採血あるある その③ 採った血液赤くないけど大丈夫? | Mayumiのブログ

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心屋塾マスターコース14期修了。
カウンセラー活動をしないまま、なんか知らんけど37期アスターコースのアシスタント、そして、ご縁があって結婚(*^^)v

ただいま、またまた73期のアシスタントしております。

採血のことを書き始めると、

意外にネタがたくさんあることに気づく( ´艸`)

こんなに定期的に更新するのは久しぶりかも(笑)

 

それでは、その③

 

採血をしていて、たまに言われる、

「これ(血液のことね)って赤くないけど、大丈夫なの?」

 

それこそ真っ赤な血液が出てきてしまったら、

確実に、

「誰か手を貸してください~((>д<))

Dr.呼んでください~(゜Д゜;≡;゜д゜)」ってなります。

看護師は大慌てになります(+_+)

 

 

動脈血は「真っ赤」なの。

ほんと綺麗な、綺麗な赤。

惚れ惚れするくらい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

動脈血は、心臓から全身にまわる血液。

酸素を含んでいるので、真っ赤。

 

採血しているのは、静脈血。

身体の各組織で酸素と二酸化炭素を交換して、

心臓に戻る血液のこと。

なので、黒っぽくないと困る(゚_゚i)

 

 

左が静脈血 右が動脈血。

これだけの違いがあります。

(画像拝借しました。今の職場だと動脈血採ることはまずないからな…。)


どちらも体の中を巡ってます。

人の体ってスゴイよね(≧∀≦)

 

 

動脈は、

かなり深い位置にあるから、

通常の採血で刺すことはまずない。

刺そうとしても、刺さることもまずはないはず。


なったって、針垂直に刺すからねΣ(゚д゚;)

 

動脈採血は、

看護師は基本できないので、

Dr.にやってもらうこと。

 

なぜって?

 

動脈で調べたいことの時だけだから。


身体の中の酸素の割合とか、

かなり重症な時にやる、

はず(笑)


通常の電解質とか、貧血の値とかは静脈で事足りる。

 

そしてなにより止血が大変(x_x;)

 

動脈は、

心臓から全身に血液を送らないといけないので、

「圧」が高いの。

 

普通採血をして、

2~3分押さえていれば、血は止まるよね?

でも動脈はというと、

15分以上押さえていないとダメ。

しかも、噴き出してきちゃう。


ぴゅ〜、って(ー ー;)

 

時代劇でよく、

誰かが切られたりすると、

障子まで血が噴き出すシーン。


見たことあるよね?


あれは動脈が切られたから。

静脈が切れるくらいなら、あそこまではならない。

 

時代劇を見てて、冷静に思ったことがある。

切腹で、介錯がついたのは、

お腹刺して、腹大動脈に届かない時に(痛くてね)、

自分だけじゃ、死にきれないからなんだろうな、って。

(なんつー看護学生だ…。)

 

あ、話がずれた…。

 

年配の方で、

筋肉が落ちてきてしまうと、動脈がすぐ皮膚の下にあったりする。

そうすると、

刺さってしまうことも、まれにある…。

ほんとまれにね…。

 

看護師20年以上してるけど、

1回だけ、動脈刺しちゃった・・・。゚(T^T)゚。

普通に点滴入れただけなのに…。

はい、事故報告書です…。

 

なので、

ある程度血液は黒くても大丈夫なのです(笑)

 

動脈血、静脈血これだけの違いがあるんですね~。

 

もっとたくさん違いはあるけど、

これにてその③終了~(≧∇≦)

 

その④は、

採血に使う針のことにしようと画策中(笑)