昨日テレビを見ていましたら、政治家が話をしている画面に次のようなテロップが流れました。


「この話がほごになったら私は今の立場から退きます。」


“反故”は漢字テストによく出される単語です。そしておそらく読めない大人は多いと思います。


番組構成を司る方々が、“分かりやすいニュース”というただ一点を目指すならば、平仮名で書くことが正しいかもしれません。


しかし、“国民の教育”という点ではどうでしょうか。全てのテレビ局が気を遣って読みにくい漢字をすべて平仮名で書くようにしたら…テレビだけでなくあらゆるメディアで同じことが繰り返されたら…


日本人はもう漢字の読み書きができなくなってしまうでしょう。


「日常は使わないけど、知っていれば素養となる」という単語は世の中に多いはずです。

たかが政治家がたまたま発した一言ですが、その「たまたま」の時に覚えないと素養は身につきません。


この「たまたま」を逃すことと、いわゆる「世間知らず」になってしまうことの結びつきは、さほど弱くはないのではないでしょうか。

複数枚重ねた紙を机に置き、置いた状態のまま一方向にスライドさせたいとき、どうすればいいか??

(できるだけ楽に…)


【正解】

ど真ん中の一点に人差し指だけで下向きに力を加えて押さえながら、動かしたい方向にスライドさせると、紙は合わさったままキレイに動く。


これは小学生でも感覚的に分かる単純なことだ。


けれども力の入れどころが違うとうまく動かない。


力点が端っこに行くほど紙が回転しやすくなる。


じゃあ、端っこ近くを押さえながらうまく動かすにはどうすればいか?


それはもっともっと力を入れて動かすことだ。あるいは指を全部使っても、うまくいくだろう。

こうすれば、残念なことにうまくいってしまう。そう、これは非常に残念なことだ。

それが正しいやり方だと認識してそれを続けてしまうから。


真ん中ならさほど力を入れなくても済むはずなのに、大きな力を要する。


仕事や人間関係では、自分は力の入れどころを間違って無理をしてはいないだろうか。

映画「ヒットラー」 ~最後の12日間~ を観ました


物語が進むにつれ、誰が見ても哀れな状況に陥ってゆくアドルフ・ヒットラー。

部下の視点で観ていると、その姿は「無茶を言うわがまま上司」にしか映らない。

飽き飽きする部下の顔ぶれ。


リーダーシップが強いことと、部下が満足する仕事ができることは全く別のことだ。


間違っていると分かっていて、間違ったことを行動に移してしまう部下が存在するのは、その環境を作ってしまったリーダーの責任。


風通しの良さが組織で生む成果に影響してしまうことがありありと感じられる作品でした。