扉の向こうへ 4 | 蒼のエルフの庭

蒼のエルフの庭

蒼の方への愛を叫んでおります
主に腐小説中心の妄想部屋でございます
ご理解いただける方のみお入りください
(男性の方のご入室はお断りいたします)

3つの扉の先に向かう旅

出発時間が近づいてきました

お江戸の二人と、未来の二人の様子を

ちょっとだけ覗き見しますね

 

「お天気にも恵まれて

 来ていただく皆様に

 楽しんでもらえるな」

 

濡れ縁に立って空を見上げる上ちゃん

 

「ああ、折角のお江戸見物だ

 晴れて良かったな」

 

二人が安堵の表情で顔を見合わせ

忙しくなる今日を楽しみに

支度を始めます

 

集合場所のお天気があまり良くなくても

お江戸は快晴ですのでご安心を

 

(そして今回、それぞれの場所の到着は朝になります)

 

「15名の方がお見えになるんだったな」

 

「ああ、そうだな

 着替えの衣装の支度は出来てるんだよな?」

 

「15名分の衣装と鬘を用意し

 着付けをしてくれる女子衆も手配した」

 

抜かりのない上ちゃんがにっこり笑う

 

「着替えて頂かないと街を歩けないからな」

 

「そうだな

 智、蒼灯殿は何時に見えるんだい?」

 

「私たちが上毛屋に向かう時

 『今から上毛屋に行くよ』と言えば

 すぐに伝わって月見亭で待ってるはずだよ

 翁と一緒にな」

 

「それは違いねえな 

 じゃあ、そろそろ上毛屋に行こうかねえ」

 

上ちゃんが言葉にすると

庭先から「つたえてまいります」という声が聴こえた

 

お江戸は準備が整っているようです

どうぞお楽しみに

 

未来の二人はどんな感じでしょう

覗いてみますね

 

「ここで有ってるの?」

 

副社長が怪訝な顔をする

 

未来の扉が現れるのは

昔『森の小さな美術館』と呼ばれた場所

 

「エントランスに扉が現れると聞いたけど

 何もないな ・・・」

 

ちょっと半信半疑な社長と副社長

そこに忽然と現れたMaster

 

どこから出てきたんだこの人

空間を切り取るように入ってきたように見えた

 

それに ・・・ 蒼の隠れ家で会った時より

一段と若くなった感じ、どう見ても高校生

そして、相変わらず笑顔だ

 

「おはようございますMaster」

 

「二人とも元気そうだね」

 

Masterは人の顔を憶えられない

だから匂いで判断するらしい

この時代の彼とは初対面なんだけどね

 

「ここを選んだ理由知ってます?」

 

何も聞かされてないので

思い切って聞いてみる副社長

 

「ああ、君たちが会いたいと思ってる人が

 現れるって聞いてるよ」

 

俺達が会いたい人?

二人が顔を見合わせて

誰だろう?

 

もし会えるなら『画伯』に会いたい

でも、そんな都合のいい事ってある?

 

「そうなんですか?

 誰だろう ・・・」

 

首を傾げながら

期待に胸を膨らませる二人

 

「時間が来たら扉が現れるよ

 それまで珈琲でも飲もう」

 

Masterはスタスタとカフェに歩いていく

二人もその後に続いた

 

未来の方も支度は済んでるようです

どうぞお楽しみに

 

 

さて、そろそろ集合時間です

 

松岡邸、テラス前には

蒼ちゃんとさとちとお兄ちゃんが待っています

参加者も続々と木の前に

 

「こんにちは ようせいのくにツアーのみなしゃま

 ただいまより、うけつけをかいちいたします」

 

「お名前を呼ばれた方は

 その場で挙手願います」

 

「ただいまより

 おなまえをおよびちます

 hiroさま nao/sさま にゃんくろさま

 青色うさぎさま ☆ゆう☆さま

 ぶすこ♪さま asakeasake777さま

 りかママさま

 8めいのみなしゃま おそろいです」

 

さとち君点呼が上手になりました

 

「8名の皆様

 これより妖精になる魔法を掛けます

 チビがお名前をお呼びしますので

 そのまま中にお入りください

 皆様の準備は済みましたら

 妖精の国に案内いたします」

 

