ネット記事の中に、途中で読むのをやめてしまった本のリストが載っていた。
村上春樹作品「ノルウェイの森」や「1Q84」が含まれていた。
このどちらも、村上春樹作品の中では大ベストセラーだったのに、
途中で放り投げてしまった人たちも少なからずいたんだな!!と思った。
(両作品とも、Kakiくんは大好きだった!!)
村上春樹さんの小説の中で使われているカタカナ文字(英語)は、
英和辞典で調べても、ネットで調べても、正解にはたどり着けないことが多い。
だからその答(正解)は、自分の感覚でつかんでゆくしかない。
(実はそういう作業こそが村上春樹作品の魅力なのだけれど、そういう作業
が面倒くさいと感じてしまうと、途端に放り投げたくなるのだろう)
例えば、作品の中でよく使われている「カオス」という言葉は、一般的に
使われているカオス(混乱)とは、全然異なった意味合いで使われている。
彼の言う「カオス」とは、ハッピーちゃん流に表現すると、「ボルテックス」のことだ。
「メタファー」という言葉も、本来は暗喩、隠喩という意味だが、Kakiくんは
メタファー=非現実としてとらえている。
「イデア」は、ハイヤーセルフのことだし、そんな事柄をひとつ一つ考える作業が
実に面白いところなんだけどね!!
夏目漱石作品も、途中で投げ出してしまう人が多いということのようだけれど、
Kakiくんは漱石の言わんとしていることは、実に良く分かるのだ。
ある意味、漱石とKakiくんは、極めて親密な類似性(関係性)を持っていることを
認めてしまう!!
だから、Kakiくんのことを理解しようと思えば(そんな人はいないだろうけど)
漱石を読めば、ある程度理解してもらえるかもしれない!!
ドストエフスキーの作品も、やはり多くの人が投げ出しているが、
「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」は、本当に書き出しからしばらくの間は
実につまらないことはKakiくんも認めるけれど、我慢して読み進めていくと
俄然面白い展開になるんだけどね。
残念だね!! 面白くなる直前で放り投げてしまうのは。