「愛を乞うひと」から最近のドラマ、番組を観て。 | 魅話力®️アナウンサー/コーチ

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「仕事・家庭・私とのバランス」について学ぶ内容で、0歳〜中学生のお子様を持つ母親を対象にしたコミュニケーション・心理学・コーチング・マーケティングの手法でビジネスと家族とのバランスを取り入れた、全く新しいメソッド。

原田美枝子主演の映画版をずっと前に観ている。
結婚する前なので15年以上前だと思う。


映画は1998年公開というから、その後であることは確かなのだけれど。

それこそ衝撃的過ぎて、ずっと忘れられずにいた映像。

 

今回、TBSで篠原涼子が二役主演の同名ドラマとして録画して観た。

 

虐待の連鎖。

その頃から、虐待に関することは私の中で関心事の一つになっていた。

母になり、二人の子を育てながら愛情の伝え方を学んだ。

 

心理学を勉強し、自分の過去とも向きあった。

ちなみに、私は虐待をされていたわけではない。

ただ、スキンシップに関してはあまり記憶にない。

 

アメリカのホストファミリーのママに、ギューとハグされたこと。

その表現の仕方がとても嬉しかった。

苦しいくらいに抱きしめられること。

もーっ、と言いながら笑い合うこと。

私にとって、愛情表現の一つとしてインプットされた。

 

 

そう言えば、私は2歳で留守番していたことがる。

今もその時の記憶がある。

 

兄の骨折で、病院に連れてかれて行くのがイヤで、

「留守番する?」と母に尋ねられ

「うん。」と言って、一人で自宅で留守番していたこと。

それが、何度かあったらしい。

 

そして、そのことがどれだけすごい(っていうかあり得ないけど)のか、

子育てをしていて分かる。

 

2歳児を一人で何時間も留守番させること。

数時間だったかもしれないけど。

 

私は自分に何の用事もないのに

ただただそこに連れて行かれて、

何もしないという時間に耐えられなかったのだ。

自分の意思があった。

 

まぁ、私はそういう子どもだった。

それは、エピソードの一つとして自分でも衝撃的だったので覚えている。

 

 

とにかく、誰かに受け止められて無条件に愛される。という経験が必要。

生きる上での基盤なのです。

 

 

そして、このドラマを観た時の衝撃は、虐待についてだけではなく。

その二面性に驚かされたのだった。

原田美枝子の二役がなんとも恐ろしかった。

 

同じ人が、同じ時に真逆の人間を演じていることに。

同じ作品の中で、尋常ではない虐待をする母親。胸が苦しくなる程の演技。

一方で、虐待を受けて育った娘が成長した役を。

その両面を演じる女優という仕事に、人の多面性を垣間見た気がする。

精神的にどういう割り切り方をして演じるのかと、興味を抱き、

人は皆、程度の差があれど、

日常もさまざまな側面が顔を出して生きているのだということで理解したように思う。

表面に見える性格だけが、その人ではないのだ。

 

 

そうそう、

NHKの「ねほりんぱほりん」も、興味深い。

ナンパ教室に通う男性がゲストだったのだけれど、

ナンパする感情の裏には、恋愛の仕方が分からないから。というものがあった。

本来の自分の攻撃性を抑えるために、マニュアル通りに女性を口説くと。

 

あと、

フジテレビ:香里奈主演の「嫌われる勇気」も。

本は読んでいたので、番組の構成はいいなぁと思いながら。

自分らしく生きることが、本来楽であるし、嫌われることではないんだけど。

と、根本的な部分に疑問を持ちながら。

 

他者に同調するだけの方が、意見がなくてツマラナイし、好かれる人にはならないよなぁ。と。

嫌われる、嫌われないというより、自分を大切にすることが他者を大切にすることになる。結果、好かれる。(別に好かれなくてもいいけど)

 

なんていいながら、愛される経験(自己肯定感)がないと、そういう考え方を持てるようになるのは少し時間がかかるのかな。とか。

 

ということで、私の人への興味は相変わらず尽きないのでした。

そして、コミュニケーションの在り方について益々の必要性を感じて。

 

と、録画した番組をまとめて二倍速で観た感想でした。

 

 

 

前田カオリコ

話し方プロデューサー

登録商標 魅話力
動画コンサルタント

1976年生まれ 新宿区在住
2児の母

株式会社リコラボ 代表取締役
新宿区発のママ*サークル「ブルーミング・マム」代表
新宿区子ども・子育て会議委員
2016/2017年度 新宿子育てメッセ 実行委員長
日本メンタルヘルス協会 公認心理カウンセラー