「この世は平面を立体的に見せているホログラム」
前回から半年も間隔が空いてしまいましたが、前回まではこの世を私たちの「思考」と「感情」から見てきました。
今回は実際の物理的世界について見ていきたいと思います。
さて、みなさんに質問です。
「あなたは、今、見たり、感じたりしているこの世界が「本当の現実世界」だと思いますか?」
私はわかりません。
回答としては、おそらくこの肉体を脱ぐ(死ぬ)まで誰もわからないと思います。
誰にもわからないようにしているのがこの世の一つの「仕組み」であると思います。
ただ、確実に言えることがいくつかあります。
この3次元世界が現実世界だとは言い切れません。
99%の人は、この3次元世界が現実だと思っていますが、生まれる前のことは誰も覚えていません。そして、死んだ後のことも誰も知りません。過去から言われている霊界、天国、地獄などは、思想や過去からの言い伝えであったり、霊能者が言うこともその人が受け取っている情報が真の情報だとは、霊能者も誰も証明することはできません。感じとっている情報も見えている景色も他の存在が作り上げたものかもしれません。
そして、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感で感じることが現実だど誰が証明できるでしょうか。身体を持っていることが現実だと誰が証明できるでしょうか。
目の前に見えているものの後ろ側、自分の後方には世界は存在していると言い切れません。
テレビの画面を見ているとの同じで、視界に入っている平面は光の屈折で立体的に映し出されているだけで、写っていない自分の後方は何もないのではないかと思うことがあります。量子力学でよく言われる「観察するから存在する」、「観察するから見えている」だけなような気がしてなりません。
つまりは、ゲームの世界と同じではないかと思います。
今、考えたり、思ったりしている記憶は本当に過去から繋がっている記憶だと言い切れません。
スピリチュアルでは、時間の概念は存在しない。過去も未来も存在せず、「今」があるだけ。あるいは、時間の流れは未来からきているという話もあります。
補足すると、過去の出来事も、「今」自分が過去として、そのことを思っているだけのことであり、未来の出来事も「今」自分が未来として、そのことを思っているだけのことであり、すべて現在のことであるということです。
時間の流れが未来からきているというのは、未来は決まっていて、私たちはその未来の出来事にたどり着くために時間を進んでいるだけというものです。
私が最近、ふと考えたことは、過去と言われる情報は、書き換えられたものである可能性はないだろうかというものです。周りの人が知っているという方もいると思いますが、周りの人も自分が感じている世界も簡単に書き換えられるものだとしたらどうでしょう。
つづきは、次回で。