どうもどうも、ヘチマです。
今日は本屋であらすじ買いをした本を。


『愛してるって言われても』バーバラ片桐 白泉社花丸文庫 2008


今から読むんだけど、読書前にあらすじと期待感を記してみます。


「ディベロッパー勤務のエリートで、遊びもスマート、何事にもソツのない

武井は、専務から社の裏金調査を命じられ、同期の経理・篠崎に接近する。

地味な身なりと仕事への厳しさから敬遠される篠崎が、

実はダイヤの原石のような美貌とうぶな性格を隠し持っていると気づき、

興味を覚えた武井は篠崎を「変身」させる。

やがて本気で惹かれるようになるが、篠崎にはある秘密があった…

対称的な2人が手探りで進める恋の結末は?」


このあらすじがいい。ここ読んで、すぐに買った。

ヘチマのツボにきたのは、「ダイヤの原石のような美貌とうぶな性格を

隠し持っている」ところと、その篠崎を「変身」させるとこ、

篠崎には秘密があるってとこ。
王道ですが、こういうの大好きです!

自分だけが知っているかわいい素顔、
そんな彼を美しく変身させていく…なんてめっちゃおいしいですがな!
秘密もわくわく。


しかも挿絵は山田ユギ。
表紙はエリートの遊び人ぽい武井が、メガネ男子でワイシャツ姿の篠崎を
後ろから抱きしめ、篠崎のスーツのネクタイをはずそうとしている絵。
この構図もだえるわ!どきどき…。


帯には「おまえの言葉なんか、信じられるかよっ…!」
とセリフが。なになに、これ篠崎が言ってるっぽいけど、
武井が告白して、今まで誰にも好かれたことがない篠崎が、
思わず言ってしまったセリフか!?(妄想)
こりゃ、楽しみだわ。


さ~行ってみよう~~!







はい、読み終わりました。

結論…いまいち。
ヘチマの好みではなかった。
読む前、あんなに盛り上がった気持ちには、
応えてくれませんでした。


まず、「ダイヤの原石のような美貌とうぶな性格を隠し持っている」は
まあそうなんだけど、その描写がさらりとしていて、物足りない。


次に、「変身」。どんな店でどんな会話がなされ、
どんな風に変わっていくのかを楽しみにしていたのに、
ここもさらり。


篠崎の秘密、たいしたことなかった。

受け視点の時に判明するし、予想内。


初めは攻め視点、途中からずっと受け視点、ちょっと攻めに戻って、
また受け視点。受けのうぶな気持ちはうまく書けてたけど、
急に変わる視点展開についていけなかった。年かな…。
どっちかに統一したほうが、もっと面白いんじゃないかなあ。
情事も受け視点で、初めてではじらう気持ちはわかるんだけど、
こういう時は攻め側から読みたい。


ちなみに、帯の言葉はどこに出てきたか全然わからなかった。
記憶に残るようなとこではなかったのは確か。
あとでもう一回探してみたけど、やっぱり見つけられなかった。


とまあ、辛口ですが、これは期待が高かったから。
これまでのドギツ系の作風のバーバラ片桐にしては新境地で、
これからがたいへん楽しみ。


てことで5段階で、これはヘチマ的に★★という感じ。

ちょっと某碁漫画で心をいやしてきます~。

こんばんは。りったんです。
先日同い年の従姉妹が結婚をしました。それだけでもびっくりやったんやけど、なんと国際結婚で、相手はトルコ人。
トルコで思い出す人といえば、日本ワールドカップで一躍有名人になったイルハンとか・・・彼はトルコ人って感じが全くなかったけど、従姉妹の結婚相手は、(写真で見る限り)THEトルコ人でした。髭とか濃い顔とかね。いやぁ~びっくりしたな~。
挙式は今年の12月にトルコで挙げるとのこと。そして後々はトルコに住むんだって。
何はともあれ、幸せになってほしいなと願うばかり。

今回はそんな従姉妹に捧ぐ(笑)漫画を紹介。
『花嫁くん』 星野リリイ著 芳文社 2004年

家の代々のしきたりで、男同士で結婚させられることになった、慎二(攻)とお嫁さんにやってきた、クラスメート葵(受)とのお話。
話は、結婚までのいきさつ編、初夜編、学園生活編、新婚生活編、出産編と、慎二がどんどん葵のことを好きになっていく様が上手に描かれている。

