この世の考察 4 ~感情を根本から変える~ | 「今のこの瞬間…」ギフトとともに

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〜自分の直感に従い「今、この瞬間」を生きる〜

 

 

「感情の根本を変えてみる。」

 

前回のこの世の考察3からの続きです。

起きていることに感情をのせるから、人生が狂ったり、判断力が鈍ると言ってきました。

 

人間は感情を持っているから、それが「生きている証だ」と思う方もおられるでしょう。そして、感情がなければつまらないと思われる方も多いでしょう。そう思われる方は今までどおり感情を感じていればいいのです。

 

しかし、生きるのが辛かったり、ネガティブなことばかり考えてしまうのであれば、極論から言えば、感情を捨ててしまえばいい!のです。特に「負」の感情を持っていてはいいことはありません。さらなる「負」を引き寄せてしまします。

 

まず、喜怒哀楽の感情を根本から考えてみましょう。

 

なぜ、「辛い。悲しい。」を感じるのでしょうか。

・起きていることに傾倒しすぎているから。

・深く考えすぎているから。

・固定観念で辛い、悲しいものと決めつけているから。

・自分の感情を優先しすぎているから。 等々

 

なぜ、「怒り」を感じるのでしょうか。

・自分の嫌いなことだから。

・自分の思い通りにならないから。

・起きていることが不都合だと決めつけているから。

・被害者意識が強いから。

・自分の感情を優先しすぎているから。 等々

 

なぜ、「楽しみ」を感じるのでしょうか。

・自分の好きなことだから。

・起きていることにワクワクするから。

・起きていることが楽しいものだという観念があるから。

・ほかの人が楽しそうにしているから。

・自分の感情を優先しすぎているから。 等々

 

なぜ、「喜び」を感じるのでしょうか。

・自分の好きなことだから。

・自分の思い通りになっているから。

・自分にとって都合がいいから。

・自分の感情を優先しすぎているから。 等々

 

 

共通しているのは、自分の「思考」が影響しています。そして、目の前の出来事を感じて(受け止めて)、思考して感情に変換してしまっているのです。

 

しかし、人間は「思考」するもの。どんなに「思考」しないでおこうと思っても無理なことです。それではどうすればいいのか。

 

できるだけ、「ニュートラル」、「中立的な」感情でいることです。

 

そして、一番大事なのが感情移入していること、思考している自分に気づくことです。

 

『辛いことや悲しいことが起こっても』

できるだけその出来事に傾倒しない。起きていることは仕方がない、起こってしまったことはしょうがないと受け止める。そして、他の人の出来事であっても共感しない。表向きは共感しても、それ以上の感情移入はやめておきましょう。「冷たい」と感じる方もいると思いますが、どう共感しても当人と同じ感情になることはできませんし、自分も負の感情が強くなり、また別の負の感情を引き寄せてしまいます。

 

『怒りを感じても』

これも同じですが、起きたことはしょうがないと受け止めること。そして、他人を自分の思い通りにしたいと思わないことです。あなたの感情や観念が「すべて正しい」わけではありません。人それぞれの受け止め方もありますが、見ている現実は人それぞれによって違います。

 

『楽しみや喜びを感じても』

うれしいことは気分が高揚しいいことではあるのですが、冷静な感情や考えを見失う場合もあります。見えている喜びの世界だけしか見えなくなり、見えない部分で他人を傷つけている場合もあります。起きたことはいいことだけど、それに感情を高揚させることなく、ただ受け止めて冷静でいることが必要です。

 

 

さあ、どうでしょうか。これは本当に難しいことです。書いている私も難しいことだと思っていますし、完全に実践できてはいません。

 

ただ、感情移入したとしても、このことをわかっているのとわかっていないのでは、本来の自分に「気づくタイミング」が大きく異なってきます。

 

楽しいことや喜びに冷静でいるのは難しいかもしれませんが、辛い、悲しい、怒りについてはすぐにでも改善できる方法はたくさんあります。

 

一番大事なのは、感情移入しないため、ネガティブな情報を取り入れないこと。

手っ取り早いのはニュース、噂話に耳を傾けないことです。

できれば、世間話もやめておきましょう。

ネットの情報やSNSに没入するのもいいことではありません。

メディアの言うことは間違っていて、ネットやSNSの情報が正しい?とも言い切れません。

 

起きていることはしょうがないのです。誰も変えることはできない。それがこの世の仕組みなのです。

 

次は、この世の仕組みについて考察していきたいと思います。

 

それでは次回で。