《無し》
下げ八分まで待っても見た目にはイナッ子が集まらない。
つーか、夏場にカマを持って除草に来なかったから護岸には足場まで草が生い茂ってやりにくい状況。
背中側も一面の草・草・草。
護岸までのルートが分からないぐらい草ぼうぼうでたどり着くのにも一苦労。
10月にならないと枯れそうに無いが10月になったらなったで魚は海に落ちて釣りづらくなってしまう。
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《六分に来て八分過ぎまで待つ》
通常なら下げ八分ってシンペンでさえ回収時には泥を咬んでしまう水深の筈なのに水面を見ると50cmは高いまま。
下手をすると50cmどころの増水じゃ収まらないレベル。
今日は月が地球を楕円周回するのに一番近いコースで地球に寄るからスーパムーンになる筈なのにココからだと月が見えやしない。
最悪だ。
イナッ子に襲い掛かるシーバスは水深が有ると見た目にバッシャバシャッ、パコーンて分かる暴れ方をしてくれない。
経験上水深が一定層まで下がらないとイナッ子が水面でハシャがない。
その目安が下げ五分を過ぎてから、この辺では六分~七分水深で50cmぐらいだろうか。
ハシャいでくれないと音が水を伝わらないからか周囲のシーバスも集まってる気配がない。
イナッ子やシーバスの気配が聞こえないってよりもイナッ子が水面付近に集まって無い。
前回の大潮で既に落ちている可能性もある。
それも確認したかったが増水してると全てが判断不可。
前回の大潮で祭りが終わって若洲の方に落ちてる可能性もあるが。
多分若洲の運河がイナッ子祭りになっているのかもしれない。