2人はクラスメートだったけど、慎二はお嫁さんとの顔合わせの日まで、結婚相手が葵だとは知らない。葵は慎二のことがずっと好きだったので、お嫁さんに選ばれるために健気に努力を積み重ね、ついにその座をつかむ。
慎二はもちろん男なんかと結婚するのは全く望んでいなくて、家のしきたりだから仕方なくという感じ。なので最初2人の間にはかなりの温度差がある。しかし、葵の健気で一途な想いに慎二はどんどんほだされ、そこに愛が芽生えていくという甘い甘いウェディングラブストーリー。

ベストセリフはこちら。新婚生活編より。
「幸せでこわい・・・ふわふわしてこわい・・・・・・」(葵)
「大丈夫・・・ずっと抱きしめててやるから」(慎二)
甘いですな~。砂吐いちゃうぐらい甘いですな~。いや~でも甘いけど、なんかいいんよね、星野リリイが描くと。


ちなみに星野リリイは受が攻を大好きで、という話を描くのが本当に上手いと思う。私はこのパターンの漫画は基本的にあまり好みではないんやけど、星野リリイは別!!なんだか、胸にキュンとくる話を描いてくれる。すごいわ~といつも感心してしまう。


補足。この本に収録されている『花婿さん』という話があるんやけど、こっちもめっちゃいい!表題とは別パターンで、お嫁さんにやってくる子が攻で、旦那さんになる子が受っていう。で、攻が受をめっちゃ好きで、というお話。続編が一冊の本にまとめられて発売されてるので、そちらも一緒に読むことをオススメしますね~。
こんばんは。りったんです。
今日は4日ぶりの仕事だったので、なんだかいつもより疲れたわ~。

『キミのとりこ』 村上左知著 双葉社 2006年

私は村上左知の漫画が何気にめっちゃ好き。ハッピーエンド好きの私のツボを上手いことついてくる。

この話ももちろんハッピーエンドで、村上左知の漫画の中でもかなり上にいく私のお気に入り。

主人公千鶴(受)は弟の友達詠(攻)の熱っぽい視線をいつも感じていた。千鶴は詠が好きなのは弟で、弟に似ているから、自分をそんな風に見るのだと思っている。恋愛なんて興味がないと思っていても、詠の視線は気になって仕方ない。
あるとき詠に恋愛相談をされた千鶴。好きな人に好きと伝えるか迷っている、どう思う?と聞かれる。そのときの熱っぽい詠の視線に欲情した千鶴は詠にキスをしてしまう。自分でもびっくりするような行動を取ってしまった千鶴は咄嗟に、おまえが好きなのは弟だろう、見てたらわかる。でも弟には好きな人がいる。だから顔が似てる俺が慰めてやったとウソを言ってしまう。
自分が詠を好きになってると気づいた千鶴。
その後、もちろん詠が好きなのは千鶴で、弟が千鶴に似ているから、弟を見るときも熱っぽい視線になっていたというオチで2人は結ばれる。

ベストセリフは詠が千鶴に
「控え目にいってみてもいい?俺千鶴さんのこと好き・・・みたい」
基本的に詠は控え目で品がよいので、無理強いとかは絶対にしない感が紳士的で素敵だった。目線とか唇の感じとかも妙にエロくていい。ついでに年下攻っていうのも、私のツボでめっちゃいい。
なので、もう少し2人の続きの話を読みたかったな~と思う。

ちなみにこの漫画の帯に、キャッチコピー的な言葉があったんやけど、これがこの漫画をすべて表現していてすごいと思った。
「とまどいの好き、ためらいのキス。」
いや~すばらしい表現だ。まさにそんな漫画だった。

この本の収録は、表題作以外は、村上左知が冬水社時代に描いていたと思われる古い作品が載っている。今の作風とはまた違うもの(あんまりBLっぽくないもの)が読める。私的には古い作品はいまいちだったけど、表題作だけでも読む価値ありなので是非一度手に取ってみてはいかがだろう。