船木選手や高山選手といった僕のようなプロレスにあまり詳しくない人間でも知っているような有名選手から、勢いある若手選手、そして色物と言われるタイプの個性的な選手、さらに女子プロレスからはアジャコング、LiLiCoといった変わり種なレスラーや、極めつけには小学校3年生のちびっこレスラーに至るまで、あ、そして豚まん?までもが、とめちゃくちゃ幅広い、という一言のみで片付けていいものかと思えるほどの選手たちがそれぞれの見せ方、持ち味を発揮し、見せる、引き込む、笑わせる、興奮させる、とエンタテインメントの限りを尽くした熱戦、中には笑戦とでも言おうかななんでもありの戦いを繰り広げ、存分に楽しませてもらいました。
もちろん、白熱した肉体のぶつかり合い、あのドスン、バシンといった生々しい殴打の音、ファイトに魅了され、そしてお決まりの何か、決めセリフであったり、お約束的な結末、時には寸劇要素も含まれるようなことをお客さんも承知の上で一緒になって楽しむ、これぞプロレスという興行が持つ従来からの魅力というのもたっぷり味わせてもらいました。
そして、会場を後にする最後の最後まで、映像でのオチもあったりして、続きが楽しみになる、そんなDDTプロレスの惹きつけてやまない必殺技の応酬にフォールされたのでありました〜。