通りかかった街中で、100円の値札が、やたらと目立つ食料品店を見付けました。こんな光景は、近頃珍しくは無いのかも知れません。
しばし思いを巡らせば、この店のオーナーは、この値札を好んで付けたとは、とても思えません。こうでもしないと売れないからが本音でしょう。
この求め易い値段は、表面的には消費者側にとって嬉しい現象かもしれません。
しかし、「風が吹けば桶屋が儲かる」 的な好ましい循環が起るとは、とても思えません。やがて「風が吹けば・・・桶屋が損する」 具合に、負のスパイラルの危惧を感じます。
やはり、適正利益を得られる値付けこそ、店のオーナーにとって好ましい事です。店のオーナーの懐具合が良くなれば、店の売り子を増やしたり、給料をアップしたりすることでしょう。
働く人の給料が増えれば、消費もどんどん増えて、物価も適正価格に向けて上昇する事でしょう。過度のインフレは経済にマイナスですが、デフレ経済は、もっと質の悪い経済環境を招きます。
早く、日本景気の回復が望まれます。今こそ、鳩山新内閣の真価が、問われようとしています。

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