高校時代のペイトン・ワトソンの話(前編):デュラントは”彼は僕のbrotherなんだ。”と語る | NBAブログ 〜We The NorthとGrind City〜

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NBAが大好きな、しがない大学職員の書くブログ。
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いつもご訪問くださりありがとうございます^^

 

 

定期的に読んでいる、デンバーのニュースペーパー、Denver Post。

私の好きなWeb新聞の1つです。ほかにはToronto Star、Toronto Sun、Commercial Appeal、Deseret News、Chicago Sun Timesなどを定期的に読んでいるのですが、その中でもDenver Postはいい記事が多くて好きなのです。(もちろん、英語ですからNBAの部分しかほとんど読んでないですけどね。)

当たり前なのですが、その地域の新聞ですから、毎日のトップニュースだけではなく、かなりコアな話も載せてくれるというのが本当にうれしい。

 

 

それで今日は、今シーズンナゲッツでブレイクしたペイトン・ワトソンの話を読みたいと思うんです。

 

 

 

この人がワトソン君です。まだ21歳の2年目。派手さはないが、とても巧い子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、ブレイクしたと言ってもタイリース・マキシーとかコビー・ホワイトのようなそれとは違います。でもナゲッツに必要なエナジーとか高いディフェンス力とかを与えてくれる、重要なロールプレーヤーに育ちました。彼はまだ2年目。

今シーズン、ブルース・ブラウンを失ったナゲッツは、セカンドで計算できるプレーヤーの成長がどうしても必要でした。

こちらも2年目のクリスチャン・ブラウンが思うほど伸びなかったにも関わらず、ナゲッツが堅実に勝ち進められているのは、彼の成長なしにはあり得なかったと私は思っています。

 

そんなワトソンの高校時代の話がDenver Postに乗っていたので読んでみたいと思います。

高校時代と言っても、その頃の彼がKDの招待を受けて、NBAプレーヤーたちと過ごした時のお話で、今の彼がどのようにしてできたのかということの原点になると思うんですよね。

きっとどういうプレーヤーなのかを更に知ることができるのではないかと…

 

ではさっそく紹介しますが、長い文章なので、2日に分けてお届けしたいと思います。

 

 

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Inside Kevin Durant’s invite-only pickup game that inspired Peyton Watson in high school
高校時代のペイトン・ワトソンを奮起させたケビン・デュラントの招待者のみのピックアップゲームの内側とは



本当に身体能力が高いんですよねぇ。201センチの高身長ガードの彼。

 

 

 

 

 

 

 

 


何でもないことを心配し、被害妄想のあまりティーンが目を丸くするような仮定の状況を作り出すのが親の仕事だ。典型的なものはこうだ: 史上最高のNBAプレーヤーのひとりに大怪我を負わせたら?

ジュリオ・ワトソンは誰もいない体育館で息子と一緒に座りながら、その恐れを口にした。

“いいか、ペイトン、もし彼がミドルシュートを打ってきたりしたら、邪魔にならないようにするんだ。”とジュリオは警告した。

“絶対にK.D.を怪我させてはいけないんだぞ。”


2020年の夏、彼らはケビン・デュラントをウェスト・ロサンゼルスのジムで待っていた。ペイトンと彼の父、そして叔父であるワトソン一家が最初に到着した。熱心さと朝の交通渋滞を予想してのことだった。彼らはロングビーチの自宅から車でやってきた。ペイトンには帰りの車も必要だった。彼はまだ免許を持っていなかったのだ。

デュラントは10分ほどして仲間とともに現れ、ショットを撃ち始めた。徐々に他のプレーヤーも集まってきた: トーリアン・プリンス、キャリス・ルバート、カイリー・アービングなどだ。


ペイトン・ワトソンは高校3年生と4年生の間だったが、ロサンゼルスで最高のピックアップゲームに招待された。彼のバスケットボールのアイドルの一人が手配してくれたのだ。

“スターになった気分だったよ。”とワトソンは語った。

“前の晩は眠れなかった。寝ることもできなかったんだ。一晩中起きていたよ。”







 

 

 

 

 

 

 

 

 


4年経った今でも、ナゲッツのウィングである彼はその日を人生で最も重要な日のひとつだったと考えている。約2時間、彼はNBAファイナルで2度のMVPに輝いたプレーヤーに率いられ、フルコートのピックアップゲームを行う少人数のグループの中で唯一の高校生だったのだ。

