Kakiくんの日常 9 | blondcoco の人生相談

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朱夏世代(30代、40代)の うつや思春期特有の悩みが 得意分野です。


 ネット記事の中に、途中で読むのをやめてしまった本のリストが載っていた。

村上春樹作品「ノルウェイの森」や「1Q84」が含まれていた。

このどちらも、村上春樹作品の中では大ベストセラーだったのに、

途中で放り投げてしまった人たちも少なからずいたんだな!!と思った。

(両作品とも、Kakiくんは大好きだった!!)

村上春樹さんの小説の中で使われているカタカナ文字(英語)は、

英和辞典で調べても、ネットで調べても、正解にはたどり着けないことが多い。

だからその答(正解)は、自分の感覚でつかんでゆくしかない。

(実はそういう作業こそが村上春樹作品の魅力なのだけれど、そういう作業

が面倒くさいと感じてしまうと、途端に放り投げたくなるのだろう)

例えば、作品の中でよく使われている「カオス」という言葉は、一般的に

使われているカオス(混乱)とは、全然異なった意味合いで使われている。

彼の言う「カオス」とは、ハッピーちゃん流に表現すると、「ボルテックス」のことだ。

「メタファー」という言葉も、本来は暗喩、隠喩という意味だが、Kakiくんは

メタファー=非現実としてとらえている。

「イデア」は、ハイヤーセルフのことだし、そんな事柄をひとつ一つ考える作業が

実に面白いところなんだけどね!!


夏目漱石作品も、途中で投げ出してしまう人が多いということのようだけれど、

Kakiくんは漱石の言わんとしていることは、実に良く分かるのだ。

ある意味、漱石とKakiくんは、極めて親密な類似性(関係性)を持っていることを

認めてしまう!!

だから、Kakiくんのことを理解しようと思えば(そんな人はいないだろうけど)

漱石を読めば、ある程度理解してもらえるかもしれない!!


ドストエフスキーの作品も、やはり多くの人が投げ出しているが、

「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」は、本当に書き出しからしばらくの間は

実につまらないことはKakiくんも認めるけれど、我慢して読み進めていくと

俄然面白い展開になるんだけどね。

残念だね!! 面白くなる直前で放り投げてしまうのは。