こんばんは、ヘチマです。
あ~さむいさむいさむいさむいさむい。
今日一日で何回さむいと言ったかわからないほど、
本日はさむかったですね。
さて、近頃は読書の秋らしく、小説三昧であります。
胸キュン『君に届け』ではなく、BL本ですがね…。

では、「DEADLOCK」の続きです。

『DEADHEART』英田サキ 徳間書店 2007年




ついに、ユウト刑務所脱出です!
ああ~残念だ。ムショライフをもっと読みたかった…。
いやいやユウトにとってはいいことだ。でももうちょっとだけ…
なんてムショ好きとしてはムショウに名残惜しいのですが、
とにかくユウトは新たなスタートを切るのです。

FBIの働きで無実が証明され、
晴れて刑務所を出ることができたユウト。
ムショを出て初めにしたことは、ポールの墓参り。
さっそく泣きシーンです!

「ポール。こんなところにいたのか。探したぞ」

ポールを殺した罪で逮捕され、墓の場所も教えてもらえなかった
ユウト。ポールに語りかけるユウトに涙涙。はじめにこのシーンを
持ってくるなんて、にくい…。もう感動しました。
こうしてユウトはポールの死を受け入れ、
自分の過去に区切りをつける。

FBI捜査官となり、コルブスの行方を探すことになったユウト。
ネイサンの知人だったという犯罪学者のロブの協力を得て、
情報をたどって、刑務所で一緒だったネトの家を訪ねた時、
ユウトは大通を歩くひとりの男の背中に釘付けになる。

ディックに似ている!

「ディック、待って――」

しかし男は足早に立ち去っていく。
振り返って自分の姿を認めたはずなのに、
逃げていくディックにショックを受ける。

突然ユウトの携帯電話にコルブスから爆破予告が入る。
本物のネイサンが眠る墓地、全米日系人博物館…
なんとか被害を出さずに済み、
シェルガ―刑務所を運営しているスミス・バックス・カンパニーが
コルブスとつながっているのではと考えた2人は、
スミス社の社長イーガンに会うことにする。

滞在中のホテルでイーガンに話を聞き、疑惑を深める。
会談後、ホテルのロビーに降りてきたユウトは、
チェックイン中の男性の背中に目を止める。

ディックだった…。

髪の色はブラウンに染め、シルバーフレームの眼鏡をかけ、
インテリジェンスな雰囲気を漂わせ、やり手のビジネスマンといった
風貌のディック。今はスティーブ・ミュラーと名乗っていた。
ディックのつれは、イーガンの姪ジェシカで、ロブとも知り合い。
ディックがスミス社の情報を得ようとジェシカに近づいたのは
明らかだったが、自分を見知らぬ他人の目で見ることに、
目の中にも再会の喜びが少しも感じ取れなかったことに、
ショックを受けるユウト。

いやいや、ユウト、それはしょうがないよ。
だってディックはコルブスを追って隠密活動中なんだから!
目もスティーブ・ミュラーになりきってんですよ、プロなんすよ!
といいきれるのは、先を読んだからですが。
初読み時はユウトと同じ気持ち。
会いたくなかったんか?迷惑だったんか?そんな~~~!
どきどきしながら読み進めると、
そこにはユウトを追ってきたディックが!

しかしディックはユウトを責め立てる。
CIAと対立するFBIに所属するユウトを、裏切ったのかと責め、
俺を追ってきたのはあの時のセックスが忘れられないからかと責め。

ねちねちねちねち、俺様~~~~!!

でもそれはユウトのことを思った演技だった。
ディックは嫌な言葉を言うことで、ユウトとの関係を断ち切ろうと
していた。それは、コルブスを殺すためにはなんでもやる、
という強い決心を砕くほど思う、ユウトのことを忘れたかったから。

「お前に会ったらきっと決心が鈍る。わかっていたから会いたくなかったのに」

ディックのことをずっと考えていたユウト、
ユウトのことを必死で忘れようとしていたディック。
相対する2人は、今、ここで再び巡りあった。

「今だけはすべて忘れよう。互いの立場も仕事も、
これからしなくちゃいけないことも。今だけはみんな忘れて…」

刹那的に熱く抱き合う2人。

いい~。なんでこんなに感動するんだよ、エロシーンなのに!!
また明日からはお互いに敵対する立場に戻る2人。
今は、自分の気持ちに素直に、ユウトがディックがほしいという
心のままにからだを重ねるのです。

ユウトといるロブに嫉妬するディック。
ディックといるジェシカに嫉妬するユウト。
好き合っているのに、そばにいれない。

束の間の情事のあと、

「…俺とお前は、ここから先は敵同士だ」

なんて宣言しちゃうディック!

