今月初め、米企業がトヨタをハイブリッド技術を侵害したとして米国際貿易委員会(ITC)に訴えているようです。特許侵害裁判に発展しそうですが大変気になることです。
過去、日本のカメラメーカーのミノルタが米・ハネウェル社より特許侵害で訴えられ、敗訴したことがあります。この莫大な特許料の支払いで、ミノルタの屋台骨を揺るがしました。
一眼レフ「α-7000」の取扱い説明書
ミノルタが、1985年に一眼レフのオートフォーカスカメラ・α7000を世界に先駆けて製品化、米に向け輸出大攻勢に出ました。
1987年4月、米・ハネウェル社がミノルタを含む日本のカメラメーカーに対し、ハネウェル社が有するオートフォーカスの基本特許を侵害したとして輸入指し止めを申し立てました。ミノルタ側が莫大な特許使用料を払うことでようやく収まりました。
そのごミノルタは、2003年に「コニカ」と合併、「コニカミノルタ」としてカメラメーカー生き残りの道を模索しましたが、結局2006年に老舗カメラメーカーの座を完全に降りました。
現在、ミノルタのレンズ、α(アルファ)ブランドは、ソニーのカメラに継承されています。

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