デマー・デローザンはスランプ脱出?最後のプレーでベンチに下げたポポヴィッチの決断とは | NBAブログ 〜We The NorthとGrind City〜

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ラプターズのことを中心に試合情報や負傷情報、トレードや噂などのNBA記事を和訳で綴ります(でも英語は苦手!)。

毎日が24時間で足りない日々ですが、
苦手な英語と戦いながらできる限りの情報をお届けします。

いつも閲覧くださりありがとうございます^^

 

 

本日2本目です。お昼のブログでは、ラプターズ@ペイサーズの試合でビクター・オラディポが大けがをしたという記事を急遽書いたので、スパーズの試合に触れていませんでした。

 

↓関連記事はこちらからどうぞ。 

(速報)ビクター・オラディポが重症を負う/MEM:ガソルとコンリーをトレード市場に出す事に・・・

 

 

しかし・・・一時、Twitterのトレンドにも不名誉な形で入ってしまったデローザン。それはなぜか。

 

それには2つの理由が。

 

1つ目は最後のポゼッションの1つ前のオフェンスで、「ここで決めれば」というドライブからのレイアップ。

ウィルソン・チャンドラーの真正面からのブロックにあってしまって決めることができなかったということ。

そして2つ目は…

のこり1.1秒の最後のポゼッション。そこで彼がベンチに下げられてしまったから。

 

 

 

 

 

 

正直なところこういう瞬間はラプターズ時代にも数回あったと思います。もちろん理由があります。

4Qに競った場面でも出場機会を与えられなかったこともある。

忘れもしない、2年前のハスキーズ・ナイトの日。

4Qにホーネッツに対して大逆転をおさめた試合でも、デローザンの出番はなかったんですよね。

だから…私にとってははそれほどショッキングなことではなかったんです。残念ではあったけれど。

 

しかし、SNS上では騒がれてしまう。心無い言葉をたくさん並べられてしまった。

これはプロの世界。そうなるのも仕方がない。それも彼の仕事ですから。

メディアも、世論も本人やチームの気持ちのことをそこまで考えるわけではないですからね。

多くの成功も、1つのプレーだけ(1つというわけではないけれど、これは例えです)ですべての成功が覆るくらいの威力がありますよね。仕方ない。それだけの期待をされているわけだから。

 

 

今日はね、どちらかというとこの話題のほうで取り上げられて欲しかったですけど・・・

すごいことだと思うんですよ。9年もずっと一貫性をもって、大きな負傷をすることなくプレーする。それはとても難しいです。

 

NBAで現在9年連続で1000+PTSをあげている唯一のプレーヤーだ。と。

 

今シーズン、1000+PTSと300+ASTをあげているのはデローザン、リラード、ハーデンだけだと・・・

 

 

 

通常は敗戦試合のことを詳しく書いたりはしないのですが

結構騒がれたのでここで今日の試合についての記事を読んでおきたいと思います。

短い試合概要の記事と、ポポヴィッチの決断に焦点を当てた記事の2本を連続でどうぞ。

(たぶん1本目は読む価値ないですが…汗)

 

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DeMar DeRozan's slump seems like it is over.
デマー・デローザンのスランプは終わったように見える

 

 

お得意の3点プレーも決まったよね。

 



デローザンのスランプは終わったように見えた。少なくともこの夜に関しては。

デローザンは水曜日のウェルズ・ファーゴ・センターでの試合でFG12/19で26PTSを獲得した。

それだけでは十分ではなかった。フィラデルフィア・シクサーズは最後の2分間に10PTS連続で得点した。そして、スパーズを122-120で破った。スパーズは7点リードしていた。しかし、3Qにジョエル・エンビードが爆発してから持ちこたえる事ができなかった。

彼は33PTSのうち20PTSを試合の後半に獲得した。そして3Q終了時にはシクサーズは96-96の同点に追いついた。彼はまた19REBをもぎ取った。フィラデルフィアはスパーズのチーム努力を克服しそうではなかった。そして、スパーズは7人のプレーヤーが2桁得点を獲得した。パティ・ミルズとルディ・ゲイは17PTSをとり、マルコ・ベリネリは16PTSを取った。


しかし、残り1分の時点で19PTSで試合を終えたJJレディックが4PTSプレーを行い、シクサーズが1点をリードした。デローザンはのこり10秒にレーンに向かってドライブしたが、ウェルソン・チャンドラーのディフェンスによってブロックされ、決めきる事ができなかった。
 

ベン・シモンズは21PTS、10REBを決め、チームの2番目のスコアラーであるジミー・バトラー不在で勝利をあげた。

 

原文:My SA 2019.1.23(現地)

DeMar DeRozan's slump seems like it is over.

 

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デリック・ホワイトはデローザンのスランプについて、“僕はそれについて全然心配していないよ”と言っていましたね。

 

 

スパーズのファンサイトではこの時点ではまだ細かい点には触れられていなかったんですよね…

 

 

 

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Pop, needing 3 for win, keeps DeRozan on bench
ポップは勝利のために3Pショットを必要とし、デローザンをベンチにとどまらせた



今日のポップの記事はどちらかというと、ブレッド・ブラウン(シクサーズのHC)を称えるものが多かったですけど。

 

 

 


水曜日の夜のシクサーズ戦に122-120でサンアントニオは敗戦した。その試合の最後のプレーで、チームのリーディングスコアラーのデマー・デローザンをベンチに下げて使用しない決断をした事について、スパーズのコーチであるグレッグ・ポポヴィッチに尋ねると、答えはすぐに返ってきた。

