感じたのは、全体的によりハードさ、激しく速く短い曲が際立ちを見せる中、個人的に小気味良いドラミングが随所にツボで、そして勿論RANCID特有のシンガロングなコーラスも冴え渡り、ロックンロールやロカビリーへのRANCID流のアプローチも今まで以上に見え、必殺のスカもきめ、そしてなにより拳突き上げたくなる熱さがこれでもかと伝わってくる、そんなアルバム。
中にこんな歌い出しの曲が…
レミーとジャックは年を取った 骨の髄までパンク・ロック
おそらく一昨年亡くなったmöterheadのレミー・キルミスターのことを歌ったであろうその曲のタイトルは
「SAY GOODBYE TO OUR HEROS」
この歌は パンク・ロックの英雄たちに捧げる歌
あの炎は 二倍も明るく燃えて
半分の長さで燃え尽きるんだ
あんたたちには脱帽してる
これからもそうさ
憧れの英雄に別れを言うときは
そう歌い締め括られる。
PUNK ROCK、音楽を通じたその絆、熱さ、男気、これが、そう、これこそがRANCID
ボーナストラックを除く本編ラストの曲(ちなみに17曲目!)は
「THIS IS NOT THE END」
これで終わりじゃねえ
まだだ
これで終わりじゃねえ
まだだ
終わりじゃねえ
終わりじゃねえ
そう連呼する彼ら、PUNK ROCK HEROSであるRANCIDが燃やす情熱の炎は、何倍もの明るさでこれからも燃えさかり続けるだろう。
そう確信させてくれる決意のアルバムではないかと思います。
嗚呼早くLIVEが見たい!
できればTHE INTERRUPTERSを引き連れて来日してくれないものだろうか〜!!