なんて切ないんだぁぁ~~~~!!
はぁはぁ。

もう英田サキ、いいよ~、いいわ~、いいですな!(三段活用)
こんな面白くって、いい話かける作家は貴重やね。
アメリカ舞台でもすでにハードル高いのに、
刑務所、FBI、CIA、カルト集団とか…もうすごすぎ。
しかも綿密にリアルに描かれてるので読み応えたっぷりです。
個人的にはシェルガ―刑務所がまた出てきたのがうれしかった。
あと、ロブがだいぶ活躍してた。
捜査に協力するのはもちろん、ユウトが本当に気持ちに気付く
きっかけを与えたり。ほんまいい奴だよ、お前!

今回も熱い男達のハードフルロマン、サイコーでした!
気がつけば、もう11月ですね。

ブログ放置どれぐらいでしょう・・・

どうもお久しぶりです、りったんです。




ヘチマっちに、ブログを任せきりで、スイマセン・・・
そして、ブログを腐らせずにしていてくれて、アリガトウ!!





最近は、まあ、仕事でいろいろありまして、なんだか疲れきった生活を送っておりました。



つつつつかれた~~!!




ちなみに土曜日は、恐らく疲れからきたであろう、知恵熱が出て、寝込んでました(笑)



疲れがすぐにでる私の体に乾杯!!
もっと体力つけねば!!







そんな日々の中、最近の私は、少女漫画週間に入っております(笑)



BLではなく、普通の少女漫画に夢中で、とある少女漫画に心癒されています(笑)




きっかけは、職場の友人が、最近めっちゃ面白い少女漫画を見つけた!
という話に始まりました。



今さら少女漫画を読んだって、この腐りきった自分に、そんな爽やかな胸のときめきなんて、感じられるわけがない!
と決めつけていたんですがね・・・




その友人が、

「絶対にいいから!胸がキュンってなるから!」


的なことを言い、あんまり薦めてくるもんだから、勢いにまかせて、大人買いしてみたら、さあ、ビックリ!!



目からウロコ!!

なんだ、この漫画は?!!

超絶私好みじゃないか!!
となったわけですよ(笑)




ちなみに私を狂わせた少女漫画はこちら。




『君に届け』 椎名軽穂 集英社 2006年~
現在7巻まで発売中。別冊マーガレットで、絶賛連載中です。
今月25日に最新刊が発売されます。




爽やか好き~!
の私を驚愕させた、
「ベストオブ爽やか」
と言うべき逸材、風早くんという男子高校生が登場するのですが、あまりの爽やかさ振り、あまりのかっこよさに、正直、久々に恋をしてしまいました(笑)





登場人物の魅力もさることながら、ストーリー展開の素晴らしさ!!

初々しい恋模様と、思わず号泣してしまうぐらいに泣ける友情模様。





なんか、どれを取っても、あまりにも好みの話すぎて、参ってしまいました。





いや~、まだ私にも、少女漫画を読んで、こんなにも清くなれる心が残っていたようですよ~。



そんな自分にびっくりの今日この頃でした(笑)





なんだ、この話・・・




こんばんは、ヘチマです。
やった~やった~やった~マン!
…すみません、小躍りするくらいうれしいことがあったもので。
ずっと探していたかわい有美子のBL小説をやっとゲットできたんです!
もう感無量っす!すみません、DEADLOCKの続きはまた今度~!

『上海金魚』かわい有美子 笠倉出版 2003年

日常がせわしなかった2003年に発売され、すっかり買い逃して
いたこの作品。評判が高くて、前々からずっと読みたかったん
ですが、どこのリアル本屋にもなく、
元値は900円ながら、アマゾンでは新本はなく中古で底値2600円と
プレミアがつき、ほかのネットショップでは取り扱われておらず、
どうしようかなぁ~と考えてはや幾星雲。
その間は登場人物がリンクしている「透過性恋愛装置」や
同人を読んで気を紛らわせていましたが、ついについに巡り会えました。
元値の2倍でも十分です。梅田のM中古書店、ありがとう!!
仕事帰りの疲れもふっとぶふっとぶ。
仕事の後は酒じゃなくて、やっぱいいBLが一番ですな。

内容は、「これこれ!かわい有美子に求めてるのはこれ!」という
私のハートにど真ん中!メンズラブで、情緒あふれまくり、
きゅん要素たっぷり、もどかしい大人の恋愛事情ばっちり。
ああ~今、幸せピンクオーラ全開です。