“我々はオーバータイムをやりたくなかったんだよ。”ポポヴィッチは答えた。

それよりむしろ、サンアントニオはショットを打つことさえできなかった。ルディ・ゲイがマルコ・ベリネリに試みたインバウンドパスはベン・シモンズに弾きとばされ、ボールはただバウンドして遠くに離れた。それは最後の時計が残り1.1秒を刻んだときに起こり、フィラデルフィアに勝利をもたらした。


“ああ、そうだね。僕は僕らがやった事だ。勝利のためにやったと確信しているよ。”デローザンは語った。

“僕らはただ、ショットをうつ事ができなかっただけの事だよ。”

 

 

 

 

 

 


デローザンはチームハイとなる1試合平均21.4PTSを獲得している。しかし、彼は3Pレンジのショットに一貫した脅威を持っていない。——そして今年、彼は全く3Pの脅威を持っていないのである。
キャリアにおける3P成功率は28.4%であり、今シーズンはたったの7/40(17.5%)なのであり、11試合は3Pを打っておらず、12月26日の対デンバー・ナゲッツにホームで勝利した試合で1本決めて以来、1本も決めていないのである。

このフィラデルフィアの試合での最後のポゼッションについて、ポポヴィッチはゲイにインバウンドをさせ、ラマーカス・オルドリッジはスクリーンセットのビッグマンとしてフロアに立っていた。そして3人のシューター:ブリン・フォーブス(今シーズンは3Pレンジから41.8%の成功率)、パティ・ミルズ(39.8%)、そしてベリネリ(38.3%)。このトリオはこの試合で合わせて11/20の3Pを決めていたのである。

スパーズは残り22のところで1点負けていて、ポポヴィッチはサンアントニオのその直前のオフェンスでデローザンにボールを渡した。しかし、デローザンが数秒間ペイントエリアの上でボールを保持した後、彼はレーンの右側にドライブしながら通って、シクサーズのフォワードであるウィルソン・チャンドラーに相対しながらショットをうつために上昇した。
チャンドラーはデローザンのシュートをブロックし、フィラデルフィアは残りの時間をマネジメントしながらコーリー・ブリュワーが最終的にファウルをうけるまでの残りの時間の大部分を走り去った。ブリュワーは2本のフリースローのうちの1つを決め、最後のプレーに向かった。


 

 

 

 



この敗戦はサンアントニオに取って2連敗であり、6試合のうち4試合目である;しかし、デローザンは12/19でショットを決め、チームハイの26PTSを獲得した。彼の個人的な最近のシューティングスランプからは脱したように見えた。水曜日の敗戦試合はデローザンが20PTS以上獲得するのが1月7日にスパーズがデトロイトでピストンズを打ち負かしたとき以来のことで、その後彼は1桁得点が2回であり、合計でのFG率は35/100の35%に落ち込んでいた。

“(自分のことより)勝つ方がいいよ。そして僕のプレーは悪かった。”とデローザンは言った。

“でも、すべてはただここから一貫性を得ること、良いプレーを続けていくだけだよ。”

 


原文:ESPN 2019.1.23(現地)

Pop, needing 3 for win, keeps DeRozan on bench

 

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うーん。そりゃあ3Pが得意であるに越したことはないけれど・・・

 

 

 

 

 

ポポヴィッチはデローザンにそれを問わなかった。見た目よりも彼はそれほど器用じゃない。

3Pを打つことを問わずに、むしろプレーメイクに注力することを求めた。

ここで書かれている3Pのパーセンテージがやたらと低いのは別の理由もある。

もともと試投の少ないデローザンだけど、Qの終わりにただ「放る」ということを彼がやっていることは多いのです。

分母が小さいデローザンですから、そういう1つ1つの記録も、パーセンテージをぐっと下げる要因にはなっています。

実際に成功率が低いということは私も理解していますが、プレースタイルを変えるつもりはないというスパーズの意向には感謝していますよ、本当に。

 

確かに、昨シーズンのデローザンは結構3Pを決めた試合もあったんですよね。

たくさん打つようにもわざとしていたと思うし…

それでもスパーズにはたくさんシューターがいますし、(今日はたまたまベルターンズがいませんでしたが)

ここ数年のNBAのように、やたらと3Pを重視するようになったためにそれを言われるだけです。

時代の流れに乗っていないのがだめだと言われればそれまでですけど。

コート上に5人の選手がいれば、それぞれに役割があっていいじゃないの、と思っています。

 

 

 

 

 

今日、問われるのはどちらかと言えば、あのブロックされてしまったレイアップのほうかな、と。

調子のよい時のデローザンならもっとやり方があったんじゃないかなって思うところです。本人も悔しかったでしょうね。

あと(本心かはわからないですが)ポポヴィッチがオーバータイムをやりたくなかった、と言ったこと、

私はそれが少し心配ですね。エンビードが調子を上げていたからかもしれないですが。

なんだからしくないなあ、と。落ち着いてオーバータイムに持ち込むくらいのことを考えそうですけどね。

デローザンに気を使ったのかしら…。

 

 

ここではデローザンのスランプは終わったようにみえる、とありましたが、あまりそういう風に思えないです。

なんと言うか…精神的な問題に見えているのは私だけでしょうか。余裕がないというか。

全快の状態に戻るにはもうしばらくかかると思うのですが、皆さまどうか見守ってやってください。

 

 

 

あつかましくて申し訳ありません。

最近疲れ気味な私デルフィですが、皆さんの応援が活力になります^^

↓気が向いたらピコってしてやってください。