そういうわけでブログに関してジレンマに悩まされている、ひろむです。
『太宰治短編小説集』はプライムビデオで観られます。
全10本なのに『犯人』という作品の主演が、本当に犯人になってしまったので、
『犯人』を含めて3本バッサリ切られるという・・・。
好きだったんだけどな、『犯人』。
『駆込み訴え』とかも西川美和監督・香川照之語りで面白いですけどね。
話が逸れました、ともかく『グッドバイ』に関しては『太宰治短編小説集』の方が面白いです。
エントリーNo.2 『バースデーカード』
今期のガッカリ・ムービー・アワードは『グッドバイ』で決まりかな?と思っていたところに
飛び込んできたのが、この作品。
詳しくは“こちらの記事”に書いたので詳細は省きますが、これもヒドかった。
タイトルの“バースデーカード ”と、同じ重みで“『パネルクイズ アタック25』”を
ぶっ込まれても・・・という話です。
まぁ、個人の立ち位置が違えば、見方も変わるだろうから、
僕には刺さらなかったというだけなんですけどね。
いかんせん『アタック25』のインパクトが強過ぎて・・・。
本当に「映画館に行かなくて良かった!」と思いました。
唯一評価できる点と言えば、宮崎あおいが可愛かった。
パッケージの写真だけで、ご飯三杯食べられます!!
もっとも宮崎あおいが出ていなければ、見向きもしなかったとも言えますが。
久しぶりに宮崎あおいが出ているのにガッカリしましたね。
出演映画では“2014年”以来の選出です。
そのレベルでガッカリしました。
以上、2本が今年のノミネート作品です。
観た数との対比で言えばガッカリ作品は、非常に少なかったと言えると思います。
言わずもがなコロナの影響で公開作品が少なかったので、リバイバル作品を
観る機会が例年以上に多かったのも影響しているかもしれません。
名作を掘り起こそうという気分もあった気がします。
では今年最もガッカリした映画は、エントリーNo.1『グッドバイ ~嘘からはじまる人生喜劇』。
これに決定です。
たぶん太宰治に特別思い入れがなければ、そこまでではないと思うんですけどね。
小池栄子が絶世の美女か?という程度で。
僕の場合は、映画館で観た、太宰に対する思い入れが強い。
この二点が、非常に影響しています。
DVDで観た程度なら、のけぞり具合で『バースデーカード』になってた気がするんですけど。
やっぱり「映画館で観る」というのは、何度やっても特別な体験なんですよ。
僕にとっては。
それだけに可愛さ余って・・・の部分はあります。
期待を裏切られたというその一点に関して第17使徒戦あるいは第9の使徒戦直後の
シンジ君ばりの怒りようですよ。
原作の『グッド・バイ』って、実際すごく良い材料だと思うんですよね。
太宰の絶筆で、ちょっと悪いイメージがあっても、そもそもコメディだし。
中期のバカバカしさに通ずる物があって、僕は好きです。
だからこそ残念で仕方ない。
ちなみに今年ナンバー1は、上半期でもナンバー1であった『ルビー・スパークス』です。
『シング・ストリート 未来へのうた』、『アバウト・タイム~愛おしい時間について』、
『ジョジョ・ラビット』あたりと、かなり競るところはあるんですけど。
今年のガッカリ・ムービー・アワードは映画部部長として2014年以来の
『鈴木先生』のセリフをもじった、この言葉を残しておこうと思います。
“これからもガッカリする映画、たくさん観ると思うけど、
もう少しこのまま頑張ってみようと思います。”
そして最後は、この言葉で〆たいと思います。
“完璧なガッカリ映画などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね”
(村上春樹風)