東京から2時間以上かかる地方の田舎町の登記所に勤める
水端悠季は、インテリア関係の会社の二代目社長である伊藤と
付き合って1年半。伊藤は妻子持ちだったが、妻とは別居間近で、
別れたら悠季と暮らしたいという言葉を信じてきた。
しかし、伊藤の誘いで上海に滞在している時、浮気を疑う妻から電話が入り、
その会話を聞いて、悠季ははっきりと自分は愛人の立場であり、
伊藤は妻と別れる気もなく、ずっと自分に嘘をついていたということを知る。

この時の悠季ちゃんが切ないんだ~。
ずっと生まれた町で暮らし、男に惹かれることを隠して生きてきたまじめな子。
かたい仕事場で、初めて母親の一周忌で身辺整理をするとして休暇を取り、
好きな男が仕事で滞在する上海にまでやってきたのに、この仕打ち…。
育ちも人あたりもいい伊藤はずるい男というわけではなく、
悠季にも妻子にも同じだけ愛情を注ぐことができる人間なのですな。
それが好きな人と一緒に仲良く生きていきたいという小さな願望を持つ
悠季には合わなかった。そりゃ割り切れないよなぁ。

そして帰国するという伊藤と決別し、上海に残って観光を続けることにした悠季。
その悠季を心配した伊藤は、仕事上の付き合いのある滝乃に世話を頼む。
たまたま上海出張中に伊藤達に会った滝乃は、
今後の仕事のためなるかもと悠季の観光に付き合うことをひきうける。
勘の鋭い滝乃は伊藤と悠季の仲を見抜いてはいたが、それにふれることなく、
暗い顔をした悠季が楽しめるようにと、いろいろな場所に連れていく。
滝乃の優しさに、悠季も日々を経るごとに気持ちが穏やかになり、
上海の街を楽しむようになっていく。

この間の2人を包む空気感がめっちゃいいんです。
見知らぬ同士が少しずつ互いのことを知り、心を開くようになるさまが
うまく描かれてる。しかも上海という異国情緒もたっぷりで、
物語に濃密感が出てる。なま温かいそよ風が心地いい感じとでも言えばいいのかな。

うちとけるようになった2人。徐々に滝乃に惹かれていく悠季。
一方ノーマルのはずの滝乃も、悠季の些細な表情や繊細できれいな心を
愛しく思い始めて…。

というお話。ストーリー的にはそんな奇抜なことはないんやけど、
穏やかな日々を経るうちに心が近づいていく過程が好きなんすよね~。
受けの悠季もオリエンタルビューティーって感じでいいんですよ。
繊細、地味、控え目、黒髪、口もとにほくろ…
ってそりゃあそそられるでしょう!

あと初エッチの時に「好き」という言葉がなかったのが個人的によかった。
やっぱ悠季はたった数日前に伊藤と別れたところだし、
普段とは違う異国だし。滝乃のことをまだ少ししか知らないし、
そんなさくさく「好き」とかいわれても、ちょっと引くもんね。

その分、帰国してから数か月後に偶然再会するまで、
2人がお互いに求め合い、もんもんとしている姿が相当胸にきます!
かわいい~。大の大人が恋に悩む姿ってなんでこんなにかわいいんやろ。
いくつになっても、恋には臆病なもんですね。

しかし、プレミア価格なんか気にせずもっと早く読めばよかった。
幾星雲前の自分、ばかばか!今すぐクリックや!

本も服と同じやね。
欲しいと思った時が買い時です!

追記)
来年は個人的にかわい有美子イヤーな予感。
1月10日に「空色スピカ」発売、
いつかわからんけど、「いとし、いとしという心」もでるそうなんですよ。
「空色スピカ」は描き下ろしで、男子校、寮、生徒会モノらしい。
久々に若者青春ものですね~。現代の高校生ものってーと、いつぶりなんやろ。
まさか「未成年。」以来か…?

「いとし~」は雑誌で読みましたが、これはよかった。
京都が舞台の老舗旅館跡取り×老舗店の跡取りという、情緒たっぷり、
着物たっぷり、京言葉たっぷりな3重においしい作品。
しかも雑誌は気になるとこで終わってたので、
発売が待ち遠しいですな。

他にもいろいろ絶版になってたのが復刊されるみたいですよ。
めっちゃ楽しみ~。
やばい、改訂とか書き下ろしとかついてたら、絶対買うで。

なんかこんなことを書いていたら、昔の作品が読みたくなってきた。
ちょっと発掘してきます~。