こんばんは。りったんです。
今日は4日ぶりの仕事だったので、なんだかいつもより疲れたわ~。

『キミのとりこ』 村上左知著 双葉社 2006年

私は村上左知の漫画が何気にめっちゃ好き。ハッピーエンド好きの私のツボを上手いことついてくる。

この話ももちろんハッピーエンドで、村上左知の漫画の中でもかなり上にいく私のお気に入り。

主人公千鶴(受)は弟の友達詠(攻)の熱っぽい視線をいつも感じていた。千鶴は詠が好きなのは弟で、弟に似ているから、自分をそんな風に見るのだと思っている。恋愛なんて興味がないと思っていても、詠の視線は気になって仕方ない。
あるとき詠に恋愛相談をされた千鶴。好きな人に好きと伝えるか迷っている、どう思う?と聞かれる。そのときの熱っぽい詠の視線に欲情した千鶴は詠にキスをしてしまう。自分でもびっくりするような行動を取ってしまった千鶴は咄嗟に、おまえが好きなのは弟だろう、見てたらわかる。でも弟には好きな人がいる。だから顔が似てる俺が慰めてやったとウソを言ってしまう。
自分が詠を好きになってると気づいた千鶴。
その後、もちろん詠が好きなのは千鶴で、弟が千鶴に似ているから、弟を見るときも熱っぽい視線になっていたというオチで2人は結ばれる。

ベストセリフは詠が千鶴に
「控え目にいってみてもいい?俺千鶴さんのこと好き・・・みたい」
基本的に詠は控え目で品がよいので、無理強いとかは絶対にしない感が紳士的で素敵だった。目線とか唇の感じとかも妙にエロくていい。ついでに年下攻っていうのも、私のツボでめっちゃいい。
なので、もう少し2人の続きの話を読みたかったな~と思う。

ちなみにこの漫画の帯に、キャッチコピー的な言葉があったんやけど、これがこの漫画をすべて表現していてすごいと思った。
「とまどいの好き、ためらいのキス。」
いや~すばらしい表現だ。まさにそんな漫画だった。

この本の収録は、表題作以外は、村上左知が冬水社時代に描いていたと思われる古い作品が載っている。今の作風とはまた違うもの(あんまりBLっぽくないもの)が読める。私的には古い作品はいまいちだったけど、表題作だけでも読む価値ありなので是非一度手に取ってみてはいかがだろう。