昨日テレビを見ていましたら、政治家が話をしている画面に次のようなテロップが流れました。


「この話がほごになったら私は今の立場から退きます。」


“反故”は漢字テストによく出される単語です。そしておそらく読めない大人は多いと思います。


番組構成を司る方々が、“分かりやすいニュース”というただ一点を目指すならば、平仮名で書くことが正しいかもしれません。


しかし、“国民の教育”という点ではどうでしょうか。全てのテレビ局が気を遣って読みにくい漢字をすべて平仮名で書くようにしたら…テレビだけでなくあらゆるメディアで同じことが繰り返されたら…


日本人はもう漢字の読み書きができなくなってしまうでしょう。


「日常は使わないけど、知っていれば素養となる」という単語は世の中に多いはずです。

たかが政治家がたまたま発した一言ですが、その「たまたま」の時に覚えないと素養は身につきません。


この「たまたま」を逃すことと、いわゆる「世間知らず」になってしまうことの結びつきは、さほど弱くはないのではないでしょうか。