

 

「私が案内するから

 お前さんは着付けが終わった3人を頼むよ」

 

と言うことで

それぞれの部屋に戻っていく

 

 

お江戸の旅は始まったばかりです

どうぞゆっくりお楽しみください

 

 

やりたい事、行きたい場所など

ありましたら

若ちゃん、上ちゃんに

お申し付けください

 

 

 

 

<続きます>

 

毎日更新できなくて

すみませんm(__)m