“僕はトレーニングをしていた。アキレス腱の怪我から復帰したばかりの頃だから、シーズンに備えて毎日みんなをジムに集めてトレーニングしていたんだよ。”とデュラントはデンバー・ポスト紙に語った。

“だから毎日みんなを集めていた。その日はペイトンが入っていたけど、みんなはキャンセルしたかもしれない。だからフルコートで3on3をやったんだ。誰にも何も期待していなかった。ただハードにプレーし、正直にフープゲームをするだけだった。彼はすぐにチームに溶け込んだよ。”


そのアキレス腱の負傷は、2019年のNBAファイナルを頓挫させ、デュラントが次のシーズンを欠場せざるを得なくなったものだった。ワトソンの父親の頭を見出しをがよぎった: "高校生プレーヤーがケビン・デュラントを負傷させ、復帰が遅れる"という言葉だ。だから、彼はその恐怖をペイトンに伝えるようにした。彼の競争本能は、今シーズン彼がスワッタブルショットの後に身体を犠牲にして飛ぶたびに、ナゲッツのファンは目にしてきた。

“あそこに着いたとき、僕はボールをプレーして、自分に何ができるかを示すために来たんだ。自分の才能をアピールするためにね。”とワトソンは述べた。

“だから、ただそこにいることに満足するようなプレーヤーにはなりたくなかった。僕は試合に出て、みんなに挑戦した。得点も決めた。自分の力を出し切ったよ。”

















それが、彼が招待を受けたそもそものきっかけだった。きっかけは高校時代の試合だったのだ。ジュニアユースの時にさかのぼる。1Qのタイムアウトのことだった。ロングビーチ・ポリの優良プレーヤーだったワトソンは、騒ぎに気づいた。

“彼が入ってくるのが見えたんだ。あらゆるレベルのフープに精通しているデュラントが、そのビルにいたんだよ。もう、‘Oh my god.’って感じだった。 ”と彼は回想した。


彼とコービー・ブライアントは、幼少期のワトソンのお気に入りのNBAプレーヤーだった。彼の父親は、少年バスケットボールの遠征中にデュラントの新品のシューズを置き忘れて怒られたことがある。

ワトソンは素晴らしい試合をした。弟のクリスチャンもそうだった。デュラントはその2人に感銘を受けた。彼とペイトンはソーシャルメディアのDMで連絡を取り合うようになった。

“僕が彼をフォローしたと思うけど、彼が先に僕を口説いたのかもしれないなあ。”とデュラントは言った。

“わからない。どうやって始まったのかわからないような友人関係のひとつで、自然にそうなったんだよ。”

 

“それ以来、彼は僕のbrotherなんだ。”

原文:Denver Post
Inside Kevin Durant’s invite-only pickup game that inspired Peyton Watson in high school

 

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コロナ禍中でそんなことが行われていたんですね。

そのころ高校生だった彼が、もうプロで頑張っているんですもん。時の流れは速いですね。

 

 

 

 

 

 

 

ああ、なんか意外。

全然騒がれもしなかったペイトン・ワトソンがまさかKDにbrotherなんて言われるような仲だとか。でも、確かにプレーヤー名鑑でも彼は高校時代から評価の高かったプレーヤーのようですね。ドラフトの順位は1巡目の30位。スタッツを学生の時に残していなかったとはいえ、資質というのは変わらないものですしね。スタッツを残せなかったのは、どうもコンディションをうまく整えることができなかったんだとか。

ちゃんとKDくらいのプレーヤーになれば、その素晴らしさを見抜くこともできるってことですね。

 

ナゲッツは、彼のことを今後何年もチームの中心となっていくようなプレーヤーになるだろういうようなことを述べていました。このチームは本当にプレーヤーを1から育てるのがうまい。

育てるのがうまいのか、見抜くのがうまいのか、バランスよく構築するのがうまいのか…

ワトソンも、デンバーのようなチームで本当に良かったと思いますね。

では、明日はこの記事の後半、アービングとのやり取りについて読んでいきたいと思います!
 

 

 

 

あつかましくて申し訳ありません。

最近かなりダークモードの私デルフィですが、皆さんの応援が活力になります^^

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