(お兄ちゃんも魔法を掛けてもらいますよ)

 

妖精の国ツアーの皆様

準備が出来次第の出発となります

 

お江戸ツアーの皆様が待つのは

松岡邸楠木前

案内人は豆屋さんと助手の雑貨屋さん

 

「お江戸ツアーが一番人が多いんですね」

雑貨屋さんの言葉に頷く豆屋さん

 

「江戸を見てみたいと思う人が多いのだろうな

 皆さん、集まってきたな」

 

「そのようですね」

 

「お江戸ツアーの皆様

 こちらにお集まりください

 お名前をお呼びしますので

 その場で挙手願います」

 

名簿を読み上げるのは雑貨屋さんの仕事

 

「お名前をお呼びします

 ay40123104様 悠月様 

 tanku様 misato1126様

 モカ様 チョッパー様 

 のこ様 山華様 kojika012571様 

 さとらぶ様 kanoono様

 yamasuki-daru様 2011秋から様 

 ayumi☆様 lavenderoile様 

 15名の皆様お揃いです」 

 

「扉を開ける前に注意点を

 お江戸には現代の物は持ち込めません

 全てのお荷物は俺たちがお預かりいたします

 番号札をお渡ししますので

 こちらにお戻りになりましたら

 そちらと交換させていただきます

 向こうに着いて直ぐに着替えて頂きます

 それでは楽しい旅を」

 

出発時間より10分ほど遅い時間に

戻る予定となります

 

皆様 楽しい旅を!!

 

 

少し離れた集合場所の未来ツアー

案内役はMaster

助手として呼ばれたのは

てんとう虫の智くんと物書きの翔さん

 

「未来ツアー ・・・ 

 僕も行ってみたいです」

 

「俺も行ってみたいな

 申し込みすればよかったね」

 

二人が話してるの聞いていたMaster

くすくす笑って

 

「じゃあ、一緒に参加したら?」

 

「出来るんですか?」

 

「それは分からない

 扉に断られる可能性もある」

 

「Masterは行けるんですか?」

 

「俺は通れないな

 扉を繋ぐ役目だから

 ここを離れたら戻って来れなくなる」

 

「なるほど ・・・ 

 じゃあ、俺達も同じじゃない?」

 

「そうだね、僕たちは助手だから

 ちゃんと仕事しないと」

 

未来にもこの美術館がある

それだけで嬉しい二人

行きたいのは山々だけど

今日はマスターの助手として

お見送りをしようと思い直した

 

 

「未来ツアーにお越しのみなさま

 こちらにお集まりください」

 

てんとう虫智君が声を掛けると

参加の皆さんが集まってきた

 

「10名の参加者だったよね」

 

「そうです」

 

「未来ツアーに参加の皆様

 只今より、お名前をお呼びいたします

 呼ばれた方はその場で手を挙げてください

 ひろひろりん様 あおこ様 めがね様

 sato9090様 suzuran様 milktea様

 rieton様 renlove様  3104kumiko様

 みっしー3104様

 10名の皆様お揃いです」

 

物書き翔さんが最終チェックをして

Masterに伝える

 

「未来ツアーの皆様

 あと少しで出発となります

 扉が出現しましたら

 僕がドアを開けますので

 一人ずつ順に潜ってください

 到着場所は未来のこの場所 

 あちらには智翔旅行社の社長が

 皆様をお出迎えしますので

 楽しい時間をお過ごしください」

 

まだまだ再興の最中ですが

未来の彼らがお迎えいたします

 

 

 

<続きます>

 

 

3ツアーの皆様

此処からお話が始まります

それぞれのお話となりますので

出発前のお話も少し入るかもしれません

また、ゆっくりな更新となりますので

ご了承ください

 

 

お名前の間違い

お名前が載っていない方

いらっしゃいましたら

お手数ですがお知らせください

 

 

 

 

本日、この部屋も8周年を迎えました

最近は更新が滞っていて

申し訳なく思っています

ここまで続けてこれたのは

偏に読んでくださる皆様のお陰です

ありがとうございます

皆様の優しさに支えられ

続けられるのだと思っています

これからもどうぞよろしくお願いします