ちょうど先日、
採血のことを書いた時に、
コメントの中で、
採血の針の太さのことを聞いてくれた友人がいて、
そうか、
それを書いてみようと思ったことが、
「採血あるある」シリーズのきっかけだったかも(笑)
では、
採血あるある その④
注射と言っても、
何をしたいか、で全く使用する針が異なってくる。
太さは、
「G(ゲージ)」表記。
数が小さくなれば小さくなるほど、太くなる。
編み物の針と逆だね。
太さと用途は、
↓こんな感じ。
実際に、今のクリニックで使ってるものを出してみました(笑)
ちなみにこれは、「直針(ちょくしん)」と呼ばれるもの。
上から、
比較のためのシャーペンの芯
26G
23G
22G
18G
18Gは薬液を吸ったりするときに使う。
クリニックだと基本的に人には刺さないな~。
採血される時、
痛いの嫌じゃない⁇(←当たり前だ(-""-;))
じゃあ、細ければいい⁇
答えは「NO」
採血は21~23Gを使う。
できる限り21G。
なぜかって?
血液成分には、
赤血球とか白血球という、「球状」の成分がある。
細い針で、吸い取ってしまうと、
その成分が壊れてしまうことがある。
そうすると、
せっかく採ったのに、データに誤差が出てしまうの(ノ◇≦。)
採る身としては、結構ショックなこと…。
それに、
同じ量を採るのにも、
細い針だと時間ががかる。
私はせっかちなので、
細い針では採りたくない(≧∇≦)
時間かかってイライラするから( ´艸`)
通常、21Gで採血してるけど、
痛みの感じは、どうなんだろうね。
21Gでも22Gでも、患者さんの反応あんまり変わらない気がするよ。
(またこのことは、別日に書いてみようっと)
これは、
「翼状針(よくじょうしん)」というもの。
私たちは、「よくしん」って呼んでます。
よくね、
「ちょうちょ」とか「トンボ」とかいう患者さんあり。
なかには、「赤ちゃん用の…。」なんて言う人も(笑)
大人にも使いますから( ̄ー ̄;
最近の病棟だと、
ほとんど採血は、翼状針でやっているという話も聞くが・・・。
左から、21G 22G 23G
太さの違い、
わかるかな~(笑)
これもよく言われるのだけど、
「痛くない針できたんでしょ⁇」って。
今、開発してるのは知ってる。
あとは、実用化とお金の問題なのかと。
でもね、
まず最初に使うのは、
インスリン注射してる人なんじゃないのかなと思う。
だって、一日3~4回注射しないといけない人たちだもの。
年に数回の採血の方は、
もう少しお待ちください、ってところだろうね(笑)
ちなみに、
献血は、17G。
上のピンクの針よりもさらに太い。
爪楊枝くらい…。
さすがに、私、17Gを人様に刺せる自信なし…。
だって、自分が刺されるのも見たくないから(笑)
では、またまとまりないけど、
これにて、その④終了。
その⑤は何にしようかな~(≧▽≦)