チープな表現でなんですが、でも、その一言が本当に一番ふさわしい言葉だと思います。
その昔、2002年に初めてポール・マッカートニーのLIVEを見れた時に覚えた感覚を、オフコースのさよならを生で聞けた時に感じました。
終演後、なんとご本人に楽屋挨拶させてもらうことができ、興奮気味にそのことを伝えると、いやそこまで、と謙遜されていましたが、本当に同じような感動を覚えました。
まず、とにかくその歌声です。
あの特徴的な高音ヴォーカルが実によく綺麗に伸びやかに出ていて、凄いなぁとつくづく思いました。
そして、その名曲の多さ。
これもあれも知ってる、口ずさめるという曲多数で、あらためてそのメロディーメイカーとしての凄さを実感しました。
さらに、コンサートのっけから張り出したステージ、設置された通路を全方位へとにかく精力的に動き回って、みんなの近くに来てくれようとする。
時にはステージから下りて、客席の間の通路を歌いながら歩くというサービスも。
それが、トータルして3時間という、とても来月69歳とは思えないそのパワフルなステージに感服しました。
あと、なんていうか、その茶目っ気があるところ…なんて僕みたいな者が言うのは大変恐縮なことではありますが、全国で撮影されたご当地紀行のVTRが流れたりしたんですが、現地の人たちと触れ合ったりしてはる姿?などがとても面白くもあって、こんないつまでも茶目っ気を持った68歳とかになりたい、憧れるなぁと思いました!
40歳までも歌ってるとか思わなかった、やめ時が分からなくなっちゃった、なんてこともMCでおっしゃっていたんですが、あの精力的なステージ、アンコール3回も応えてくれた後に、楽屋で僕たちメディア関係の人間1人1人と写真撮影までしてくださって、なんて、とにかくサービス精神、優しさ溢れる小田和正さんのコンサート、歌声は、きっとこの先まだまだ聞かせ続けてもらえることは間違いないと思った、そんなコンサートでありました。