こんばんは、やっぱり1人なヘチマです。

さて、昨夜に引き続き、「枯れない花」第2回目の感想を。
ってかネタバレバレで、これから読む人にはたいへん優しくありませんが、
大丈夫な方だけどうぞ。

『枯れない花 第2回』京山あつき HertZ.27 大洋図書 2008年




ついに今井の卒業式。
グラウンドで野球部みんなが別れを惜しむ中、今井は去っていく。
そんな今井を探しにあとからあとからやってくる女子。
「今井くんは?」と聞かれるたびに、
「もー行っちゃいましたよー」
と答える引田。
女子の悲しげな表情に、自分の言葉が残酷に響くのを感じる。

引田と今井は離れ離れになっても、電話で連絡を取り合っていた。
電話で今井は引田がもらったチョコのことについて探りを入れる。
「チョコの子なんか言って来たか?」
引田は流そうとするが、今井はしつこく聞く。

もしその女子は引田のことを好きだったら。
きっと今井の心はそんな思いでいっぱいのはず。
だけど引田はそんなことはないという風に流す。
機嫌が悪くなる今井…。

なにげないシーンなのに、今井の引田を思う気持ちが伝わってくる。

「なんで隠すんだよ」

「なんて言って来たんだよ」

今井のさりげなく追い詰める言葉。
深い愛情を感じます。

引田がバレンタインにもらった「ワイロ」チョコにこめられていたのは、
絵のモデルになってほしいという女子のお願いだった。

バットをかまえ、モデルをする引田。真剣に絵をかく女子。
そこには女心は見あたらない。

でも、きっとこのことを今井が知ったらいい気しないわ。
引田が女子の頼みを聞き、2人きり。しかも内緒で。
引田にしちゃ、絵のモデルなんて言うの恥ずかしいんやろうけど、
そんなシチュエーションは、引田に恋して、しかも離れちゃった今井には、
たまんないやろうなぁ。
今のところ今井は知らないけど、言うなら早くいったほうがいいような…。
絶対激怒しそう…。

家の外でバットをふる引田のもとに突然今井がやってくる。
ヒーローの登場はいつも突然です。

驚く引田。喜色が広がる表情がめっちゃかわいいんすよ。
そしてラストは引田のターン。

(今井さんから漂う

 男クサさに

 オレは

 この時 はっきりと

 興奮を覚えていた)

そして抱き合う2人。


この作品、ものすごくしっとりとした情緒がある。
モノクロの無声映画を見ているような、
夜の京都の白川を流れる清流のような、
静寂と静謐さと、心に訴えかける何かにあふれてる。

エッチシーンも今回はワンカットのみ。
なのに、そこには胸の奥をぎゅっとしぼられるような、
切なさがある。深い満足感。

今井と引田は今のところうまくいってるのに、
なんでだろう、悲しい未来の予感がする。
そんなの嫌だけど、この幸せは、その未来へつづくモノローグのような印象。
切ない…。この予感が外れていることを願うばかりです。
こんばんは、ヘチマです。

本日は仕事でイラッとくることが多々あったのですが、
(我慢我慢、帰ったら「枯れない花」が読めるんだから!)
と心を落ち着けていました。

そして

「枯れない花」最高でした!
とりあえず本日は第1回目から。

『枯れない花 第1回』京山あつき HertZ.26 大洋図書 2008年




もうとにかく、イイ!としか言えない。
なんと味わいのある作品なんだ!くぅ~最高だよ。

今さらやけど、京山あつきをこないだまで知らなかったことに
自分で自分を呪ったね。
「聞こえない声」「見えない星」を読んで、
ソッコー全単行本集めました。
まあ、ほかのはあんまりというか全然好みじゃなかったけど…。いまいち…。
ただ、このシリーズはメガトン級の素晴らしさです。


今井が大学の寮に入り、高校には顔を出さなくなった2月。
バレンタインデーに引田は女子からチョコをもらう。
「ワイロ」というそのチョコ。
クラスメイトにはやし立てられ、野球部ではやし立てられ、
今井にまで知られてしまう。
気になる今井だが、引田は逆に今井がチョコを貰っていないか気にしていた。
もう1か月も会ってない。
会いたいという気持ちが高まる今井、そして引田も。

「…オイ、なんかもっと話せよ…オマエの声聞きてぇんだ」

という今井さん、素敵~~!この人、ひょうひょうとしながら、
結構本音をきちんと言うとこが、並の男子じゃないっすよ。
そんなこと言われたらこっちが照れるわ!

引田も、
(ほんのひと月会ってないだけなのに――
なつかしくて泣きたくなる声――)

か、かわいい~。照れて言葉ではちゃかしちゃう引田がso cute!!
もうこのやりとりだけで、ぎゅうぎゅう胸が引きしぼられます。

今井はこれから沖縄キャンプに参加するため、
卒業式の予行も野球部の送別会も出れないという。
そして引田は野球部で、今井はキャンプで、互いにがんばる2人。

お風呂に入りながら電話を待つ引田に、遅い時間だからと電話を控える今井。
離れていても、お互いのことを思い合っています。

そして、沖縄から帰ったその足で、引田の家に行く今井。
待ちきれないように、玄関で言葉もなく抱き合う2人。
なんとも素敵な情緒あふれるシーンです。

引田を胸の中に閉じ込めるように抱きしめる今井。
今井の胸に顔をうずめるように、しっかり抱きつく引田。
お互いの深い思いが切ない。なんか泣きそうになりました…。

ちなみに、「枯れない花」は、今井が引田へのお土産に買った
ガラスの花のことのようです。かぁいいなぁ。どんな顔して買ったんやろ。
しかも沖縄土産がガラスの花って、ちょっと違いますよ、今井さん。
でもストーリー的にはぴったしなんですけどね。

ところで、これほどヘチマがさわいでも、読書倶楽部メンバーは2人ともスルー。
どうも不細工受けがいけないようで…。孤軍奮闘しております。
いや、1人でも負けないもん。だって腐ってるから!

本日、9月9日のゴロのいい日にちなんで、
ここに、京山あつき推進委員会立ち上げを宣言いたします。

メンバー随時募集中!われこそは、というお方待ってます~。
(1人にしないで…)
烏子です。最初に言っておきます。
くれぐれも、今から書くことはネタじゃない。

ノンフィクションです。

ぜってーネタだと思われることは分かってるけど、ホントなんだ!


先日通勤の為電車に乗った。

座席は割りと詰まっていたので、うろうろと探したら、一人分空いていた。


右隣の男は、ガンダムの本を熟読していた。

なんだかなあと思った。

左隣の男は、鉄道の本をガン見していた。路面図を舐めるように見ている。


すげえなあと思った。

私はその間に座った。

その瞬間、それまで聞いていた私のmp3の曲が、初音ミクに変わった。

……オタクオセロ!!


座る前まではキ○キだったんだよ、私のプレイヤー!!
そんなとこで空気読まんでいいからあああ!!!

ガノタ→腐女子→鉄

どうこの並び。コミケもびっくりだ。(笑)